こんにちは、柳沢です。
先月、主婦の友インフォス情報社様から生薬に関する取材を受けました★
前回取材していただいた記事の拡大版でして、1ページにわたり生薬に関して解説しております。
よろしければご覧くださいませ。
イスクラ薬局(東京)
こんにちは、柳沢です。
先月、主婦の友インフォス情報社様から生薬に関する取材を受けました★
前回取材していただいた記事の拡大版でして、1ページにわたり生薬に関して解説しております。
よろしければご覧くださいませ。
2015/08/31
徐々に太っていくにつれ、中性脂肪が上がるメカニズムが解明されてきたとのことです。東北大学の研究グループの研究成果が8月13日のネイチャーコミュニケーションズに掲載されました。肥満の状態にあると血中の中性脂肪が高値になり、同時に肝臓でのアミノ酸量が増加するとされています。研究グループでは、アミノ酸量の増加に着目し、肥満させずに肝臓へのアミノ酸流入だけを増加させたマウスを使い、全体の代謝にどのような変化が起きるかを調べたとのことです。すると、肥満マウスと同じように中性脂肪が高くなったとのことです。
メカニズムとしては
①肝臓でアミノ酸が増えると、栄養過多と脳に情報がいきます。
②脳から血液中の中性脂肪分解に関わる酵素の分解を抑えようと指令を出します。
③その結果、血液中の中性脂肪は分解されず、数値が上がります。
同研究グループでは世界に先駆けて、身体の糖代謝やエネルギー代謝に脳が制御する自律神経系が係ることを発見しました。今後メタボリックシンドロームに関わる中性脂肪の上昇と関連するため、メタボリックシンドロームの解明にもつながり、新しい治療法の開発も期待されるとのことです。
当店でも、最近コレステロールなどの簡単血液検査をご希望される方が多くなりました。動脈硬化の原因の一つとされるためか、気になる方が多いのかもしれませんね。一ヶ月に一度必ず来店される方も・・・いろいろとコレステロールについては議論されているようですが、やはりみなさん不安なんですね。
2015/08/31
こんにちは、柳沢です。
今日は、女性のお悩みシリーズ“生理に関するトラブル”のお話しで書きます。
生理付近で、便秘だったり下痢だったり、繰り返しているという方いらっしゃいませんか?
便秘下痢でというキーワードで“気の巡り”が悪い為の便秘下痢と混同されやすいのですが、子宮内膜症でもよく起こる症状なので、しっかり状況を把握することが大切です。
以下の症状が複数あてはまる場合は子宮内膜症に要注意です。
■何度も鎮痛剤を服用する
■大人になってから生理痛が酷い
■排便痛がある
■性交痛がある
など
基礎体温だと、子宮内膜症など炎症がある方の場合、高温期⇒低温期の下がりが悪く、生理中でも体温が高い、また子宮内膜症だと黄体機能不全を起こしやすいので、高温期が短い、不安定などということもあります。
子宮内膜症は生殖適齢の女性の10%~15%、不妊や下腹部痛の女性にはそれぞれ48%と32%の発生率と言われています。ですので、■のような症状がある方で、一度も婦人科検診をしたことがないという方がいらっしゃいましたら、一度しっかり検査をすることもおすすめします。
漢方薬では、子宮内膜症の場合ですと血流を良くしたり、炎症をとったり、免疫力をあげるもので対策をしていきます。お気軽にご相談くださいね。
2015/08/25
こんにちは!柳沢です。
生理の時に、眼の奥が痛くなるという経験はありませんか?私、実はこの症状に悩まされていました。こういったご相談の方も多いので、今日は、眼の奥が痛くなるという理由を中医学的な切り口で書きたいと思います。

006/365: Headache / Diamond Farah
生理が近づくと、子宮に血液が貯まるので、からだの上部は血の不足状態になります。女性の体は血が司ると言われており、血の不足になるとあらゆる不調が起こりますが、影響を受けやすいのが“肝”という臓です。
