大人気“ ニーハオ星星”の仲間が、上野動物園にやってきました。
今回来日したのは2頭のつがい、比力(ビーリー;雄)と仙女(シィエンニュ;雌)。2頭の出身地は、中国四川省にある臥龍中国パンダ保護研究センター、ここではパンダの人工繁殖と保護に関する研究を行っているそうです。
「生きている化石」と呼ばれるほどパンダは絶滅に瀕している希少動物で、四川省と一部甘粛省、陝西省の高山地域にのみ生息が確認されています。それ故、中国ではパンダは国の宝であり、貴重な遺産であると言われているのですね。ちなみに四川省は、弊社の冠元顆粒の故郷でもあります。
日中友好のシンボルでもあるパンダを、東京都が多額のお金を払って10 年間レンタルすることに関しては賛否両論、様々な意見があります。日中の外交にパンダが利用されるのならば、パンダのイメージを壊すようで残念な感じですが、これを機に、日本人も中国人も、互いの国や文化、歴史などについて興味を持ち、尊重し合えれば2頭のパンダも大喜びのはずです。
私達が毎日お世話になっている漢方薬の原料のほとんどが中国で生産されたものです。私達の健康を支えているのは漢方薬であり、その元となる生薬を栽培し生産している中国の人々であるとも言えます。
パンダ来日の出来事をきっかけに、私は中国の人々に日々“ 感謝”しなければならないことを強く感じています。そして上野にはるばるやってきた2頭に、ぜひ一度会いに行きたいです。