「秋刀魚」とも書くサンマは、秋を代表する魚、
脂がのったサンマを皮がパリッとなるまで焼いて大根おろしを添えて頂くと、しみじみと日本の秋を感じますね。
でも…
今年のサンマはほっそりスリム…
脂ののりもイマイチっぽい…
塩焼きにはどうかなあ…
そんな時には甘露煮はいかがですか?
『薬膳食典 食物性味表』によれば、
サンマの効能は「補虚損」「健胃」「活血」
つまり虚弱体質や過労で体に不足しているものを補い、胃の働きを良くし、血流を改善する、と考えられています。
酢を使うと骨まで柔らかくなるので丸ごと食べられるし、酢は血をきれいにして流れを良くするので「活血」の力もup!
もしあれば中国の黒酢を使ってみてください。
中国の黒酢は加熱に向いているので、マイルドな酸味でコクがある味わいに仕上がります。
【材料】
サンマ 3本(小さめなら4本)
黒酢 中さじ1(10cc)
酒 大さじ1
醤油 大さじ3
テンサイ糖 大さじ2
水 150cc
生姜 6枚
【作り方】
①サンマは頭と内臓と尾を取って4つにぶつ切りにする。
②圧力鍋に調味料とサンマを入れて蓋をし火をつける。
③ピンが上がって高圧になってから20分加熱して火を止め、ピンが下がるのを待つ。
④ピンが下がったら蓋を取って好みの味になるまで煮詰めて火を止める。
⑤アツアツは身が崩れやすいので、冷めてから鍋から取り出す。