ずっと維持ができてこそ本当のダイエット
一時的にやせるだけでいいのならそれほど難しい事ではありません。でも、それで成功といえますか?やせるまでの特別なダイエット法では、一時的にやせる事しかできません。この先も「太る・やせる」を繰り返し、そのうち、「太る・太る」で太りっぱなしに・・・・
健康でスリムな体型をずっとキープしてこそ、ダイエットに成功したといえるのです。一時的なダイエット法とはきっぱりと決別しましょう。
太る原因として第一に挙げられるのがカロリーオーバー。実は、同じくらい大きな原因がもう一つ。それは「栄養失調」です。なんで栄養が不足しているのに太るの?と思われる方もいると思います。カロリーは十分過ぎるほどなのに、ビタミン・ミネラル・アミノ酸などの必須栄養素は逆に不足していると脳の食欲中枢システムを狂わせます。食後の満足感が得られないために、過食しやすくなります。だから、ますます太るといった悪循環に・・・
減食することばかりに重点をおいていては、Check:1は全く改善されません。それどころか量を減らした分、さらに「栄養失調」に。エネルギーの代謝効率も悪くなりますし、飢餓に対する防御システムが本能的に働いて、消費エネルギーを節約し、栄養を効率よく吸収して脂肪として蓄えようとします。これが食べる量を減らしても思うようにやせない理由です。血、疲れ、冷え性、便秘、肌荒れ、イライラといった、身体の不調もあらわれてくるでしょう。絶食、減食は身体にとってはマイナスばかりです。
甘い食べ物はダメ、ご飯やパンなど穀物はダメ、お肉は脂肪の少ない部分だけ、油を使った料理はダメ、お酒もダメ。ダメダメダメダメ・・・これを実践しているのでしたらすぐにやめてください。完璧主義は絶対に長続きしません。全体の食事のうち7割を「健康的な食事」に、3割は「好きなものを食べる」で十分です。これくらいの柔軟な気持ちでやったほうが、最終的にダイエットに成功します。
意志の力って、そう長くは続かないもの。意志の力で食欲を強引にコントロールする方法では、いつか破綻する日が訪れます。食べる事は生きる基本。それと同時に、楽しみでもあります。食べる楽しみを奪ってしまっては絶対にいけません。食欲と戦うのではなく、仲良くする方法を身につけるのが大切です。食事の最中に、「う~ん、美味しい。」「シアワセ。」って感じてますか?食後には「あ~満足。」って感じてますか?もしかしたら罪悪感を持ちながら食べているかもしれません。食後にどの程度の満足があるかを気にしてみましょう。
体重が少しでも増えていたら大慌てで、絶食したり、減食したり、一時的な激しい運動でカロリーを消費したり。それとも諦めて、過食をしてしまいダイエットの挫折でしょうか?これでは体重に遊ばれているのも同然。そろそろ、体重計と無駄なゲームをするのはやめにしてください。それよりも、「太らない食べ方」をマスターすることをまず考えるべきなのです。少しずつでもよい食事に変えていれば、さらに太る事は決してありません。結果は後からついてきます。
以上5つが「太らない食べ方」の基本。まずはこの5つがしっかり守れる生活習慣を作る事が大切です。
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