みね子こと @峰村です。
イスクラ薬局では、中医師の先生方が定期的に漢方相談にいらしています。
ここ日本橋店でも曜日ごとにそれぞれ専門の先生がいらっしゃり、事前にご予約をいただきご相談をお受けしています。
https://www.ikanpo.jp/nihonbashi/lecturer/
毎週金曜日の午後、お店の一番奥の席で『老中医』(中国でベテラン先生の意味)の張振東先生が相談を行っています。
胃腸系、また不眠や自律神経失調症の相談が多く、漢方だけではなく、養生をはじめ、物事の見方や考え方などもお話し下さいます。お客様の多くが人生相談になってしまうのもうなずけます。

先生はいつも相談の最後にお客様へ、手書きの『お薬飲み方表』をお渡しになりますが、その下に、養生の注意事項を書き加えています。生活習慣の注意事項から心の持ち方まで、その時、その方に必要な言葉が書かれています。
私たちは先生の処方をもとにお薬を用意しますので、その言葉を目にすることができるのですが、つい忘れがちでいた心の持ち方を「そうだなぁ」と毎回納得するのです。

『良いことを探し 毎日よく笑うこと 1日3回大笑いすること』
中医学では『七情』といって、喜・怒・思・憂・悲・恐・驚の7つの感情を五臓に照らし合わせ、それぞれの感情がどのように身体に影響をもたらしているかを診ていく方法があります。
『喜』は五臓の中の『心』と関係します。
『心』には『血脈を司る』という血液を身体の隅々へ運行・栄養させる働きと、『神志を司る』といって『心』は精神・意識・思慮を表すという考え方があり、また『喜は心の志』といって、『心』の働きが精神情緒に深く関わっていることを表しています。
一般的に、ウキウキ・ワクワクするなど心が『喜ぶ』ということは、心に良い刺激を与え、『血脈を司る』という生理機能に良い効果を与えることと考えます。
良いこと、嬉しいことや楽しいことがあると人は自然と笑顔になれますね。
大人になって、毎日忙しく日々を過ごしていると、気づけば笑顔になることも少なくなってきてしまうのかもしれません。
でも『笑うこと』『笑顔になること』が、心と身体に良い栄養を与え、充実した日常を送れるのであれば、意識するだけで健康になれる、こんな養生方法はぜひ取り入れていきたいと思いますよね!

https://www.ikanpo.jp/nihonbashi/2013/01/01/%E5%BC%B5%E5%85%88%E7%94%9F%E3%81%AB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F/