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夏は漢方のちからで“ 美やせ” を目指す!!

蒸し暑い日も多くなり、そろそろ衣替えの季節です。
昨年まで着られた服やスカートのサイズがきつくなった、下腹部がぽっこり目立ち始めた、半袖から二の腕を出す勇気がない…などなど、この時期ならではの悩みは尽きません。

今まで、色々試してきたどんなダイエット法も、長続きしなかったり思うような結果が出なかったり・・・。体重や体脂肪を落とすことだけを目標にしていませんでしたか? お体の中の偏った気血水バランスを調整し、ベストコンディションに戻すことこそ、美しくやせる、そしてリバウンドしないダイエットです。

2010.6.1

しっかり食べても美しい体型を維持する。そんなことって可能でしょうか?

答えはYes。

1日3食普通に食事をしても太りにくい体質にすればよいのです。
毎日の生活で生まれる過度のストレスや生活習慣の乱れは、体のエネルギー源である気血水のバランスを崩します。そこで活躍するのが漢方薬。ベースにある体質と肥満の原因は人それぞれですが、個々の状態に見合った漢方薬できめ細かく対処できることが美しくやせる“ 美やせ”に繋がります。

タイプ別” 美やせ” 漢方
〈基本レシピ〉腹八分目食+軽い運動+タイプ別漢方薬+三爽茶

【 胃湿熱タイプ 】・・・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
食欲旺盛・メタボ太り、食べても食べてもお腹がすく、”肥甘厚味”の食べすぎで胃熱が溜まり異常な食欲亢進

【 肝うつ気滞タイプ 】・・・加味逍遥散(かみしょうようさん)
ストレス太り、いつもピリピリ、繊細な神経、イライラして自棄食い、常にカロリーを気にしながら食べる、または食べて発散

【 血おタイプ】・・・冠元顆粒(かんげんかりゅう)
血行不良太り、痛み、くすみ、しこり症状がある。がっちり固太り

【 肺虚水盛 】・・・防已黄蓍湯(ぼういおうぎとう)
代謝低下太り、それほど食べていないのに太ってしまう、ぽっちゃり水太り、
汗っかき

漢方薬は他にも色々あります。まずはご自分の体質チェックをしてみましょう。
お気軽にご相談、ご来店ください。

2010/06/10

美味しい薬膳レシピ!!

もうしばらくすると、梅雨の時期に突入、うっとうしいお天気が続きそうですね。
毎年この時期になると、体がむくんだり、重だるくなったり、食欲不振、下痢をしやすくなったりする方はいらっしゃいませんか?

それは、体に‘湿’が発生したと中医学では考え、湿を取り除く薬を使って治療します。そして、湿は脾(消化器系)の働きに影響を与えるため、脾を健やかにする薬、さらに湿を取り除く効果をサポートするために、気を巡らす薬も加えます。

今回の薬膳の施膳は、このような中医学の治療方法に即して考えてみました。
利湿(湿を取り除く治法)のあさり、緑豆はるさめ、緑豆もやし、そして脾を健やかにする空豆、クミンシード、気を巡らす作用のあるピーマン、香菜といった具合です。

春雨ヌードルは巷でも流行っていますが、梅雨時食が進まないときでもつるつるいけそうですよね。私のお薦めは幅広の春雨!より麺を食べたという満足感が得られます。空豆のクミン風味はネット上で中近東料理として紹介されていたものを私流にアレンジしてみました。

空豆は、さやの部分にも利湿作用があるので、中国ではさやも煎じて服用する方もいらっしゃるとか。
そこで最近我が家で定番になっている空豆の丸焼きにしたらさやの効用も豆にしみこむのではないかと考えました。そして、クミンシードは健胃作用のある香辛料ですが、香りをたたせるためと、健胃作用を強める為に、油で炒りました。

調理も簡単なこの2品、どうぞお試し下さいね!でも、空豆のクミン風味はビールのおつまみにぴったりな味なので、くれぐれも飲み過ぎにはご用心、‘湿’がさらに溜まってしまいますよ~。

2010.6.2

初夏の薬膳・あさりと春雨のアジアンヌードルと空豆のクミン風味

食材分析メモ( 性 味/帰 経/効 能 )
□ あ さ り:甘鹹/寒/肝腎脾胃/清熱・化痰・利水・安神・瀉火・補血
□ 緑豆春雨:甘/涼/心胃/清熱・解毒・解暑・利水・解酒
□ 緑豆もやし:甘/寒/心胃/清熱解毒・止渇・解酒毒・利三焦
□ ピーマン:甘/平/肝心胃腎/理気・除煩・平肝・和胃
□ 香 菜 :辛/温/肺脾/解表・透疹・消食・降気・清熱・利水
□ 空 豆 :甘/平/脾胃/補中・補気・健脾・利湿
□ クミンシード:健胃

