今日は気温が低い上に北風が吹きすさぶ一日となりました。
明日は関東地方の広範囲でまとまった雪が降るようですので、交通機関がストップしなければいいのですが。。。
雪が降ってもイスクラ薬局中野店は元気いっぱい営業します!!
さて、今日は店長今井がネット散策をしていて気になった記事を勝手にピックアップする恒例のコーナーです。
鳥取大 癌を容易に正常細胞や良性細胞に変換できることを発見
なにこれ!鳥取大凄すぎる!!!っていう記事です。
特にこの「容易に」っていうところがこの記事のポイントです。
研究の概要を読み進めてみますと、
鳥取大学の研究グループ(代表:鳥取大学医学部病態解析医学講座薬物治療学分野 三浦典正 准教授)は、自身がクローニングしたRNA遺伝子の機能解析に従事している際、この遺伝子に関連して発現変動する単一のマイクロRNAを悪性度の高い未分化癌に導入すると、容易に悪性度を喪失させることができ、正常幹細胞へ形質転換できることを、世界で初めて発見しました。
まずはこの研究、
がん細胞が容易に正常細胞や良性細胞に変換できるということです。
それだけでもかなりすごいのですが、
どうやら「容易に」できることが世界で初めての発見のようです。
「容易に」の部分ですが、
悪性度の高い未分化癌にある「たった一つのRNA」を導入することだそうです。
今までのがんや再生医療の分野では、数種類のRNAを併用して細胞をリプログラミング(ガン細胞としてのプログラミングをリセットする)することには報告がなられているようですが、
今回の研究結果で、
「miR-520d」
というひとつのRNAを癌細胞に導入することで癌細胞を制御できるとのことが分かったのだそうです。
実際には、
未分化のマウス肝癌細胞がmiR-520d導入後、12時間程度でその癌とは全く異なる組織(奇形腫や正常肝臓組織)を形成したり、腫瘍を全く形成しなかったりすることがわかりました。
高分化型癌でも1ヵ月程度で同様の細胞へ変化します。
ちなみに、癌の悪性度は、
高分化型<未分化型
となります。
今回の研究結果は最も悪性の高い未分化型の癌でも治る可能性を秘めている研究結果であると言えます。
中医学的な考え方では、癌に侵されている方は気血津液がとても弱っている(免疫力が落ちている)状態にあると考えます。
癌細胞を良性の細胞に変化させたところで、根本となる身体(良性の細胞)を養うことができない状態であれば、病が治ったとは言えないでしょう。
癌細胞を排除するのに体はとても疲れているはずなので、ゆっくりと休息することや、栄養のある食べ物を摂り、必要な漢方薬を服用することも大切になってくると思います。
いずれにしても、今後ますます西洋薬と漢方薬との併用が叫ばれる時代が来るような気がしてなりません。
鳥取大、癌は容易に正常細胞や良性細胞へ変換できることを発見
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=353873&lindID=5