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薬膳・養生・季節の対策 の記事一覧

節分の豆まき~大豆~

最近は“ 鬼は外 福は内”という声をめっきり聞かなくなった気がします。

“ 季節の変わり目である節分には邪気が入りやすい”と考えた昔の人々は、
豆(大豆)をまいて邪気を追い払おうとしました。

豆= 魔滅、また炒った豆を用いるのは炒る= 鬼を射るという意味から来ているとか。また、鬼が悪いものという観念は、中国から伝わって来たもので、もともと日本にはなかったそうです。そのため、“ 鬼は内 福は内”とかけ声をかける地域もあるようですね。

大豆は、タンパク質の宝庫として栄養価も高く、最近ではその一部成分が骨の強化や更年期症状の緩和、免疫力の向上などに役立つとして注目されています。中国でも、大豆は気を補い、胃腸の消化機能を高め、利尿効果のある食材として使われます。

ただし、消化に時間がかかるので食べ過ぎには注意しましょう。
今年は、久しぶりに豆まきをして福を迎える準備をしようかなと思っています。

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折原

2010/02/03

飲みすぎ・食べ過ぎ大丈夫?

忘年会やクリスマスパーティーなど、楽しいイベントが多い12月。
お酒や美味しいお料理を食べる機会も多いのでは?
夜遅くまでハッスルして、翌日どっと疲れが出たり、
二日酔いで苦い思いを繰り返したご経験ありませんか?
外食やお酒を飲む機会が多いシーズンに起こりやすい症状と
オススメ漢方をご紹介します。

今月のあなたは?

A:外食続きで胃が疲れ気味
朝、胃もたれしていることが多いあなたには・・・ 食後に晶三仙
最近、口内炎ができやすいあなたには・・・ 紅サージ+黄連解毒湯

B:昨夜, ついついお酒を飲みすぎてしまった。
二日酔いはもうこりごり。
でもお酒は大好きなあなたには・・・  飲酒前に勝湿顆粒

C:連日、飲み会続き
肝臓が心配なあなたには・・・金朮片(ウコン)
または田七人参を毎日の習慣に。

D:カラオケで思いっきり歌ってしまった翌日
喉痛・乾燥・声枯れのあなたには・・・羅漢果山楂晶をお湯に溶かして。

E:イベント疲れ
朝からぐったり疲労気味のあなたには・・・ 麦味参顆粒、星火霊芝宝
※ 上記は一例です。お店にて、あなたの体質にあった漢方薬をお選び
いたします。些細なことでもお気軽にスタッフにご相談くださいね。

2009/12/14

残暑~秋編 ちょっと役立つ”つぼ”のお話

朝・晩めっきり涼しくなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。日に日に秋が深まるのを感じる毎日であります。

秋になると気温が下がり始め、雨も少なくなって湿度が低くなり、空気が乾燥していきます。東洋医学の考え方では、秋は肺(呼吸器・皮膚)に対応しており、乾燥した気候は肺を損傷させやすいと考えられています。そのため、「口や咽喉が渇く」、「渇いた咳が出る」、「皮膚が乾燥する」などの症状が現れやすくなります。

従って秋の養生は乾燥を防ぎ呼吸器の働きを整えることが重要となります。もちろん日々のスキンケアで乾燥を防ぐことはとても重要なことですが、「咳」などの呼吸器症状には経穴経絡(けいけつけいらく)(ツボ)も取り入れてみてはいかがでしょうか?

兪府(ゆふ)・・・気管支の流れをスムーズにして炎症を鎮め不快な咳や痰を抑えるツボ。

風邪の咳の他、喘息の炎症を和らげ、肋間神経痛などによる胸の痛み、吐き気に効果が あるといわれております。ゆっくりとした呼吸に合わせて、息を吐きながら押し、吸うときに指の力を抜きます。これを気持ちよくなるまで数回くり返すのがポイントとなります。

0909_針灸ツボ 兪府(ツボ)…鎖骨の下に指を当て胸の中央に向かってなぞ っていくと、骨にぶつかる手前のくぼみ

市川 貞行

2009/09/01

入梅時の体をリセットする食材~緑豆~

“ 毎年、入梅時になると体が重だるいような、頭がぼーとするような、どうも調子がよくないのよね~ ”。
このところ、店頭でよく耳のするお客様のお声です。

特に湿度が高い日本では、この入梅時になると体内に水が溜まりやすくなり、むくみや水太りといった症状が出やすくなります。原因は“
湿邪(しつじゃ)”。さらに気温が高くなって“ 暑邪” が体内に入ってくると起こるのが夏バテです。

こんな時、おすすめなのが“ 緑豆”。つまり緑豆もやしの種子であり、緑豆はるさめの原料です。緑豆は“ 涼性”で、
体に溜まった余分な熱を冷まし解毒する働きや、利尿作用により余分な水分や老廃物を排泄する働きがあります。

むくみやお肌のトラブル、二日酔いの後にもぜひ。さらに、すり潰した緑豆30gとお茶の葉9gを布に包んで煎じ、
少量の黒砂糖を入れて飲むとインフルエンザ予防になるとも言われています。(今、話題の新型インフルエンザに対しての効果は?)

また、緑豆は“ 甘”の食材で胃腸に優しいと考えられています。しかし、よくお腹がゆるくなる方や冷え性の方などは控え目に。

我が家では、よく“ 緑豆もやしの超簡単ナムル”を作ります。さっと茹でた緑豆もやしを少量の胡麻油と塩で和えるだけ。
わずか5分で出来るこの一品が、白いご飯との相性抜群!!その上、お腹の調子もよくなり(食べ過ぎには注意!よく噛んで食べてください!!)

定番の一皿になりつつあります。今年の梅雨は、緑豆料理で体のお掃除をしてみてはいかがでしょうか!?

折原 美香

2009/06/17

ちょっと役立つ”つぼ”のお話②

紫陽花が色鮮やかに咲く季節になりましたが、その後お元気でお過ごしでしょうか。まさにこの季節、じめじめと湿度が高い梅雨の季節であります。

この季節は「お腹が重い」「お腹がすっきりしない」「下痢しやすい」などの消化器症状が多く出易い季節でもあります。東洋医学では、飲食物の「消化・吸収」の働きを、「脾・胃」の働きと考えられており、特にこの季節、「脾・胃」の働きが低下しやすい季節と考えられています。そんな季節だからこそ、消化吸収の良い物を食べ、「脾・胃」の働きを助けることが、とても重要となります。

もちろん食事だけでなく、東洋医学には、消化の働きを助ける経穴経絡(ツボ) もあります。胃の経絡と脾の経絡の2種類があり、胃の経絡は、眼の下から始まり、歯、喉を通り抜け、胸、臍の脇を通り、足の正面の外側を通って、足の人さし指に至ります。その経絡上の合土穴、「足三里(あしさんり)」は、腹部の諸疾患の常用穴であり、消化器症状に効果があるといわれております。

それに対し、脾の経絡は、足の親指から内くるぶし、足の内側を太ももまで上がり、お腹を通り、わきの下に至ります。その経絡上の絡穴、「公孫(こうそう)」は暴飲暴食から起こる消化機能の低下、吐き気に効果があるといわれております。お腹の調子が悪い時などは、よろしければ、これらのツボを軽く押したり、マッサージしても、良いかもしれません。

無題<足三里>
膝の下、少し突起のある突起部から、約指3本分下の骨と筋肉の間のくぼんだ部分

<公孫>
足の親指の付け根にある骨のふくらんだところから約指3本分足首よりの部分

市川貞行

2009/06/10

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事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売