西洋医学の肝臓は代謝が行われ、血液が集まる箇所ですが、漢方でいう“肝”は血を貯める働きがあります。血が不足すると、この“肝”に関係のある部位に影響がでてしまうと考えます。
血が不足すると眼の奥の痛みや、眼の疲労、眼の乾燥感などもでてきてしまいます。この状況を改善するためには、しっかりと“血を補う”ことが重要です。しっかり血を補うと、辛い眼の状態が楽になりますよ。
パソコン、スマートフォン、読書、など“眼”を使うことは、血を消耗します。生理前後に眼が辛い方はいつもより眼を使うことを控えてくださいね。お食事ですと、色の濃いものをきちんと食べることが大切です。プルーン、なつめ、クコの実、緑黄色野菜(ほうれん草、コマツナなど)、黒ゴマ、黒豆なども食べましょう。ダイエットのために、動物性のタンパク質を控えている方もいらっしゃるのですが、血を補うには、動物性タンパク質をとることも大切です。血を補う作用が強いのは、レバー、鶏肉、牛肉の赤身、まぐろ、かつおなど。毎日少しずつでも食事に取り入れるようにしましょう。
①婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)

血を補う代表的な漢方です。シロップタイプでほんのり甘く、飲みやすい味です。
②参茸補血丸(さんじょうほけつがん)
温める力が強いので、冷えが強い方や、体温が低い方にもおすすめです。鹿の角が入っており、元気がでるので、疲れきっている人にも◎
毎月生理付近で、体調を崩す方は本当に非常に多くいらっしゃいます。皆様の毎日がもっと楽になり仕事もプライベートもがんばれるよう中医学の知恵で応援しておりますので、お気軽にご相談くださいね。
*生理前後の眼の奥の痛みは、血の不足の他にも、潤いの不足、熱がこもっているなど様々な要因がありますので、漢方を服用の際にはご相談くださいね。
2015/08/20
さだ吉先生こと、市川です。疲労はよく時間が経てば消えると考えがちですが、実はそういうものではないそうです。
「累積疲労」という言葉があります。これは文字通り「積み重なる解決されない疲れ」のことです。 疲れがたまると胃腸が弱り、消化・吸収力が低下し、ビタミンや微量元素などの栄養素の吸収が落ち、疲労回復力が低下します。疲れがたまってくると、毛細血管とリンパ管が詰まりやすくなり血流が悪くなります。それに加えて成長ホルモンの分泌が減って、細胞の修復が出来なくなります。悪くなった血流のせいで、死んだままの細胞は溜まってゆき、体のだるさを感じるようになっていきます。毛細血管は血管の約9割を占めており、疲れで脳の毛細血管が詰まってくると脳の神経回路も詰まり、それを放置すると「うつ病」や「過労死」につながるとしています。
治療は末梢血管を広げたり、修復したり、末梢循環を改善することが重要です。疲労の回復に重要なのが睡眠です。睡眠は体の細胞を修復し、疲れをとる成長ホルモンの分泌促す大切な時間です。例えば短時間の睡眠では成長ホルモンの分泌が十分でなく、疲れがとれない悪循環を引き起こしてしまいます。仕事などで平日の睡眠時間が不十分な人は週末などで休める時は少しでも長く睡眠をとり成長ホルモンの不足を補い疲れを早く解消すべきとのことです。(8月17日読売新聞を参照)
末梢血管が詰まり、死んだ細胞が溜まったままになっている状態を東洋医学では「瘀血(おけつ)」と言います。「万病の源は瘀血にあり」と言われるぐらい血液の流れと病気には関係があると言われています。流れゆく川の水は濁らず綺麗ですが、これは血液も同じです。濁らず老廃物が溜まらず、隅々まで滞りなく血液が流れていれば病気にならず、健康のままでいられます。
最近は生活習慣病の時代と言われるぐらい日々の生活の乱れが病気の原因と考えられています。こういう時代だからこそ日々の生活を見つめ直してみていきたいですね。
2015/08/19