イスクラ薬局(東京)

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研修生日記-私と中医学

こんにちは。

イスクラ中医薬研修塾35期生の鈴木です。

“漢方薬や薬膳の力で

仕事・家事・育児と、日々奮闘している女性を元気にしたい!”

そんな想いから、会社員を辞め、2021年5月に研修塾に入塾。

約11ヶ月間、中医学の勉強に励んでまいりました。

週4日の講義&週1−2日の薬局実習と、中医学漬けの毎日もあとわずか・・

時が過ぎるのもあっという間で、今月末には遂に卒業となります。

今思えば、大学受験生の頃より真剣に勉強したかもしれません^^;

私が中医学を学ぼうと思ったきっかけ

第一子を出産し、まだ育児に慣れない最中に仕事復帰したところ、

偏頭痛や食欲不振、産後うつや不眠等、

今まで経験したことのない不調が次々と現れ、心身ともにボロボロになってしまいました。

そんな時、友人に連れられ、とある薬膳スープを食べに行ったところ

不思議にも体の疲れがとれ、すっと気が巡るような感覚を持ちました。

そこから薬膳に興味をもち、次第に中医学について

より深く学びたいと思うようになりました。

中医学を学んで変わったこと

中医学には整体観念という概念があり、人と自然、身体と心、

体内のパーツとパーツは全て影響し合い、繋がっていると考えられています。

なんとなく不調だな〜と思った時、

今までは理由がわからないまま、市販の薬に頼ることが多かったのですが、

今では原因を自ら分析し、更なる不調が発生しないよう

少しずつケアができるようになってきました。

また、漢方だけでなく、

薬膳や中医アロマ、鍼灸など、様々な角度から養生ができるので、

お気に入りのお店や商品を選び、日々の生活に取り入れることも楽しみの一つです。

漢方の魅力

病名がつかないちょっとした不調とも向き合い、

身体全体のバランスを整えることができるのが漢方です。

アンチエイジングや病気予防としても取り入れることができ、

毎日をポジティブに過ごすための強い味方だと感じています。

漢方薬局について

漢方薬局には大きく2タイプあります。

本場中国の中医学をベースとした漢方薬局と、日本で発展した和漢をベースとした漢方薬局です。

パンダマークが目印の漢方薬局では

中医学をベースとした漢方相談を受けることができます。

私が今研修させていただいているイスクラ薬局中野店もそのひとつ。

中野駅から徒歩5分で、大通りから1本離れた落ち着いた路地裏にあり

アットホームな雰囲気で漢方相談を受けることができます。

同じビルの3階には、中医学のアプローチで治療を行なってくれる鍼灸院もあるので、

漢方薬と鍼灸の両輪で、しっかり体質改善したい方にもおすすめです。

クコの実や棗、イスクラ健康茶など

気軽に始められる薬膳商品も取り扱っておりますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。

春ももうすぐそこ。

新しい環境がスタートするこの時期に、ぜひ漢方をはじめてみませんか?

2022/03/12

「枸杞(クコ)」を試してみませんか?

こんにちは。

今回は薬膳の食材として有名な枸杞(クコ)について書いていきたいと思います。

枸杞の中医学的効能:

養肝(ようかん)、滋腎(じじん)、潤肺(じゅんぱい)

枸杞は益精明目(生命力の根源である「精」を補い、目をすっきりさせる)の効果があると言われており、薬性は平性で体を温めたり冷やすことは少ないため多くの体質の人に合う食材です。

昔から「枸杞は最良の薬菜」と言われてきました。

枸杞には抗酸化作用に優れたゼアキサンチン、ポリフェノールの他、アミノ酸、ビタミン、ミネラル等が豊富に含まれており、薬膳や中華料理に使用される他、目やお肌の力、元気をサポートする目的などで幅広く使用されています。

当薬局で販売している枸杞関連商品

・イスクラ枸杞ジュース

抗酸化力が高い完熟した枸杞の実を使用したジュース。

1本(500mL)に枸杞の実2.3㎏(約3500粒)を使用しています。

そのままでも飲みやすいですが、オレンジジュースとミックスして飲むのもおすすめです。

・イスクラ貢果枸杞

厳選された枸杞の実。

「貢果」とはその時代における最高レベルのものを指す言葉です。

・ベリースタイル

枸杞の実にラズベリーとツバメの巣を加えて作られた混合果汁でさっぱりしていて飲みやすいです。

キャッチフレーズは「きれいを続ける」。

潤いを補い、逃がさずに全身に行きわたらせてくれます。

・杞菊地黄丸、双料杞菊顆粒(第2類医薬品)

効能効果

体力中等度以下で、疲れやすく胃腸障害がなく、尿量減少又は多尿で、ときに手足のほてりやロ渇があるものの次の諸症:かすみ目、つかれ目、のぼせ、頭重、めまい、排尿困難、頻尿、むくみ、視力低下

