電力不足が心配される中、昨年に続き猛暑も予想されている今年の夏。
節電しながら涼しく夏を過ごすためには・・・
ご家庭では、節電家電の扇風機や土鍋、魔法瓶といった“ 昭和的グッズ”が再注目され、軽装での出勤を勧めるクールビズ、サマータイムの実施をはじめた企業も多くなってきましたね。
こんな時こそ暑さに負けない体を作ることが大切になってきます。 日本の夏は、気温が高いだけでなく湿度も高く蒸し暑い。
そのため、体調を崩しやすく不快に思う方も多いはず。 今年は、猛暑のピーク前から、夏を乗り切る準備を始めましょう。
1.大量の発汗で体は消耗状態に
暑いと体温を調節するために汗をかきます。しかし、多量の発汗は体内の水分(津液) の消耗につながります。
津液は血液の大切な成分のひとつ。“ 血汗同源(けっかんどうげん)”といって、多量な発汗によって津液が失われると血液の消耗にもつながります。
2.エネルギー不足は心負担へ
血液は気とともに体を活発に動かすエネルギー源。心臓が力強く脈打つことで、全身にくまなく血液が運ばれます。
この心の拍動の原動力となるのが心気(心のエネルギー)と心血です。 暑さによる津液消耗で心気や心血が不足すると、心の拍動が弱くなり、血流も悪くなります。
真夏に、動悸・息切れや心筋梗塞などが起きやすいのもこのためです。
3.暑+湿が夏バテ症状を引き起こす
単に暑いだけでなく、湿度も高くなると体に余分な湿を溜め込みやすくなります。夏バテ特有の、体の重だるさはまさに湿の仕業。
また、体を冷やすビールやアイス、冷たい飲食物をついつい多く食べてしまいがちですが、過食は禁物。
体を必要以上に冷やすばかりか、胃腸に余分な湿をもたらすことに。体のだるさや胃腸トラブル、むくみへとつながります。
おすすめ1 麦味参顆粒(生脈散)
汗で失った津液と気を補う漢方薬。心血を増やし、心臓の ポンプ機 能を高めます。
また耐高温効果もあり、猛暑下でも耐えられる適応能力を高める働きがあるとも言われています。
おすすめ2 冠元顆粒
夏でも引き続きご服用頂きたい漢方薬です。津液不足による血流の停滞をスムーズにします。
血液とともに、血管の老化を予防する効果も確認されています。
おすすめ3 勝湿顆粒
夏の湿気による不調にはコレ!
名の通り“ 湿に勝つ薬”。体内の水分代謝を促し、湿をとばす漢方薬です。夏バテ、夏カゼ、冷食による胃腸不和、食あたり時にぜひご活用下さい。