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青い風邪とその養生について

こんにちは。

寒い日が増えてきて少しずつ冬の足音が聞こえてきましたね。

昼間は温かくても朝晩は冷える日も多いため、青い風邪をひく方が増えてきます。

青い風邪とは寒気が強く、背中がゾクゾクして、透明の鼻水や痰、頭痛、首筋や肩のこりなどの症状が起こる風邪です。

中医学では、このような青い風邪のひき始めには体を温めて発汗を促し、風邪の症状をなくす辛温解表(しんおんげひょう)という方法で治療を行います。

漢方薬を服用することに加え、まだ汗が出ていない場合は、汗をかくのを助ける養生(部屋を暖かくして布団をかぶる、温かい服装で過ごす、温かいものを食べるなど)を行うとより早い改善が期待できます。

食材はネギや生姜がおすすめです。

症状が軽めの場合、これらの養生だけで改善することもあります。

今後、さらに寒くなりますので青い風邪に気をつけていきたいですね。

 

2021/11/13

リモートワーク疲れしていませんか?

こんにちは

イスクラ研修塾35期生の金子です。

薬局でのお仕事は初めての事づくしで大変緊張していましたが、中野店の皆さんに親切に教えていただきながら過ごすことができました。

 

コロナウィルスへの規制が少しずつ緩和され始めた中、私は中野店で実習経験を積むことができましたが、まだまだ、リモートワークをされていらっしゃる方も多いかと思います。

リモートで作業をするとなるとパソコンがなくてはならない存在ですよね。

デスクに長時間座りきりで、パソコンの画面とにらめっこが続くことも多いのではないでしょうか。

そして、食事は近くのコンビニやデリバリー、気軽な気分転換といえば、お取り寄せスイーツやコンビニのスイーツなどなど・・・。

 

本格的な食欲の秋になる前に普段の生活を少し振り返ってみませんか。

味の濃いものは食欲が増しますし、油分が多いものはコレステロール値や体重の増加にも繋がりやすくなります。

仕事終わりに少しの時間でも良いので散歩をしたり、ストレッチをしたりするなど体を動かすようにすると気分もスッキリしますよ。

そして、スイーツに欠かせない白砂糖は、体を冷やすと言われていますので、長時間座りきりで冷えを感じていらっしゃる方は特にとり過ぎにご注意くださいね。

甘みが欲しいときには、黒砂糖を紅茶に入れて糖分補給をしてみるのはいかがでしょうか。

スイーツを食べるより、カロリーも随分と抑えられますし、黒砂糖も紅茶も体を温める作用があると言われています。

また、パソコン画面を見続けていると目の緊張も高まりますので、せめて1時間に1回は窓の外を眺めるなど、目をリラックスさせてあげてください。できることから少しずつ。

 

それでも体の疲れやつらい症状がとれないという場合には、お気軽にご相談くださいね。

2021/10/30

中医学から見る痛みのメカニズム

こんにちは。

日によって暑かったり涼しかったりと過ごしづらい季節ですがいかがお過ごしでしょうか。

今回は中医学の視点から痛みについて書きたいと思います。

中医学では痛みに対して、通じないと痛む「不通則痛(ふつうそくつう)」と、栄養されないと痛む「不栄則痛(ふえいそくつう)」の2つの主なメカニズムがあります。

分かりづらいですよね?

もう少し詳しく書くと、「不通則痛」は新陳代謝のために必要なエネルギーや血の流れが悪くなり、滞った所に詰まりが発生して痛むという状態を表し、「不栄則痛」は筋肉や子宮などに栄養が行き届かず、滋養されずに痛むという状態を表します。

道路に例えると、「不通則痛」は道路が渋滞して流れが悪くなっている状態、「不栄則痛」は道路がガタガタになって通りづらくなっている状態のイメージです。

西洋医学では痛みがある場合、主に鎮痛剤が処方されますが、中医学では痛みが出るメカニズムによって使用する漢方薬は異なります。

「不通則痛」の場合は流れを良くする漢方薬を、「不栄則痛」の場合は不足を補う漢方薬を使用します。

痛みが出ることなく穏やかに過ごしたいですね。

お悩みの方はお気軽にスタッフにご相談ください。

2021/10/02

睡眠の重要性について~中医学の視点から~

こんにちは。

今回は中医学の視点から睡眠を取ることの重要性について書いていきたいと思います。

中医学では体全体に必要なエネルギーを「気」、体全体の潤いや滋養になる物質を「血」といい、その量や働きが不足している状態を「気虚(ききょ)」、「血虚(けっきょ)」と表します。

「気」や「血」は日中の活動で消費され、夜の寝ている間に体のメンテナンスが行われることで補われます。

したがって、睡眠をしっかり取ることができていれば「気」や「血」は不足しにくいですが、睡眠時間が短かったり質が悪かったりすると、十分にメンテナンスが行われないので「気虚」や「血虚」の原因になります。
携帯電話やスマートフォンの充電時間が短いと、あまり充電できないために十分稼働できないことに似ていますね。

「気虚」になると疲れやすい、やる気が続かない、風邪をひきやすい等の症状が、「血虚」になると冷え性、立ちくらみ、乾燥肌、女性の場合は生理不順等の症状が出やすくなります。

「気虚」や「血虚」の改善のためには、漢方薬を服用することも大切ですが、睡眠をしっかり取ることが早い改善につながります。

寝る前にスマートフォンを見るのは睡眠の質が下がるので避けたほうが良いですね。

 

2021/09/09

温かい飲み物が好きですか? それとも冷たい飲み物が好きですか?

こんにちは。

立秋を過ぎても暑い日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。

以前、漢方薬局での問診について書きましたが、今回も問診の一例をご紹介します。

暑い夏には冷たい飲み物、寒い冬には温かい飲み物を好まれる方が多いですが、中には夏でも温かい飲み物、冬でも冷たい飲み物を飲みたいとおっしゃる方がいらっしゃいます。

これはなぜでしょうか。

 

 

 

 

 

人それぞれの体質や、病気の原因と関わりがあるからです。

例えば、体を温める機能が低下している「陽虚(ようきょ)」という状態の方は、他の人より冷房で体が冷えやすく、夏でも温かい飲み物を好む傾向にあります。

対照的に、体に必要な潤いや水分が不足している「陰虚(いんきょ)」という状態の方は、体に熱を持ちやすいので、暖房でのぼせやすく、冬でも冷たい飲み物を好む傾向にあります。

例えばカゼの場合、冷えが原因で寒気がひどい時には温かい飲み物を好むことが多く、ウイルスや細菌が原因で熱感や炎症がひどい時には冷たい飲み物を好む傾向にあります。

このように、漢方相談では体質や病気の原因を判断する手がかりの一つとして、飲み物の好みをお聞きすることがあります。

体質が異なれば使用する漢方薬も異なりますので、漢方薬は体質チェックをしてから購入することをおすすめしております。

興味がある方はお気軽にスタッフにご相談ください。

2021/08/14

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売