イスクラ薬局(東京)

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冬瓜と鶏団子の煮物

こんにちは、大森です。
まだ6月だというのに、蒸し暑い~!!
冷たいものをゴクゴク飲みたくなるけど、ぐっと我慢して、上手に夏野菜を取り入れ、こもった熱を冷まします。

よく使うのは冬瓜です。
冬瓜は「冬の瓜」と書きますが、立派な夏野菜です。
丸のまま冷暗所保管すれば冬まで保存できるので「冬瓜」だそう。

冬瓜の果皮と種子は生薬として使われています。
果皮の「冬瓜皮(トウガヒ)」には利尿作用があるので、腎炎や尿道炎、排尿障害やむくみなどに、種子の「冬瓜仁(トウガニン)」は、肺の熱を取って痰を切り膿を排出する時などに用いられます。

野菜としては、95パーセント以上が水分でできているダイエット食材。
夏に旬を迎えるウリ科野菜ですから、体の熱を冷まし、利尿してむくみを解消してくれます。
また排尿回数を多くすることで体内のアルコール濃度を低下させるので、飲みすぎた翌朝にもぴったり。

今回は夏向きに、冬瓜(体の熱をとる)に鶏肉(暑さで消耗した体に元気をつける)団子を合わせてみました。
鶏団子にはジャガイモが入っているので、冷たくても脂っこくならずふわっとして美味しいんです。ジャガイモの代わりに水切りした豆腐でもいけます。

ただ、冷たくして頂くとツルッと口当たりよく美味しいのですが、冷やし過ぎには要注意です。夏は冷房や冷たい飲食物で、思いの外お腹の中が冷えていることがありますので、頂く時にお腹を温める生姜を添えるといいですね。

【材料】
冬瓜 1/2個
鶏挽肉 200g
マッシュポテト35g
塩 大さじ1/2
酒 小さじ1
出汁

【作り方】
①じゃがいもは皮を剥いて柔らかく茹で、潰して冷ましておく
②鶏挽肉に塩と酒小さじ1を加え、粘りが出るまでよく混ぜ、①を加えて更に混ぜる。
③冬瓜はタネとわたを取り、綺麗な翡翠色になるよう薄く皮を剥き、味がしみやすいよう皮側に薄く格子状に包丁を入れる。
④鍋に出汁を張り、沸いたところへ、スプーン2本を使って鶏肉を丸めながら加えていく。
⑤鶏団子に火が通ったら取り出し、アクをすくって、今度は冬瓜を入れて中火で煮る。(出汁が少なければ冬瓜がひたるくらいまで足す)
⑥冬瓜が透き通ったら、塩で味を調え、片栗粉でとろみをつける。

 

2024/06/15

湿気の季節においしいお茶を

皆さまこんにちは、北です!

湿気の多い季節になりましたねえ。
ムシムシしてると何だか息もしづらいような、重たい感じがします。
中医学では、湿気の邪気「湿邪(しつじゃ)」はネバつく汚い重たい性質を持つ邪気とされています。
イヤですねー!!

そんな湿邪をやっつけろ!!
イスクラ健康茶!

イスクラ健康茶は、焙じはと麦茶と焙じはぶ茶のブレンドです。
どちらも生薬として使われます。どんな性質があるのか見ていきましょう。

「はと麦茶」
生薬名:ヨクイニン
性味帰経:甘、淡、微寒、脾・胃・肺経
利湿滲湿、健脾、除痺舒筋、清熱排毒の作用があるとされます。
生薬として使うとき、白っぽいヨクイニンとそれを焙じた茶色いヨクイニンがありますが、白いのは清熱の作用が、焙じたのは健脾の作用が主となります。
胃腸が弱ると体に湿気が溜まりやすくなるので、焙じはと麦のお茶は、胃がもたれやすくてむくみやすい方に向いています。

