今日は、良い睡眠の助けとなるような、‘香り’についてご紹介したいと思います。
~香りのメカニズム~
香りの成分は欲求や、感情などに深く関わる大脳辺縁系に直接伝わります。
さらに視床下部へ伝わり、自律神経や内分泌系、免疫系に働きかけ、心身に影響していきます。
香りで気持ちが落ち着き、心身のバランスを取り戻すきっかけになるのは、香りが記憶と結びつき潜在意識に働きかけてヒーリング効果をもたらしたり、香りの成分の情報が、脳による神経伝達物質の放出に関わるからだと考えられています。
~中医アロマであなたに合う香りを~
中医アロマとは、香りを選ぶ際に、中医学の知恵を使っていくというものです。
漢方薬を選ぶように、一人一人の体質を見て香りを選んでいきます。

~タイプ別:眠りにおススメの香り~
あなたはどのタイプ?
①くよくよタイプ(心脾両虚)…疲労・夢が多い、食欲不振、寝つきが悪い
☆ラベンダー、スイートマジョラム
②ストレスタイプ(肝気鬱結)…イライラして眠れない、目が充血している、
脇や胸や張る、寝つきが悪い、夢が多い
☆ベルガモット、カモミールローマン、スイートオレンジ
③老化タイプ(心腎不交)…手足が熱っぽい、更年期障害、寝汗、口が渇く、
物忘れ、腰痛
☆ローズウッド、ゼラニウム、シダ- ウッド
~アロマを気軽に実践~
最後に、気軽にできるお薦めの方法をご紹介致します。
◆寝室でもアロマを…
枕の横に好きなオイルを1滴、ティッシュに含ませてみてください。
直接枕カバーにたらすとしみになることがあるので、ティッシュがオススメです。
◆ぬるめのアロマバスでリラックス
好きなオイルを計5滴、岩塩大さじ1または牛乳300ccに垂らして、お風呂に混ぜ入れます。
お湯が熱い場合は交感神経が興奮して眠れなくなることがありますので、湯温は38℃くらいがオススメです。