イスクラ薬局(東京)

ブログ日記 | イスクラ薬局 日本橋店BLOG

ブログ日記BLOG

薬膳・養生・季節の対策 の記事一覧

インフルエンザ大流行の前に…

板藍茶『ばん・し・て・ま・す』でしっかり予防

寒さが一段と厳しさを増す2 月。乾燥した日が多く、インフルエンザの流行が心配ですね。2011.2.3

国立感染症研究所の調査によれば、先月半ばの時点で、わずか一週間のうちに感染者が倍に増加、*注意報レベルを超えたとのことです。

さらに、今年のインフルエンザの特徴は、20 代30 代をメインとした成人への感染が約6割を占めていること。

昨年は20 歳以下の低年齢層の感染が目立ちましたが、今年は免疫を持たない20 歳以上の感染がさらに広がるおそれがあり、年齢問わず注意が必要です。

*注意報レベル;一週間に一医療機関を受診した感染者数が10 人以上。
その後4週間以内に大流行が発生する。

板(ばん)藍茶を毎日の習慣に2011.2.4

抗菌・抗ウイルスの働きと免疫力を高めるといわれる板藍根を使ったお茶“ 板藍茶”。
大人も子供もこの時期の必需品です。

 

湿(しつ)度を保ちましょう

インフルエンザウイルスは低温・乾燥が大好き。2011.2.5
室内を乾燥させないように加湿器の利用も効果的。

 

手(て)洗いしましょう

外出後は流水・石けんで1 5 秒以上手を洗い、
清潔なタオルで拭き取りましょう。2011.2.6
速乾性アルコール消毒剤もあると便利です。

 

マ(ま)スクを着用しましょう

人混みはなるべく避けるかマスクを着用しましょう。マスクは予防するだけでなく、他人にうつさないためのエチケットです。2011.2.7

 

睡(す)眠と栄養をとりましょう。

十分な睡眠と栄養で体力をつけ、抵抗力を高めるバランスのとれた
食事“ ま・ご・わ・や・さ・し・い”
…豆類(インゲン豆・大豆・豆もやし・小豆など)
…ゴマ、種実類(ゴマ・クルミ・落花生・栗など)
…ワカメ、海草類(海苔・昆布・ひじきなど)
…緑黄色野菜(ブロッコリー・トマト・カボチャ・小松菜・ピーマン・オクラ・ナス・春菊など)
…魚類(鯵・鰯・秋刀魚・鮭・鯖・海老など)
…しいたけ、茸類(椎茸・シメジ・舞茸・木耳など)
…芋、根菜類(サツマイモ・山芋・ゴボウ・人参・ニンニク・タマネギ・コンニャクなど)

 

板藍茶ってなに?(補足)

受験生とそのご家族にとっては、カゼやインフルエンザにかかっていられない大切な時期です。

板藍茶の成分である板藍根には、細菌・ウイルスによる感染や炎症に伴う発熱、疼痛、腫脹などの症状を抑える『清熱解毒』の働きと、のぼせ、紅斑、充血、鼻血やのどの症状を抑える『涼血利咽』の働きがあり、予防だけでなく、のどの痛みや発熱時にも大いに活用できます。

