イスクラ薬局(東京)

ブログ日記 | イスクラ薬局 中野店BLOG

ブログ日記BLOG

「冷や汁」デビューしました

こんにちは。大森です。

立秋も過ぎ、今日は処暑。
暑さが峠を過ぎ後退し始める頃だそうです。
確かに、朝晩は多少秋の気配が漂う気がしないでもない。
でも日中はまだまだ暑いですね。

私事ですが、この夏は、「冷や汁」デビューしました。
冷や汁の名前は知っていたものの、今まで機会がなくて。

検索してみたところ、
・冷や汁は宮崎県と埼玉県が有名。
・宮崎は焼魚ほぐし身入り。ご飯にかけて食べる。
・埼玉は焼魚ほぐし身なし。麺の付け汁として食べる。

ざっくりとこんな違いがあるようです。

そこで、「つけ麺風冷や汁」を作ってみました。
味噌に焦げ目をつけるのは面倒なので省略。
麦味噌なかったので白味噌で代用。
宮崎スタイルは、汁にアジなど焼いてほぐしたものを入れるらしいですが、今回は鯛の塩焼きをほぐして別添にしてみました。
味変用のすだちと七味も添えて、さあ実食!

食べてビックリ!
なにこれ?
冷や汁ってこんなに美味しいの!?
さっぱりして口当たりが良く、野菜たっぷり、タンパク質も摂れる!

それに材料を薬膳的にみてもバランスがいいんです。
みょうが・生姜・大葉などの薬味は辛味温性なので、体の湿気を飛ばしてくれます。
オクラ・キュウリ・すだち・豆腐は脾胃に入って、熱を冷まし、乾燥を潤し、水はけをよくします。
鯛・味噌はおなかの調子を整え、元気をつけます。
さっぱりしているけど、冷やしすぎない組み合わせになってます。

まだしばらく蒸し暑いと思うので、当分の間は冷や汁メニューが活躍してくれそうです。

【材料】2人分
焼き魚の身 … 約1/2~1尾分
きゅうり … 1本
オクラ…3,4本
木綿豆腐 … 1/4丁ほど
大葉 … 3~4枚
みょうが … 1個
生姜…スライス3,4枚
白いりごま(またはすりごま) … 小さじ1~2
胡麻ペーストチューブ … 2cm
冷たいだし汁(※) … 360m(何の出汁でもいいので濃目に)
白味噌 … 大さじ2

【準備】
① 出汁は濃くとり、十分冷やしておく。
② 魚は焼いてほぐす。小骨までしっかりとる。
③ 豆腐は水切りしておく。

【作り方】
①きゅうりは両端を切り落として小口切りにし、塩少々(分量外)をまぶして5分おき、水気を軽く絞る。
②オクラは小口切りにして塩水に浸ける。
③薬味を準備する。大葉はせん切り、みょうがは輪切りにし、水にさらしてザルに揚げる。
生姜は出来るだけ細い千切りにする。
④すり鉢に味噌と胡麻ペースト(チューブ2cm)を入れ出汁を少しずつ加えすり混ぜる。
⑤しぼったきゅうりと薬味類、水を切ったオクラ、豆腐(手でちぎりながら)を入れ、胡麻を振る。
⑥味変用に、すだち、七味・魚のほぐし身を添える。
⑦麺を茹で、よく水でしめて皿に盛る。

2024/08/22

暑さに弱い人とは??③

こんにちは、北です。
少しだけ暑さが和らいだような8月上旬ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて今回は③「湿気に弱いと??」です!

暑さに弱い人①では、「熱+湿気に弱い人が暑さに弱い」というお話をしました。
以前のブログ記事でも書いてある通り、「内湿(ないしつ)が溜まっている人は、外湿(がいしつ)の影響を受けやすい」傾向にあります。
体内の湿気が多い人は、空気中の湿気で不調を感じやすいということです。

ただ、今年は「去年の夏よりもしんどい」とおっしゃるお客様が多いです。
それだけ今年の湿気は強く、体内の湿気が多くない方も「外湿」による不調を感じておられるのでしょう。

ではどう対処するか!
空気中の湿気はどうすることもできませんが、室内ならエアコンを上手に使いましょう。
そして、体内の湿気「内湿」を貯めこまないようにしましょう。

体内の湿気は、体の中で水分代謝がうまくいかないときに生み出されます。
中医学では「肺(はい)」「脾(ひ)」「腎(じん)」が水分代謝に関わる場所とされています。

その三臓の調子を落とさないように、
・肺:風邪をひかない、軽い運動
・脾:元気な胃腸を維持、冷たい飲食は控えめに
・腎:過労を避ける、十分な睡眠をとる
といったことに気を付けましょう。

特に「脾」は、飲食物から「気血」を生むところですが、
弱った「脾」だと「湿」を生み出してしまいます……。

さて、3回にわたった「暑さに弱い人とは??」はこれにて終了です!
厳しい暑さはまだ続きますが、皆様が元気に夏を乗り切れますように!!

