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心の漢方

地震後のストレス

大震災から一ヶ月余りが経ちました。
いまだ続く余震や原発の問題で、被災地はもちろん、日本中で不安な日々が続いています。
余震がくるかもしれないという不安感や恐怖感、常に揺れている錯覚に陥り船酔いのような不快な状態を訴える人が医療機関を訪れているケースが増えているようです。
今回の地震のように、突然の強烈な精神的刺激や、長期にわたってストレスを受け続けると、私達の臓腑、気血の生理機能にも影響し病気を引き起こすことが考えられます。

中医学では、病気は七情(怒・喜・思・悲・憂・恐・驚の7種の情志変化)の異常によっても引き起こされると考えられています。特に、五臓の中でも心・肝・脾と七情の関係が深く、精神活動に影響を与えます。

心の漢方

まずは、七情の乱れと関係の深い心・肝・脾の状態に注目しましょう。
ストレス、憂鬱、怒りなどの要因は、肝気のめぐりを停滞させ、肝血を不足させます。さらに長引くと化熱して心へ飛び火します。
また、気は血を動かす原動力。肝気の停滞で気の力が弱まると、当然血も流れが悪くなります。
こんな時は、イスクラ逍遙丸で肝血を補い、同時に肝気の流れも整えましょう。

さらに、肝は脾の働きが過剰にならないよう抑制する役割も担っているので、肝気の停滞は、脾胃(胃腸)の働きの低下を招くことにもなります。不眠や不安感、動悸などの他、胃腸症状も気になる方には、イスクラ温胆湯エキス顆粒もオススメです。
肝気の滞った状態が長期化すると、特に脾気と心血の損傷が目立つようになります。
心脾の気血不足は、不眠や多夢、物忘れ、動悸や倦怠感などを起こしやすく、精神的にも非常に不安定な状態を引こします。このような症状には、安神作用のある漢方薬を。

心血と脾気を養う帰脾湯、眠りのリズムを整えるイスクラ酸棗仁湯エキス顆粒などの漢方薬があります。さらに、今回の地震では、“ 恐・驚”の感情を持った方も多いと思います。『肝腎同源』といわれるほど、肝と腎関係も深く、長期的な肝血不足によって腎のパワーも低下します。
特にご高齢の方に多いうつ症状などには、補腎薬(腎の機能を高める漢方薬)もよいでしょう。

 自転車乗り

上記は一例です。体質、体調にあった漢方薬をお選びいたします。ぜひご相談ください。
新緑の5月、晴れた日にはゆっくり散歩をしたり、運動で汗を流してストレス発散するのも気持ち良さそうです。また、バランスのとれた食事は、ストレス処理力をアップさせ、心身の健康につながります。内容の良い食事で、常に胃腸を整えることが実はとても大切ですね!


2011/05/13

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売