いよいよ花粉症シーズンがやってきます。
今年は昨年に比べ、2~3倍程度の飛散地域から、10倍以上に増えてしまう地域まであるようです。
花粉症というとスギ花粉を連想しますが、春から夏にかけては“ 木”の花粉がメインと言われています。 2~5月にかけてヒノキ、マツ、ブナ、レニなど木の花粉が多く飛びます。
また3~10月にかけての長い期間は、様々な種類のイネ科植物の花粉がメインとか。 真冬以外のほぼ一年中、何らかの花粉が飛んでいることになりますね。
漢方では“ 未病先防”、つまり症状が出る前から漢方薬を服用して、症状を緩和させたり抑えたりすることを非常に重要視します。花粉症もシーズン真っ盛りになる前から、「衛気(えき)」を高める漢方薬で体のバリアをしっかりつけることが予防に繋がります。
毎年、辛い花粉症で悩んでいる皆さんも、早めの予防でこのシーズンをいつもより楽に過ごせるかもしれません。
衛益顆粒でアレルギー体質の改善を
「衛益顆粒」をご存じですか?
名前の通り、衛気を高める漢方薬。
花粉シーズンの1~2か月前から服用するのが大きなポイントです。
症状が激しい時には対処療法を優先させますが、いよいよこれから・・・と予感がする時季は体質改善をするチャンスです。
衛益顆粒はとてもシンプルな漢方薬。
皮膚や粘膜など体表面の気の力を高める“ 黄耆(おうぎ)”と、胃腸の働きを高める白朮(びゃくじゅつ)、
風邪の侵入を防ぎ黄耆とともに“ 気”を体表面に巡らせる防風(ぼうふう)のわずか3つの生薬で構成されています。
花粉症ピーク時の漢方薬は?
花粉症薬に起こりがちな眠気の心配が殆どない漢方薬。
車を運転する方にもオススメです。
ピーク時の辛い症状をピタッと抑える即効性も期待できます。
衛益顆粒には、皮膚や粘膜を乾燥させる働きがあります。さらさら水のような鼻水、くしゃみ、体の冷えのある時に小青竜湯や麻黄附子細辛湯、苓甘姜味辛夏仁湯などの体を温める漢方薬と併用することがあります。
逆に、粘りのある黄色の鼻水や鼻づまり、目の痒みなど熱症状のある時は、天津感冒片や鼻淵丸、香菊花など清熱の漢方薬を中心に衛益顆粒は必要に応じて併用します。
*体質、体調に合わせた漢方薬をお選びいたします。 ぜひご相談ください。
そして忘れてはならないのは日頃の養生。睡眠、バランスの良い食事、気分転換で衛気を養いましょう。