〈 あさりと春雨のアジアンヌードル 〉
1.春雨を水でもどす。
2.砂ぬきのあさりを煮立ったチキンスープにいれ、口が開くまで火を通し取り出しておく。残ったスープをヌクマムで少し濃いめに調味する。もやし、赤ピーマンをいれてさっと火を通す。
3.春雨をさっと湯通しし、湯を良く切って器に盛り、アサリ、野菜入りスープをかけ、お好みで香菜を添える

〈 空豆のクミン風味 〉
1.空豆をさやごとグリルで焼き、豆を取り出して、熱いうちに塩をかけてなじませておく。
2.クミンをオリーブオイルで炒り、香りが立ったら油ごと空豆にかけてあら熱をとる。

国際中医薬膳師 佐藤 薫

2010/06/01

ツボのはなし

東洋医学では、自然界に春夏秋冬、1年が365 日あるように、体の中にも五臓六腑の機能を保つための循環系があると言われています。
この循環器系のもとを「気・血」と言い、この「気・血」の流れを経絡と言います。

そして経絡上にあって、気血が出入りし、経絡が合流したり分かれたりする重要な場所を穴(けつ)と言い、一般的にはツボと呼ばれています。

ツボの場所の多くは、関節、筋肉の溝、健上、健下に多く実際に指を使ってツボの部位を確認します。経絡の経とは、縦の経脈であり、絡とは、経脈と経脈を横に結ぶ脈系で、この両者を総称して経絡と呼びます。

特に経脈は、臓腑・組織・器官を結びつけ、統一する働きがあると言われ、重要視されています。臓腑と直接結びつく脈は、十二経脈(十二正経)と呼ばれ、臓腑と直接結びつかない絡脈などと分けています。

十二経脈は陰と陽に分けられ、陰は太陰、少陰、厥陰(けついん)の三陰に、陽は太陽、陽明、少陽の三陽に分けられ、手、足それぞれに三陰と三陽とで振り分けます。

陰経は五臓{肝、心(心包)、脾、肺、腎}に属して、陽経は六腑(胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦)に属します。
例えば、「肝の病は目に開竅(かいきょう)する」といい、肝の病が目に反映されるとされております。これは肝と遠隔部にある目が、経絡でつながっていると考えられているので、このような関係が生じると言われています。

病気になりますと経絡を流れる気血の乱れが生じます。経絡上に配置されているツボを使って乱れを整えるのが経絡治療となります。
具体例として、手の陽明大腸経のツボで、手の親指と人差し指との骨の間にある合谷(ごうこく)という有名なツボがあります。

軟便や便秘・のどや歯肉の痛み・腫に対して、合谷に針やお灸の刺激をしますとその症状が楽になることがあります。それは合谷に対する刺激が大腸経の乱れを整える作用を持っていると言われるからです。

又、季節、感情とも関係があり、春のこの季節は肝の病とも言われ、気の流れは、経絡にも影響すると言われており、自律神経の乱れが起きやすく、精神的に落ち着きにくくなりやすい季節と言われています。

肝の十二経脈は、足の厥陰肝経と言います。足の厥陰肝経は足の親指の外側から始まり、足の背に沿って、上行して内くるぶし前一寸の所を通って、内くるぶしを通過し、膝の内側を上がり、太ももの内側を通って、生殖器をまわり、下腹部に達し、胃を挟んで肝に属し、上がって横隔膜を貫いて、のど、眼球あたりを通って、額から出て、頭頂に出ると言われています。

足の親指から膝の内側には、要穴(ようけつ)と言われるとくに重要な作用を持つとされるツボが多くあり、そのツボの一つで足の第1・第2中足骨の間にある太衝(たいしょう)は要穴の中でも原穴と言われ、肝の病が出やすいところとされています。1005.6

春は仕事や環境の変化などで目が疲れたり、イライラしたりと情緒不安定な時期となります。食事や睡眠のバランスを整えることも重要ですが、もしよろしければ、ツボでのケアも加えてみてもいいのかもしれませんね。

2010/05/20

繰り返す頭痛・・・原因と対策は?

