ブログ日記BLOG
【生理の時に鎮痛剤を手放せないアナタへ】
こんにちは☆柳沢です。今日は、多くの女性を悩ませる月経痛についてのお話です。みなさんは、生理痛が辛くて鎮痛剤が手放せない…ということはありますか?(私はそうでした…)
中医学では痛みのある月経を「痛経」と呼び、「月経痛」は”ない“のが正常な状態と考えます。健康な月経の基本を踏まえると、月経痛があるというのは、体からのSOSかもしれません。タイプ別の養生法を載せますので、気になる方はぜひチェックしてくださいね。(^O^)
○痛みが強くて、市販の鎮痛剤では効かない
○動けない程痛みがひどい
○年々痛みが酷くなっている、という方は、子宮内膜症、腺筋症など、婦人科疾患が潜んでいる可能性もありますので、要注意です!
月経は、健康のバロメーターですので、ぜひ一度チェックしてくださいね☆
『う~ん。見ても自分のタイプがよくわからない。』『漢方はちょっと敷居が高い…』というアナタ。現在薬局では無料カウンセリングキャンペーン中です☆(ご予約制)タイプ別のオススメ食材・養生法などをお伝えしています♪よろしければぜひご利用ください☆☆詳しくはコチラ→http://bit.ly/1GruD5R
これからの季節は“寒邪“の影響を受けやすい季節です。冬の寒さ、冷たい飲食物は体を冷やしてしまいます。体が寒邪の影響をうけないように、暖かい服装でお出かけくださいね。また体温より低いものはできるだけ控えてくださいね(^^)
2014/12/17
12月8日から☆福引開始です!
こんにちは☆柳沢です。
来週の月曜日から、福引が始まります!1万円以上(税抜き)ごとに1回景品があたります(^O^)1等~5等まであり、はずれなしです!
来週の月曜からに向けて、福引の準備をすすめております☆まだディスプレイは準備中ですが、ちょこっと先取りでご紹介しちゃいます☆
1等は、大人気の美肌にもおすすすめのサプリメントor美容クリームが合計6本☆
回数制限はないので、12月8日(月)~12月26日(金)まで何度でも当選のチャンスがあります♪ぜひぜひ、当たていってくださいね♪お待ちしております。
2014/12/05
シナモンの知られざる力
こんにちは。店長の櫻井です。11月もそろそろ終わりで、店内もクリスマス装飾に変更で、シンシンもクリスマス仕様です。
この時期は一年でもバタバタと忙しさに追われますが、いくつになってもちょっとウキウキしてしまいます。さて、寒さもそろそろ身にしみてくるようになりましたね。ということで今日は、寒さ対策におすすめ【シナモン】のお話をしましょう。
冷えだけじゃなく、アンチエイジングにもシナモン
日本人にとっては、「ニッキ」という方が親しみがあるかもしれません。このニッキと言うのは、生薬の「肉桂(にっけい)」という名前から来た様です。生八ツ橋を食べると、独特な香りが口の中に広がりますが、あれがニッキ、シナモンの香りです。
最近の研究から、シナモンには、傷ついた毛細血管を修復してくれる力があり、シミやシワ、たるみの予防など、肌の老化現象に対して効果があるほか、血行を促進することから抜け毛の予防や育毛効果もあるなど、そのアンチエイジング効果に注目が集まっています。シナモンの香りにはまた、脳の記憶能力を高めてくれる作用が確認されていたり、虫除け効果もあるそうです。さらにダイエット効果、コレステロール降下、鎮痛効果などもあるようで、只者ではありません。
シナモン(肉桂)の中医学的効能
冷え対策には生姜がなんとも人気ですが、シナモンもまた、体を温めてくれる生薬の代表です。前途の通りシナモンは、【肉桂】、又は【桂皮(けいひ)】と言って、クスノキ科、カシアの樹皮のことを指します。似たものに【桂枝(けいし)】という生薬がありますが、これは同じ植物の細い枝の事で、温熱作用は肉桂に劣ります。また、前出の生姜は発汗作用を持っており、生姜が一気に温めてパッと発汗させるイメージに比べ、肉桂は、体の奥からじんわりしっかり温めるイメージです。
肉桂は【温裏薬】と言って、お腹の冷えを改善してくれる生薬です。中医学では主に体の奥からくる冷え、食欲不振、温める力の弱い方の手足の冷えや、頻尿、足腰に力が入らない、お腹の冷えや泥状便、冷えからくる生理痛、腰痛などによく使われています。
【肉桂】
性味: 辛、甘/大熱
帰経: 肝、腎、心、脾、胃
効能: 補火助陽、散寒止痛、温痛経脈
肉桂の性味は辛熱、腎陽を補う主薬である。
注意: 陰虚火旺、実熱証、血熱妄行および妊娠中の婦人には禁忌である。
Cinnamon – Spice Related (Free stock photo) / trophygeek
シナモンを使ったレシピ
