不妊症専門講座スクリーニング、日曜日は、西洋・東洋最新の不妊治療に関しての講演会でした。

西洋医学に関しては、佐藤考道先生による、講演。
佐藤先生は東京大学講師・病棟医長、虎ノ門病院産婦人科部長、聖路加国際病院 女性総合診察部部長・生殖医療センター長もされていらっしゃるというご経歴です。
現在、日本カウンセリング学会の理事も務められていらっしゃいます。いつも私たちに、最新の不妊治療を教えてくださいます。
女性の年齢による、出産時のリスク、妊娠率はもちろん、男性の年齢による妊娠率の変化などデータで示してくださいました。
一般的によく、35歳以上は妊娠率がさがるといわれていますが、先生のお話によると30歳を過ぎたあたりから、統計をとるとゆるやかではありますが妊娠する可能性は低下してくるということでした。

その他にも最新の治療に関する事例を沢山お話しいただき、大変勉強になりました。
東洋医学に関しては、中国からいらしてくださった、南京中医薬大学付属病院生殖医学科の談勇教授による講演。談勇先生は、不妊症周期調節法を最初に考案された、夏桂成先生とご一緒に研究されていらっしゃる方です。台湾での学会の帰りというお忙しい日程の中、私たちのために日本に来てくださいました。中国での最新治療を教えていただきました。
日本では2000年では、ART(高度生殖医療)での出生児数は、2000年では、1.00%に対して、2010年では、2.70%になっているというデータが日本産婦人科学会により発表されています。
30人に一人はIVF(体外受精)などにより産まれている計算です。最新の医療の技術をもってしても、46歳での出産率は、0.3%です。1000人チャレンジして3人という数字。佐藤先生によると、チャレンジしている1000人もホルモン値など条件のいい方ということです。
0.3%という現実的には非常に難しい数字ではありますが、当店にも、45歳、46歳で妊娠・無事出産されたお客様がいらっしゃいます。あきらめず、漢方の力を信じて頑張ってくださった方でした。
漢方を信じて、私たちを信じてがんばっていらっしゃるお客様の為にも、これからも一生懸命勉強していかないとと思う毎日です。