今年は特に猛暑といわれ、朝晩、涼しくなるのが信じられないような気がします。
秋から冬にかけ、季節が着実に移り変わるのを感じる今日この頃です。
特にこの時期は「冷え」が気になってきます。背中や腰が冷え、手足の先がなかなか温まらないと、無意識に体を丸めてしまうものです。
冷え性は、女性に多くみられる症状で、手足が冷たい、腰が冷えるといった症状の他に、頭痛、肩こり、腰痛、月経痛やイライラなど、人によってさまざまな症状を伴うことが多いようです。
主に血液の流れを調節している自律神経の働きが乱れることが原因で引き起こされます。それによって血行が悪くなり、特に血管の少ない末端の手足や腰に血液が行き渡らなくなることから、冷たく冷えるのです。
改善するには、体を温めて血液の循環をよくすること。
それには入浴、運動、栄養バランスのとれた食事を心がけることが大切です。
体の保温に欠かせないタンパク質、血液の流れをよくするビタミンE、末梢神経の働きを高めるビタミンBとC、増血を助ける鉄分などは、積極的に摂取することが重要です。
逆に冷たいものの摂りすぎは要注意。
飲み物などもなるべく常温、あるいは温かくして飲むことです。
また自律神経の働きを乱さないように、できるだけ規則正しい生活を心がけ、ストレスをためないようにすることです。
それでも足らないと感じるときには、ツボを利用してみてはいかがですか?
今回、ご紹介するツボは、血液の循環を促す効果のある湧泉(ゆうせん)、自律神経を整え血行を良くする血海(けっかい)、三陰交(さんいんこう)です。
◆ 湧 泉・・・エネルギーが泉のように湧いてくるという意味を持ち、刺激すると血液の流れが良くなり、下半身を温めたいとき使用。足の指を内側に曲げるとポコンとくぼむ部分のツボ。
◆ 三陰交・・・「女性の三里」と言われ、三つのエネルギ ーが交わるところ。足の内くるぶしから指4本分上、骨の後ろ側にあるツボ。
◆ 血 海・・・血液の新陳代謝を改善し血行を良くするツボ、むくみ、生理痛にも効果があるとされる。足を伸ばし、膝の内側にくぼみの上、筋肉の盛り上がり部分にあるツボ。