最近、世間を賑わせている食品の一つが“ 塩麹”。
塩麹という言葉を見たり聞いたりしない日がないくらいの話題になりました。
家でも手軽に作れることからスーパーでは麹が売り切れ、
レシピ集では塩麹を使った様々なバリエーションの料理が紹介され、
いまだ検索数1位を保っている携帯サイトあるくらいです。
そもそも麹といえば日本に古くからある発酵食品の一つであり、
野菜やお魚などを漬けたり、ミソやお酒を造る際にも用いられてきました。
材料は、塩と麹と水。シンプルですね。
麹は米や大豆などに麹菌を加えて造られています。
塩麹は発酵食品ということで、腸の働きを調整し助けてくれる、
いわば和製の乳酸菌ともいわれています。
ヨーグルトでも変わらなかったお通じが、塩麹で改善した例もあります。
中医学的に考えてもやはり、胃腸に良く働くと考えられます。
それぞれの国や地域で昔から食べられてきた物は、
その土地の気候や人に適している事が多くあります。
やはり日本人には和の食品が合っているのでしょ。
医食同源ともいいますように体調管理には食べるものも重要ですね。
下の表は、中医学的見方をしたものです。
性味とはそれぞれの食材が体を温めるタイプか冷やすタイプか分けたもの。
帰経は主に作用する場所と考えてください。
食材名 性味 帰経
塩 寒 胃、腎、大腸、小腸
水 涼 五臓六腑
麹(米) 温 脾胃