ご興味がある方はお気軽にスタッフにお問い合わせください。

2022/03/03

黒豆味噌を仕込みました

こんにちは。大森です。

今年も黒豆(黒大豆)で味噌を仕込みました。

年齢的に、アンチエイジンを意識する年齢になり、普通は黄大豆を使うところ、あえて黒豆を使うようにしています。

黒豆(黒大豆)は大豆の一種なので、普段見かける黄色い皮の黄大豆と栄養はほとんど同じですが、黒い皮にアントシアニンという色素成分が含まれているのが特徴です。

アントシアニンはポリフェノールの一種で抗酸化作用があります。

体の老化の原因の一つは酸化ですから、抗酸化作用が期待できる黒豆はアンチエイジングに良く、味噌であれば毎日少しずつ手軽に摂ることができます。

中医学ではアンチエイジングには「補腎」をします。

中医学でいう「腎」は生長・発育をつかさどり加齢によって衰えていきます。

ですから衰えを少しでも緩やかにするために「腎」を補って対策するわけです。

薬よりまずは食べ物でなんとかしたい方は、意識して腎に良い食べ物を摂りましょう。

例えば、腎のイメージカラーは黒色なので、黒い食べ物は腎に入って補うとされています。

普通の大豆よりは黒豆、白ゴマよりは黒ゴマ、黒木耳、椎茸などなど。

(黒色ではないけど補腎できる食べ物もたくさんあります)

黒豆味噌

【材料】

乾燥黒豆 1.2kg

生米麹 3kg

塩 650g

出汁昆布 35g

板粕 2袋

【作り方】

①(前日)黒豆を洗って水に浸す

②容器や道具は消毒しておく

③厚手の漬物袋に生米麹と塩を入れよく混ぜ、塩切り麹を準備する

④黒豆が入った鍋を蓋をせずに強火にかける。沸きそうになったらすぐ弱火にし、アクを取りながら約2時間半煮る

⑤指で潰せるくらいになれば火を止め蒸らす。

⑥お玉で余分な煮汁をすくい、念の為タネが固すぎた場合の調整用に別容器に移しておく。※このとき煮汁を残しすぎるとタネが柔らかくなりすぎ、煮汁が少なすぎるとハンドミキサーでは潰せないので、鍋を傾けると煮汁が残ってる程度にする

⑦ハンドミキサーを鍋に入れ黒豆を潰す

⑧時々上下を返しながら冷ます

⑨冷めたら塩切り麹に加えよく混ぜる

⑩団子に丸めて甕に投げ込む

⑪表面を平らにならして出汁昆布を刺す

⑫表面を板麹で覆って蓋をする

⑬ラップでその表面をぴっちり覆い、重石を乗せる

一年前に仕込んだ黒豆味噌。味噌表面を覆った酒粕の白色が茶色になってます。酒粕を剥がすと下には味噌ができてます。

 

2022/02/08

花粉症対策~胃腸の視点から~

こんにちは。

まだしばらく寒い日が続きますね。

今回はシーズンを迎えつつある花粉症などアレルギーについて、胃腸の機能の重要な役割を担っている脾(ひ)をケアする必要性について書きたいと思います。

アレルギー症状を発症させないためには、まずは原因となるアレルギー物質を体内に侵入させないことが大切です。

中医学では外部の異物(花粉やウイルスなど)から身体を守るバリアのようなものを「衛気(えき)」といいます。

衛気の機能は、脾が飲食物を消化吸収したその栄養物質によって維持されているので、脾の機能が低下すると衛気が弱くなり、外部の異物の侵入を許しやすく、花粉症など諸症状を引き起こしたりします。

中医学には、「四季脾旺不受邪(四季を通して脾胃の働きが強ければ、邪気を受け付けない)」という言葉があり、脾を整える重要性は昔から伝えられてきました。

脾の機能を高めてバリアを作り、花粉など異物の侵入を防いでいきましょう。

養生法

・脂っこいもの、味の濃い物、甘い物は消化が悪く、脾に負担をかけるので、なるべく控える。

・脾は冷えた環境に弱いので冷たい飲食物は避け、野菜は生よりもなるべく加熱した状態で食べるようにする。

・脾は湿(過剰な水分)に弱いので、水分の摂りすぎを避ける。

・脾はストレスの影響を受けやすいため、ストレスを貯めこまずに発散することを心がける。

など。

脾の機能を助けるおすすめの漢方薬もありますので、お気軽にスタッフにご相談ください。

2022/02/03

研修生日記-胃腸の大切さについて

こんにちは。

イスクラ研修塾35期生の石川です。

12月から毎週土曜日に中野店で実習させていただきました。

中野店の実習も残り1回……とても寂しいです。

実習では、先生の相談を横で聞かせていただいたり、症例の問題を出していただいたり、お客様の対応を教えていただいたりと色々学ぶことができました。

2か月の実習を経て、中医学の奥深さを知り、この世界に入って本当に良かったと思いました。

 

さて、年末年始にたくさん食べた方は多いのではないでしょうか。

コロナウィルスが増えてきましたね。手洗い、うがいはもちろんのこと、免疫力を下げないようにしましょう。

中医学では、胃腸が飲食物を消化吸収することによって「気(き)」、「血(けつ)」を生むと考えます。

胃腸の働きが弱ると他の臓器に影響がでて、免疫力の低下につながります。

年末年始に暴飲暴食して、胃腸の調子が悪いなと思う方はご相談ください。

 

他にも過度の運動や睡眠不足は免疫力の低下につながるので注意してくださいね。

2022/01/22

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売