シナモンには体を温めてくれる力があるので寒くなるこれからの季節に是非取り入れたい食材です。今日はスパイシーな香りがくせになる【チャイ】をご紹介します。薬膳的な視点から、低カフェインで、とってもヘルシーなほうじ茶と豆乳で作るチャイの作り方を載せてみました。低カフェインなので、夜に飲むのもオススメ。ちょっと濃い目に入れた方が美味しいですよ。
【豆乳とほうじ茶とシナモンで作るチャイ】
材料 2人分
シナモンスティック・・・1本
水・・・・・・・・・・・1カップ
豆乳・・・・・・・・・・1カップ
ショウガ・・・・・・・・スライス2~3枚
ほうじ茶・・・・・・・・大さじ2~3
黒砂糖又は蜂蜜・・・・・大さじ1~2をお好みで。
作り方
1. 小鍋に水、半分に折ったシナモン、生姜スライス(あれば乾燥したもの)、ほうじ茶を入れて火にかけます。
2. 沸騰したら豆乳と黒砂糖を加え、弱火~とろ火で2、3分ゆっくり加熱します。
3. 茶こしで濾したら完成です。
ふわっと温かとっても美味しいほうじ茶豆乳チャイの出来上がりです。
*本場のチャイにはシナモンと生姜の他、カルダモンも入ってます。
【その他の簡単レシピ】
【ホットワイン】
温めたワインにシナモンスティックを入れるだけでもよし。
本格的に作るには、赤ワイン1本を鍋に開けて、りんご2個、オレンジ1個をスライスして、シナモンスティックを1本入れて、お好みの量の蜂蜜や黒砂糖を入れて、できれば落し蓋をして、とろっとするまで煮て完成。アルコールを飛ばすので、お子様も飲めるかな?スパイスはカルダモン、スターアニスを加えてもいいですよ。これはドイツでクリスマス時期に飲まれる「グリューワイン」と呼ばれる飲み物です。
簡単レシピは、耐熱容器に赤ワイン150mlとオレンジジュース50mlとシナモンパウダーと砂糖お好みを入れてレンジで40秒ぐらい加熱すれば完成です。
A Mug of Cherry Gluhwein / Smabs Sputzer
【アップルシナモン】
1. りんごを適当にスライスして、キッチンペーパーで水気を取ります。
2. 深めの鍋に弱火でバターを溶かし、その中にスライスりんごを投入。
3. シナモンスティック、生姜スライス、またはみじん切りの生姜を入れ、黒砂糖(蜂蜜)をまぶして、両面をしっかり目に焼きあげれば完成です。
少ない量ならフライパンでも出来ますよ~
Apple Butter / whitneyinchicago
日本ではあまり得意ではなかったニッキですが、アメリカに居た頃、シナモンロールのあの甘い香りにやられてしまい、大好きになりました。クリスマスが近くなると、アメリカではジンジャークッキーやアップルシナモンの香りが街に漂い初めます。今思い返してみれば、あれは薬膳的な要素が入っていたんですね。
シナモンは、お腹の冷えや虚弱状態の方に是非取り入れていただきたいスパイスですが、漢方で使われる強い肉桂は、妊娠初期や授乳中は避けたほうが良い場合がありますので、飲まれる前に専門家(漢方薬局や薬店など)にご相談ください。食品に入ってるもので、普通に食べているだけならまず心配ありません。これから寒くなる季節、シナモンの力をちょっと借りて、快適に過ごしましょう。
2014/11/28
冬に鮭がオススメな訳【あったか粕汁レシピ付き】
こんにちは。櫻井です。これからどんどん寒くなってきますが、皆様養生してますか?今日はそんな冬の到来を控えたこの季節におすすめの「鮭」のお話と体の中から温まる【粕汁】レシピを紹介したいと思います。
鮭は不思議な魚
鮭は川で産卵・孵化し、海で数年(1-6年)すごしたのち、生まれた川に遡上してくる珍しい魚、、っと言うのはもちろん皆様ご存知の通りです。鮭の生態についてはわからないことが多く、なぜ海に出るのか、なぜ生まれた川がわかるのかなどは、諸説様々有りますが、まだほとんどが解明されていません。
私が育った北海道の田舎では、鮭やマスの遡上はこの時期の風物詩です。海に近い大きな川では、あっちこっちで鮭がはねている光景がみられます。私が住んでいた田舎の小さな川にも鮭やマスが上がってきます。めちゃくちゃ上がってきます。それはもう手づかみで簡単に捕れるぐらい大量に上がってきます。足を川に入れるとぬるぬるあたって気持ちわるいぐらい上がってくるんですが、それでも、禁止されている場所では捕ってはいけません。
Lax (Salmon) / Peber the Swede
鮭の産卵は命がけ
鮭は生まれた川を上って産卵します。そのあいだ一切食べ物を口にしません。上流の産卵に適した場所に着いたらつがいになり、川底を尾びれで深く掘り穴を作ってその中に産卵します。そしてその後、息絶えます。この一連の映像を北海道で育った方は学校で一度は見せられたことがあるのではないでしょうか。