インフルエンザ薬が使えない小さなお子様や抵抗力の低下したご高齢の方にも使いやすいこともポイントです。

2011/02/07

冬の薬膳・おしどり火鍋で厳寒を乗り切ろう

寒い日々が続き、鍋が恋しい季節になってきましたね。

今年の冬は夏の酷暑に続き、厳寒になるとか・・・。

10 月に北京の中医医院に研修に行って来た際、火鍋を食べてきました。

詳細はいずれ漢方百科でご紹介しますが、鍋が半分に区切られていて、辛いスープ、辛くないスープの二種類が楽しめるようになっていました。

近頃では日本でも火鍋のお店が増えているので、皆さんもうご存じかもしれませんね。

北京で火鍋の素(“ 鍋底”と言います)を買ってきたので、自宅で再現!とばかりに、鍋をかっぱ橋で購入(ネットで)して作ってみました。2010.12.04

火鍋の素に入っている生薬、スパイス類を分析すると、やはり体を温めるものが殆ど、今年の冬にぴったりですね。

でも発散させる生薬も多く入っているので、夏の暑気払いにも良いですね。

来年の夏も酷暑だったら試してみたいと思います(笑)。

冬の火鍋に欠かせない具材はなんと言っても羊肉ですね。温中補気といって、お腹を中心に体を温め、気も補います。

これも今回ネットで購入してみましたが、臭みもなく美味しかったです♪その他では海老も体を温め、気を補うのでお勧めです。

その他野菜はお好みで、ですが、辛いスープに入れる具材は、長時間煮ると辛さが中にまで染みこんでしまうので、さっと火を通して食べられるものが良いと思います。

特に茸類は気を補う作用があり、すぐに火が通るのでお勧めですね。北京でもメニューに様々な茸が並んでいましたよ。

そうそう、今回その火鍋のお店で興味深かったのは、様々なたれの調味料とフルーツが店の中央に置かれ、好みでたれを調合し(個人的には辛いスープにはごま油と塩がお勧め♪油で具材をコーティングするのでマイルドな口当たりになります)、口直しにフルーツを食べるようになっていたことです。

確かに辛いスープには花椒が入っているので、舌が痺れて途中から味が分からなくなってしまうので、この口直しフルーツはなかなか良いものだと思いました。火鍋の素は日本でも中国食材のお店で見かけますので、皆さんも是非お試し下さいね♪2010.12.05

材料

鶏ガラスープ、火鍋の素、その他生薬、羊肉、海老、好みの野菜、好みの調味料

作り方

鍋の半分に鶏ガラスープ、あれば枸杞子、棗などスープの味や色に影響のない生薬を入れ、もう半分には鶏ガラスープ、火鍋の素、あれば補気の生薬を入れて火にかける。スープが煮立ってきたら、肉や野菜を入れて、さっと火を通して好みの調味料で食べる。

2010/12/16

冬のカゼ対策・・・

早いもので今年も残りわずかとなりました。2010.12.01

冬の寒さ対策は万全ですか?

今年もまた、カゼやインフルエンザの流行が気になります。

そこで活用したいのが、

板藍根(ばんらんこん)。

板藍根は、清熱解毒涼血のはたらきと免疫機能調節のはたらきの両方を兼ね備えています。

つまり、血中の熱を取り、ウィルスや細菌がもたらす炎症をとると同時に、体の免疫力を高めるため、板藍根を使用した“ 板藍茶(ばんらんちゃ)”は、特にカゼやインフルエンザの予防としても、治療としても大活躍なのです。

カゼの漢方薬といえば“ 葛根湯”・・だけではありません。

カゼの症状や発症してからの経過期間によって漢方薬も異なります。

中医学では、風邪と書いて“ ふうじゃ”と呼びます。
風邪は、寒・熱・湿などの他の邪気ともくっつきやすい性質があるので、人によってカゼといっても症状が異なります。

例えば・・・

発症初期(表実証)2010.12.02

風+寒タイプ(ぞくぞく寒気があるカゼの初期)
→板藍茶+葛根湯・麻黄湯(無汗のとき)、桂枝湯

風+熱タイプ(寒気より熱っぽい、咽の痛み)
→板藍茶+涼解楽(りょうかいらく)

一方、カゼ症状は変化も速く、寒から熱に症状が転化することもしばしば。

高熱、咽の痛みなど熱・炎症症状があるときには、清熱解毒と発汗のはたらきのある涼解楽(りょうかいらく)が効果的です。

インフルエンザの解熱にも使います。

寒と熱の両症状があるときには、葛根湯と涼解楽両方で症状をみることもあります。

いずれも板藍茶と併用するとより効果的です。

*板藍茶は、小さなお子様からご高齢の方までご服用できます

また、普段からカゼをよくひく人とほとんどひかない人といますね。2010.12.03
この違いは、外邪が入らないように体の表面を守っている気(衛気:えき)が十分にあるかで決まります。

周りの人よりカゼをひきやすい人は、普段から疲れやすい、話すのが億劫、汗をかきやすいなど気虚(気の不足)症状もよく見られます。

このタイプの人は、衛気を補う衛益顆粒(えいえきかりゅう)で皮膚や粘膜を強化してカゼをひきにくい体をつくることも大切です。

祛湿の生薬の力で、鼻水もピタッと止めます。

カゼは万病のもと。たかがカゼと思わず、ぜひご談下さい。( 折原美香)

2010/12/09

秋の七草のはなし・・・

今年の夏は暑かったですね!