新緑が眩しく映る5月は、春から初夏への通過点です。今年は、毎日の気温の変動も大きく体調管理が難しいですね。1005.1
今月のテーマは“ 頭痛”日常的によくみられる症状だけに、たかが頭痛・・・と思っていませんか?いつも鎮痛薬に頼ってしまう方、辛い痛みの原因とご自分の体質を知って痛みのない毎日を送りませんか?日本人の4人に1人が頭痛持ちと言われています。

頭痛の中でも、日常的に痛みを繰り返す片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛などの慢性頭痛でお悩みの方は、全国に3000 万人はいると言われています。

中医学では、頭痛を外感頭痛(急性)と内傷頭痛(慢性)の2つに分けて考えます。
外感頭痛・・・日常の不摂生や風邪・感染症の症状のひとつとして、痛みが急に現れる。
内傷頭痛・・・内臓の機能失調やストレスによる自律神経の乱れ、慢性的な痛みがしばらく続く。

今月は、内傷頭痛タイプをタイプ別に見てみましょう。

仕事のストレスと疲れで何かとイライラする毎日。慢性的に反復して頭痛が起きる。最近便秘気味で食欲もあまりない。このところ夫に一方的に愚痴をしゃべりまくってしまう。
■ そんなA子さんタイプには・・・加味逍遙散、仏手茶がおすすめです。 1005.2

デスクワークで肩こりと腰痛がひどい。最近、長時間パソコンを使っていると疲れ目と部分的に刺すような頭痛に襲われることが多い。昔より体が冷えるようになり、メタボ気味。
■ そんなB夫さんタイプには・・・冠元顆粒、香菊花がおすすめです。 1005.3

最近、疲れやすく家事が億劫に感じる。買い物や掃除の途中で動悸や息切れが起こることも。夜も熟睡できないことが多く、疲れた時に決まってシクシクと頭が痛む。爪が割れやすくなった。
■ そんなC江さんタイプには・・・婦宝当帰膠、帰脾湯がおすすめです。 1005.4

男性更年期だろうか・・・?と自分でも思うほど、近頃、他愛無いことに腹を立てたり怒りっぽくなった。顔ののぼせや目が充血することもしばしば。耳鳴りと脈打つような頭痛が度々起こる。
■ そんなD朗さんタイプには・・・瀉火利湿顆粒、釣藤散がおすすめです。1005.5

あなたの頭痛や日頃の体調に近いタイプはありましたか?
今回は触れませんでしたが、外感頭痛で特に多い、風邪や寒冷が原因の頭痛には頂調顆粒なども用います。
内傷頭痛には上記以外のタイプや原因もありますので、慢性的に頭痛でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

2010/05/07

春なのに気分うつうつ・・・

桜の開花も始まり、少しずつ春らしくなってきました。   123
暖かくなると、心ものびのび開放され、体も活発に動きやすくなりますね。
さて、この時期は卒業、入学、入社、転職、一人暮らし・・・など環境変化が多いシーズン。
新たな生活への期待や嬉しさの一方で、慣れない生活や新しい人間関係には、不安や緊張はつきもの。このような精神状態が続くと、ストレスとなりうつ症状となることも少なくありません。“ 心の風邪”とも言われるうつ病は、ストレルフルな現代社会では、誰にでも起こりうる病気です。
一時的な気分の落ち込みは時間が経てば元に戻りますが、症状が2週間以上続く場合はうつ病とされ、何らかの対処が必要です。

うつ病の主な症状は2つ

■ 気分が沈んだまま。どよ~んとしている。
■ 興味や関心が持てず、何をやっても楽しくない。 

「うつ」はこんなタイプ 125
の人がなりやすい!!   

■ まじめ
■ 責任感が強い
■ 頑張り屋
■ マイナス思考
■ 気持ちの切替えが
上手くない

まずは休養、そして漢方薬でサポートも・・・

うつ症状の治療の基本は、心身の過労をとること。
そのためには、しっかりと休養をとってストレスを除去することが大切です。
“ 鬱(うつ)とは何かが滞った状態”であり、気の巡りが停滞した“ 気鬱”の状態になります。
二つの主な症状の他に、ため息が多い、胸や脇、腹部の張りやつかえ感、食欲不振などの症状があるなら、星火逍遥丸で気の流れを整えます。
なんだかそわそわして寝つきが悪い、夢が多く眠りの質が良くないなどの睡眠トラブルや舌苔が厚めで胃腸の不調が多いなら、星火温胆湯を。
考え事をして眠れない時などには、シベリア人参茶をベットサイドで。
集中したい時やリラックスしたい時には、紅景天という植物からできた香ロゼアを香りとともにお楽しみいただくのもオススメです。 

※ うつ症状に対するお薬は体質、症状によって他にもございます。詳しくは店頭にてご相談ください。 124
ゆっくり気ままに春風に吹かれながら散歩するのが楽しみな季節の到来ですね。

2010/04/02

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売