2024/08/14

防災関係を点検しました

こんにちは。大森です。
宮崎の地震の後、関東でも地震があったので、久しぶりに防災リュックと備蓄品の点検をしました。
阪神淡路大震災後に、被災経験者の「これがあって良かった!なくて困った!」を参考に用意したものを、時々見直しています。毎回よくよく吟味したつもりでも、時間が経過すると、自分にとっての必需品は変わってくるものですね。

大人二人のうちの防災リュックの中身は、
ウェットティッシュ、紙パンツ、シャツ1着、タオル1枚、アルミの防寒布、公衆電話用の小銭、常備薬、電池、軍手、芯を抜いたトイレットペーパー、ビニル袋、ペン、メモ帳、アーミーナイフです。
欲張りすぎると重くなって、リュック背負って逃げられないけれど、今はスマホが欠かせませんから、充電関係を追加しました。
常備薬と漢方薬は消費期限を確認して取り替えます。
防災ホイッスルとミニライトは家の鍵に付け携帯しています。

簡易トイレと長期保存水は玄関脇と押し入れに分けて保管。食べ物は温めなくても食べられるレトルトのお粥をローリングストックしています。
そしてトイレットペーパー!
水が使えない時、トイレットペーパーは何かと使えますから、常に大量に常備しています。

以前、日常的に停電・断水が突発するところに住んでいたので、不自由さには割と免疫があるつもり。皿にラップを敷いて料理を盛る、使った皿はトイレットペーパーで拭く、毎日顔を洗わない、洗顔に使った洗面器の水はトイレを流すのに使う、トイレを毎回流さない、くらいは慣れるものです。

それでも、やはりあれこれ備えてしまいます。
いざという時の漢方薬も常備しておくと安心です。
防災用品をもれなく準備しようとすると、かなり購入費がかさみますね。
ですが命はお金で買えませんから、保険料と思って割り切ります。
使わずに済めば、ずっと無事で来られてありがたいことなのですから。

2024/08/10

顔汗がひどい

こんにちは、大森です。
コロナ11波がやってきているそうですね。
となると、またマスクをつける機会が増えるわけですが、この酷暑ですから、マスクの下は蒸れて汗だく。


今回は「局部の多汗」についてお話します。
もともと汗は全身どこでも均等に出るのではなく、身体の部位によって発汗量に差があります。
一般的に、体幹部は腕などの末梢部よりも汗が多いものです。
最も発汗量が多いのは額で、熱に弱い脳の温度を一定に保つためだそうです。

「局部の多汗」は、体の部分的に大汗をかきます。
今の季節にご相談が増えてくるのは「顔面や頭部だけ汗ダラダラ」タイプです。
嘘か本当か、女優や芸者は顔には汗をかかないそうですが、通常なら自分で発汗をコントロールできませんから、顔はテカテカ、UVクリームも流れ、汗で顔に髪が張り付き……
とても憂鬱ですね。

中医学的には、顔面や頭部だけの多汗は、
熱は燃え上がって上に向かう性質があるので、体内の湿熱が経絡にしたがって体の上部から発散されるからと考えられます。
汗腺の数や汗の量は個人差が大きいですが、生活習慣に原因の一部があるかもしれません。

以下は体や頭に熱がこもりやすく、気が上に行って頭に血が上りやすい生活習慣です。
*イライラしやすい
*夜ふかし、寝不足
*辛い物を食べすぎる
*飲酒量が多い

こうした習慣に注意すると症状の改善が見られるかもしれません。
漢方薬の併用もできます。

 

2024/07/30

暑さに弱い人とは??②

こんにちは、北です。
さて前回に引き続きのお話です。
前回の記事をザックリまとめると、
夏に弱い人は、熱と湿気に弱い
・発汗制汗のためのエネルギーである「気」と、汗の原料である「陰」が足りない人は、適度に汗をかけず、熱がこもりやすい

そのため、気陰の補充や養生をしましょう、というお話でした。

今回は②「熱に弱くて汗かき過ぎてしまうと?」です!

熱に弱い方の中には、
暑いとドンドン汗が出てきて止まらない、という方もいます。
それ私! という方、汗をかいたあとグッタリ疲労感を感じていませんか?
疲労感を感じる、ということは、それは気虚体質、気が足りない状態によるものです。
気の働きには必要なものを漏らさないようにする、固摂(こせつ)という働きがあります。

もともと気が不足している方は、汗が「止まらない」というより「漏れ出ている」のです。


汗がダラダラ漏れ続けると、
出ていくばかりのため更に気と陰を失い、
やっと汗が落ち着いた頃にはもうグッタリ、休みたい…
それでも家事が、仕事が、で動き出すとまた更に気を消耗し、汗が…気陰が…
このままだとどんどん疲れる悪循環です。

こういう方は気を十分に補って、余計な汗は漏れないように、そして疲れにくいようにする体質へ導く漢方を使います。
汗が多い&疲れやすい方は、ぜひ一度相談してみてくださいね!

次回は、暑さに弱い人とは③、湿気に弱いパターンのお話です!

2024/07/20

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売