先日、ハワイ旅行に行ってきました。今回で3度目のハワイだったのですが、いつも思うことは(特にオアフ島)私自身を含め、なんて日本人が多いのだろうということです。町を歩いていても、お店に入っても、日本語が聞こえてきます。英語の話せない私にとっては有り難いことではありますが、あまりに日本語が飛び交っているとまだ日本にいるような気にもなってしまいました。
なぜこんなにも日本に人気があるのだろうか?きっと日本の大半の冬は寒く、夏は蒸し暑いという環境にいる私たちにとって、一年を通して気温が20 度を超え、日本の夏よりも湿度が少なく過ごし易い爽やかな暑さのハワイは魅力的なのでしょう。また、現地の人々がとても陽気でおもしろく、穏やかに時間が過ぎて行くように感じられることも、仕事に追われ忙しなく過ごしている日常から開放されて、リラックスででるのだろうとも思いました。
私のハワイで楽しみにしていることの一つに色々な植物を観ることがあります。何気なく歩いている時に目に止まる植物って意外とおもしろいものが多いような気がします。ハイビスカスやプルメリアなどの花も多くありましたが、今回私が一番気になった植物は、モンステラという植物です。 名前とハワイアンキルトなどで良く描かれる柄の一つだということは知っていましたが、いままで名前と形が一致していませんでした.
モンステラ
1枚1枚の葉が大きく、両サイドに切れ込みがあるという特徴的な形と、“ モンスター”に似た名前に興味がわきました。調べてみると、モンステラとはサトイモ科の植物で、ラテン語の「モンストラム(異・怪物)」からきているそうです。モンステラの仲間は、25 ~ 40 種類あり、切れ込みのある葉を持っているものと、切れ込みがないものとがあります。
また、同じくサトイモ科によく見られる現象の1つとして、時々、葉の先端にしずくをつくることがあることから、ハワイ語では「水が湧き出る」という意味もあるようです。きっとハワイアンキルトに描かれているのもこの意味にちなんでのことなのでしょうね。
買い物したり、その土地の食べ物を食べたりするのも、もちろん楽しいのですが、植物からも訪れた土地のことを見るのもおもしろいですね。