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気になる病気

脳卒中(脳血管障害)の予防について

脳卒中とは


脳卒中は、脳の血管が詰まることや破れてしまうことによって細胞が壊死してしまう病気です。代表的なものに脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血発作があります。その中でも最近は脳梗塞が多いようですが、これは脂質異常症や糖尿病などが増えたことも関係しているようです。

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脳卒中の発作が起こると、体の片側が麻痺、言葉が出ない、ものが飲み込めなくなるなどの症状が出ます。これらの症状は治療やリハビリでかなり回復しますが、治療が遅れると回復が難しくなると言われています。

注意が必要な初期症状としては、麻痺が起こる、うまく言葉が話せなくなる、他人の言うことが理解できない、立てない、歩けない、フラフラする、片方の目が見えない、物が二つに見える、視野の半分が欠ける、激しい頭痛などが代表的です。このような症状が現れたら、速やかに専門病院を受診することをおすすめいたします。

 

中医学では


脳卒中の原因を中医学で考えると、瘀血、血熱、肝旺の三点があげられます。これらの体質を知り、適切に対処することで予防していただくことができます。これらの体質で起こりやすい症状や、体質を改善するための代表的な漢方薬は以下の通りです。

 

瘀血


肩・肩・背の凝り、頭痛、頭重、高血圧、手足の先が冷える、手足の痺れ・震えなどがあります。血の巡りが滞っていることが原因でこのような症状があらわれます。このようなタイプの方には丹参製剤がおすすめです。

 

血熱


イライラ、のぼせ、体がほてる、口が乾く、皮膚が乾燥する、微熱が続く、出血(鼻血、便血、不正出血など)などの症状があります。血に熱分が停滞することが原因で起こる症状です。ストレスや辛いものの過食などが影響することもあります。漢方薬は、清熱涼血の方剤を使います。

 

肝旺


顔や目が赤い、耳鳴り、めまい、頭痛、イライラして怒りっぽい、口が苦い、不眠、夢をよく見る、血圧が高いなどの症状があります。これらは肝の働きが旺盛になることによって引き起こされる症状です。このようなタイプの方には釣藤散や降圧丸などがおすすめです。


日常生活の注意事項


塩分を減らす
バランスのとれた食事
肥満の防止
便通を整える
適度な運動を行う
保温に気をつける
お酒は控えめ、タバコはやめよう
精神の安定
規則正しい生活
検診を受ける

毎日の生活、食事で体が作られていきます。脳卒中は予防が非常に重要な病気です。高血圧、糖尿病やコレステロール値をコントロールすることによって防ぐことができます。なかでも高血圧を防ぐことが大切で、そのためには塩分を取りすぎず、塩分を体から出す働きのある野菜や果物を取ると良いです。

脳卒中を予防するために漢方薬をご使用いただく際には、必ず専門家にご相談の上、体質に合ったお薬をご購入下さい。


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