でもその暑さもやっと弱まってきて、時折さわやかな風を感じられるようになってきました。
さて今回は、昔からあるこの時期の風習、七草についてお話します。

七草というと、春の季節を一番に思い出すことでしょう。
でも秋にも七草があるということを忘れてはいけません。

春の七草は無病息災を願って毎年1月7日(本来は旧暦の)に七草粥を食べます。
秋の七草はというと、食べるのではなく残暑終わりを感じながら目で見て楽しむものだそうです。

秋の七草の歴史は古く、万葉集のなかで山上憶良も

秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花萩の花 尾花葛花 麦の花 女郎花また藤袴 朝貌の花

と詠んでいるほどです。

この二つめの歌に出てくる植物が秋の七草です。
・萩の花(ハギ)
・尾 花(ススキ)
・葛 花(クズ)
・瞿麦の花(なでしこ)
・女郎花(をみなえし)
・藤 袴(ふじばかま)
・桔 梗(朝貌は朝顔ではなく桔梗だとか木槿だという説が有る)

どれも夏から秋にかけて目にすることの出来る植物になります。

この秋の七草の中には葛根湯に入っている葛や、瞿麦( くばく)、桔梗などの生薬としても使われる植物も入っています。

これらの種類は先人が様々な意味あって選べれたことと思います。
でも最近は気候や土地によって植物も変化してきていることでしょう。

せっかく目で眺めて楽しむのなら、自分なりの七草を探してみるのも面白いかもしれませんね。

春の七草は、1 月7 日の七草粥として有名ですが、秋の七草には直接何かをする行事がなく、主に観賞用。
そのためか意外に覚えられず、すぐに忘れてしまいます……

そこで、秋の七草の覚え方をご紹介!マスターすれば、秋の散策やフラワーアレンジがぐんと楽しくなるでしょう。

ハギ・キキョウ/ クズ・フジバカマ/ オミナエシ/ オバナ・ナデシコ/ 秋の七草

代表的な覚え方は、五・七・五・七・七のリズムに合わせて、歯切れ良く口ずさむこと。

組み合わせ方は様々ですが、一番多いのが次の順番です。これを繰り返し口ずさんでいれば、自然にマスターしてしまいます。……

なんとなく、頭に入ってきませんか?

2010/10/22

美味しい薬膳レシピ!!

この原稿を書いている今は8 月の夏真っ盛り、星星新聞9 月号発刊時にはどうか涼しくなっているようにと願いを込めて書いています。2010.9.4

秋は乾燥しやすい季節ですよね。

そしてその乾燥によって真っ先にダメージを受ける臓腑は肺なのです。

そのため、この時期には体、なかでも肺を潤す食材を意識的に摂ると良いですよ。

例えばこの季節手に入りやすいものでしたら、やまいも、百合根、蓮根、銀杏、松の実、落花生、アーモンド、しろきくらげ、柿、みかんなどです。

今回の薬膳は体を潤す作用のある合鴨を秋らしく金木犀のお茶で燻製し、同じく肺を潤す梨とクレソンのサラダを添えてみました。

写真では赤ワインを合わせましたが、金木犀のお酒とも合いそうですね。

これにバゲット・チーズなどがあればおもてなしにもなりそう!

秋の夜長をご家族、ご友人とともにゆっくりと楽しんでくださいね。

 

2010.9.5

鴨肉の燻製金木犀の香り 梨とクレソンのサラダ添え

 

材 料(2 ~ 4 人分)
・合鴨肉 一枚(約200g) ・塩 小さじ1 ・はちみつ 小さじ1 ・白ワイン 大さじ1
・にんにくすりおろし ひとかけ分  ・砂糖 大さじ2 ・桂花茶 大さじ2  ・米 大さじ1
・クレソン ひと束 ・梨 2分の1個

≪ 作 り 方 ≫

1.鴨肉の皮目に格子状に切り込みを入れ、塩、はちみつ、にんにくをすりこみ、白ワインに30分ほど漬けておく。

2.中華鍋などにアルミフォイルを敷き、砂糖、桂花茶、米の順に入れ、網をかぶせ、水気を拭き取った鴨を入れ、強火にかける。

3.煙がうっすら出たら、ふたをして、煙が漏れないように濡れ布巾などで鍋と蓋の間をしっかり覆い、弱火にして13 分スモークする。(写真参照)

2010.9.6

4.クレソンは食べやすい長さに切り、梨は薄くスライスして、変色防止のため塩水につける。

水気を切った梨、クレソンに良質のオイル(ここではグリーンナッツオイルを使用)と塩を加えて和える。

国際中医薬膳師 佐藤 薫2010.9.7

2010/09/13

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売