「はぶ茶」
生薬名:ケツメイシ
性味帰経:甘、苦、微寒、肝・大腸経
清肝明目、潤腸通便の作用があるとされます。
目が赤いだとか、少し腫れているようなときに落ち着かせてくれます。
目もおなかもスッキリしたいとき向けですね。

このふたつをブレンドしたイスクラ健康茶。
胃腸にやさしくてサッパリとした、香ばしいお茶です。
湿気の季節の健康のために、普段のお茶として飲んでみませんか?(^▽^)

参考:現代中薬学解説(監修:河野康文 著:松江一彦)

2024/06/06

🍓イチゴジャム🍓

「イチゴ=春」と思い込んでいましたが、露地栽培の旬は5,6月なのだそうです。八百屋で露地ものらしい小粒の完熟イチゴ🍓が格安だったので、ジャムにしました。
イチゴだけだと味が単調なので、リンゴと生姜もちょっぴり加えて。

ジャムはもともと保存食なので、殺菌・防腐のため精製度の高いグラニュー糖がたっぷり!
低糖度ジャムでも、果物の重量の40%~50%の砂糖が入ります。
高糖度ジャムだと60%以上です。
そんな市販のジャムは、どうも胃がもたれてしまいます…

中医学では、「甘味」のものには「緩急止痛」、つまり「痙攣や引きつりを緩める」効能があるとされています。
ですから、もともと胃腸の蠕動弱めの人は、甘いものを摂りすぎると更に胃の働きが悪くなって、胃もたれしやすくなってしまうんですね。

だから今回はグラニュー糖ではなく、やさしい甘さのてん菜糖をかなり少なめに使いました。日持ちはしませんが、生のイチゴの味が残って、とっても美味しいんですよ。

2024/05/28

遅い夕食のおかず 砂肝とうずらの卵の八角煮

こんにちは。大森です。
年々、仕事から帰宅後に夕食を用意するのがおっくうになってきました。
うっかりちょっと座ってしまうと、もう立ち上がりたくなくなります。
一から作りたくない…
なるべく冷蔵庫にあるものを盛り合わせてごまかしたい…

我が家ではよく砂肝とうずらの卵の八角煮をよく作り置きしています。
醤油・紹興酒・砂糖・八角・生姜・ニンニク少々も加えて。
冷めても美味しいし、お酒のつまみにもいいし、お弁当にも入れられます。
砂肝は消化もいいし。


ポイントは砂肝(正確には消化器官である砂嚢)の白い内膜を捨てないこと!
鶏には砂ごと食べたものを擦りつぶし、消化してしまうという驚きの高性能を備えているため、内膜の部分は「鶏内金(けいないきん)」という名前で結石病の治療にも使われているんですよ。

 

2024/05/18

早めの暑さ、早めの対策!

こんにちは、北です。
晴れると暑くて、雨だとムシムシする5月の上旬ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

昨年もGWには30℃を記録するほどで、夏日が続出でしたね。
その後晩秋になってやっと涼しくなった頃に、長引く咳でお困りの方がよくいらっしゃいました。
この方々に共通したのが「気陰両虚」だったのです。

皆さん水分補給などには気を付けていらっしゃって、「熱中症になった」というお話はありませんでした。
しかし、5月から10月頃まで暑い日が続いたので、知らず知らずのうちに熱邪によって「気」と「陰」、つまり「エネルギーと体内の潤い」が消耗していたのでしょう。
そして急に寒くなった頃、体を守るエネルギー不足で風邪をひいてしまい、潤い不足のために空咳やノドの違和感が長引いてしまった…。
昨年多かった長引く咳は、中医学的にこのように考えることもできるのです。

今年も晴れの日はすでに25℃超えです。
昨年と同じく暑さ対策、気陰を守る対策が、秋冬に向けての養生にはとても大切です!
暑い日は気陰を補う漢方をサポートに使いながら、季節の野菜を摂るとか、お腹の調子はいい状態で維持するとか、しっかり睡眠時間を確保するとか、そういうことに気を付けてまいりましょう。

楽しい初夏を過ごしましょうね!

2024/05/07

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売