
植物に詳しいイスクラ産業大野社長もご同行して頂き、
普段何気なく見過ごしている植物や薬草をじっくり観察してきました。
ここでは国の薬務行政の一環として、
薬用植物を集めて栽培し、
試験研究をしています。
漢方薬の原料である生薬もあちこちで栽培されています。
生薬をはじめ、植物はすべて○○科という科で分類されていますが、
様々な特徴があることを大野社長より教えていただきました。
例えば、シソ科の植物。
例えば、生薬では黄 (おうごん:シソ科コガネバナの根)があり、

清熱・燥湿・解毒・安胎の働きがあります。
体の中の余分な熱による様々な症状をとります。
シソ科の植物は、身近な食用の植物も多く、
紫蘇をはじめハーブでもおなじみの
バジル、ミント、セージ、ローズマリー、タイム、オレガノなどもこの仲間です。
さて、シソ科植物の主な特徴は・・
① 葉が十字に対についている(十字対生)
② 花弁が唇の形(“ くちびるばな科”と呼ばれたこともあったとか)
③ 茎が丸くない(正方形のものが多い)
④ 雄しべ4本のうち2本が長い(二強雄ずい)今まで何気なく見ていた植物。
ご自宅でガーデニングをされている方は、ぜひもう一度よーく観察してみてください。

上記の特徴をしっかり捉えていることが確認できると思いますよ。
他にも、マメ科(例えば甘草)、キク科(茵陳蒿)、セリ科(柴胡)、ウコギ科(独活)などなど、
漢方薬に入っている生薬の特徴を色々と学びました。
あなたが普段ご愛用されている漢方薬の生薬もきっとあるはず!少し涼しい季節に訪れてみるのもお勧めです。
東京都薬用植物園 http://www.tokyo-eiken.go.jp/lb_iyaku/plant/