猛暑、酷暑の夏を過ごし、
知らず知らずのあいだに体の抵抗力や免疫力が落ちているかもしれません。
では、よく聞く「免疫」とは一体なんでしょうか。
一般的に免疫とは身体に初めから備わっているものと、そうでない「異物」とを区別し、異物だけを排除、攻撃しようとする生体の防衛反応です。

しかしながら、本来ならば病気から身体を守ってくれるはずの免疫反応が過剰に働いたり、自分自身を異物と誤認することで、アレルギー反応や自己免疫疾患、移植後の拒絶反応などを引き起こすことがあります。
免疫は強ければ強いほどよいというのではなく、過剰な反応は場合によっては身体を壊してしまうことがあります。バランスがとれていることがなによりも重要です。
中医学では身体を正常に働かせ、病気に抵抗する力を総称して"正気"と呼んでいます。また、この正気のバランスを乱し、病気にしてしまうものを"邪気"と呼びます。
多くの病気は、病気の原因となる邪気と、それに抵抗する正気の力関係が乱れることで起こると考えられています。
正気の中でも、病気から身体を守る働きのある気を衛気(えき)といいます。
衞気は邪気と戦い、病気にならないよう邪気の侵入を防ぎ、病気から回復する力を支える重要な働きを担っています。
衞気は腎中に蓄えられた精気および脾胃の働きによって取り入れられた栄養から作られ、肺の働きによって全身へ運ばれます。
”脾”とは消化器系のことで胃腸の働きを指します。
脾の働きが弱り、十分に栄養を吸収できないと衞気の力も弱まってしまいます。
”腎の精気”とは生命活動の根源となるもので、両親から受け継いだものです。生長、発育、生殖、老化などに関与しています。なので、生まれつき体が弱かったり、過労や加齢により体力が低下すると腎精が不足し、衞気を十分につくることが難しくなります。
また、衞気は肺の働きによって全身へ運ばれます。中医学でいう肺には気を全身に運ぶ働きがあり、衞気をコントロールする指揮官の役目を担っています。
肺の働きが弱り、この役目を十分に果たせないと衞気も十分に働けなくなります。
免疫力と衞気には密接な繋がりがあり、衞気は腎脾肺の働きによってコントロールされています。
・風邪をひきやすい
・体調を崩しやすい
・膀胱炎を繰り返す
・帯状疱疹ができた
・花粉症がある など
上記のような内容で気になることはありませんか?
これらの症状は、衞気の働きと大きな関わりがあります。
ご自身の衞気は元気なのか、十分に働けているのか気になるところですね。
何か思い当たる不安なこと等ありましたら、お気軽にご相談ください。