北海道の山間の川では、時期になるとヒレが白くぼろぼろになった鮭がたくさん浮いています。それらは熊や鳥たちの大雪な蛋白源になります。北海道では産卵後の鮭を「ほっちゃれ」と言います。絶食と、命を失う程の運動のため、脂肪は抜けきっていて、あまりおいしいとは言えませんが、アイヌではこのほっちゃれを選んで捕っていたという話も聞きます。保存がしやすかったと言われていますが、限りある自然を護る意味もあったのではないかと思います。
食べておいしいのはやはり遡上したてか、海にいる白子や筋子が入っている鮭です。ちなみに筋子は鮭の卵巣膜に入ったそのままのもので、つながった状態の卵のこと。イクラはそれをバラバラにしたものです。ちなみに「イクラ」はロシア語で「魚卵」を指す言葉です。
捨てるところがない鮭
鮭の身や筋子はもちろんおいしいですが、珍しい料理として頭の軟骨をスライスした「氷頭なます(ひずなます)」という食べ方もあります。鮭の頭部を薄く切って塩でもんで、酢で洗い、また酢につけてたものです。祝い事に食べられます。こりこりとした食感がおいしいらしいですが、両親が関西人という似非道産子の私の家の食卓には出てきたことは有りませんでした。鮭は捨てるところがないと言われます。鮭の皮は、アイヌでは装飾として、布の代わりに使われ、服や靴などもつくれられていたようです。
鮭を中医学的に見てみると
温性で、主に胃腸を温めてくれます。体内の水はけを良くして、むくみを改善したり、「血」を増やし流れを良くして冷えを改善する力があり、冬場にはおすすめの食材です。コラーゲンが大好きなご婦人方には鮭の皮も一緒に食べることをお勧めします。
鮭の身は赤いですが、実際には白身魚に分類されます。あの赤い色はエサの甲殻類の色素が要因のようで、フラミンゴと同じ原理です。卵が赤いのも同じ理由です。この色素はアスタキサンチンと呼ばれ、抗酸化作用が高く、最近注目されている成分の一つです。さらに鮭にはDHAやEPAが多く含まれています。これらの脂肪酸は動脈硬化、心筋梗塞・脳梗塞、糖尿病などに予防効果が高いと言われ、生活習慣病予防にはぴったりの食材です。
鮭の薬膳 【粕汁】
鮭はそのままでも体を温め、元気にしてくれる食材ですが、ここではその効果を更に高めるために、同じく体を中から温めてくれる酒粕と一緒に粕汁にしてみましょう。イメージ的には豚汁の代わりに鮭を入れて酒粕を足すだけで、とっても簡単です。是非お試しください。
【材料】
・ 鮭(生でも甘塩でも) 大きい2切れ
・ 酒粕 150~200g
・ みそ 大さじ3
・ 大根 1/2本
・ 人参 1本
・ 竹輪 3本
・ こんにゃく 1/2枚
・ ごぼう 好きなだけ
・ 薄揚げ 1枚
・ ねぎ 適量
【作り方】
1. さけは食べやすい大きさに切って、熱湯をかけて臭みを抜きます。生のものは塩をかけて10分ぐらい置いてから。
2. たわしでこすって皮をとった牛蒡を3mmぐらいの小口にするか、袈裟斬りにして水にさらしてアクを抜きます。葱は小口に切って、熱湯で油を切った薄揚げは1cm幅の短冊に。大根、人参は細めの拍子木切りか銀杏切りでこんにゃくはひと口大に。竹輪も4mmぐらいの輪切りに。
3. 鍋にだし汁(水1100ccにだしの素小さじ2)を準備し、沸騰させます。もちろん昆布で出汁をとっても良いです。
4. 具材を全部加えて、10分ほどアクを取りながら煮ます。
5. 酒粕、みそをボウルに入れ溶かし、鍋に入れて軽く煮る。
6. 薄揚げを加えてさっと煮る。
7. 器に盛り、ねぎをのせる。
Sake cake and pork soup (Kasu jiru) / pelican
【鮭】
【性味/帰経】 温、甘/脾、胃
【働き】
1.健脾温胃和中:胃腸の調子を整えて、食欲不振や腹部の冷えを良くする
2.補益気血:気や血を補い、疲れをとる。眩暈や浮腫、下痢などを癒やす
【酒粕】
【性味/帰経】 温、辛・甘/脾
【働き】
補気活血:血を補い、体を中から温め、血のめぐりを良くする。
外からも内からも温めよう
いくら防寒に気を使って、いつもよりたくさん服を着て、家の中でも靴下を穿いていても冷えは体に忍び寄ります。そんな時は自然の力を借りて、身体を中から温め、寒さに備えることが大雪です。自然は、その季節季節の厳しさを緩和してくれる食材をいつも提供してくれています。冬は寒さと乾燥に気をつけなくてはいけないので、食材を選ぶ基準は、温めてくれるもの、潤いを補ってくれるものを中心として、冷やすものはできるだけ取らないようにしましょう。
2014/11/21