こんにちは、柳沢です。
昨日、Yahooのトピックに新宿店の何(ふう)先生のコラムを発見しました(^^♪ びっくりです!!
掲載された記事はこちらです↓
写真が、小さくてわかりにくいですが・・・・・・
Yahooデビュー!!!
イスクラ薬局(東京)
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2015/01/09
こんにちは。柳沢です。本年もどうぞよろしくお願いたします。今日は、“瘀血(おけつ)”についてのお話です。瘀血女性は妊娠しにくいと言い伝えがあることをご存知でしょうか。瘀血とは、血の巡りが悪いことをいいます。
・目の周りが黒ずむ
・舌に青紫、黒い斑点がある
・唇が黒ずむ
・月経血に血の塊が多い
・生理痛が辛い
・生理の色がどす黒い
などは、瘀血の目安になります。
骨盤の血流を良くして、卵巣や子宮の改善することは、卵胞の発育をよくするために非常に重要です。 生理の時に鎮痛剤が手放せないというかた、結構いらっしゃいます。鎮痛剤飲めば大丈夫!ではなく、鎮痛剤なしで過ごせるように、瘀血の状態を良くしていきましょう。
まずは、瘀血の原因になる食生活の改善です。瘀血にいい食材も沢山あるのですが、いいものを継続して摂取することって続けることが難しいです。ですので、まずは原因となるモノを極力減らしていきましょう!
・肉の脂身など、動物性の脂肪
・バター
・チョコレートなど甘いもの
これらの食べすぎは控えてくださいね。例えば、食事にいって“パンかご飯か”という時には、ご飯を。パスタはクリームものでなく、和風のものを、というところからでいいので、変えてみてください(*^^*)
また、瘀血は、血行が悪くなった状態を言いますので、瘀血を引き起こしている体の原因がどこかに潜んでいるはずです。
○食生活
○ストレス
○エネルギー不足
○寒さが原因(薄着のまま過ごしているなど)
瘀血になる要因は様々です。良質の血液が少なくて、巡りが悪くなることもあります。(川の水の量が少なくて、ちょろちょろしか流れないイメージです。)また寒さによる冷えも瘀血の原因の一つです。この季節は寒さに体がダメージを受ける季節ですので、外出時はあたたかくしておでかけくださいね。漢方での対策もいろいろありますが、養生が一番大切です。
2015/01/07
こんにちは、店長の櫻井です。
台風と言えば夏場に多いものですが、この時期にも台風のような低気圧が日本を襲います。今日も発達した前線を伴う低気圧の影響で、体調を崩された方も多かったのではないでしょうか。
「台風がくると調子が悪くなる」と言う方は結構多いようで、Twitterでもとても反応の多いトピックです。台風が来ると頭痛がする、関節が痛い、身体がだるくなってやる気がおきなくなるなど、人によって症状は様々ですが、台風が近づくことで体調不良を起こす方はとても多いようです。
今日は、中医学とはちょっと離れて、気圧の変化と体調不良について考えていきましょう。
Super Typhoon Utor / NASA Goddard Photo and Video
まず『台風』とは何なのでしょうか。台風とは、北西太平洋や南シナ海で発生する熱帯低気圧で風速17m/s以上のものを指します。で、この『低気圧』が体調とのつながりをお話しするうえで大切なポイントになります。
低気圧を考えるにはまず『気圧』を知らなくてはいけません。
『気圧』とは、空気の重みが作り出す圧力のことです。目には見えない空気にも、実際には重みがあります。これが天高く積みあがっているので、地球上に存在するすべての物質には、この空気の重みによる圧力がかかっています。大気中の空気の圧力なので『大気圧』と呼ばれています。標準大気圧は高さがゼロの海面で1気圧、 1013.25 hPa(ヘクトパスカル)とされています。気圧とは空気の重みなので、空気が少なくなればなるほど軽くなり、気圧は低くなります。地上よりも空気の薄い富士山山頂では計算上0.7気圧になるそうです。これは1気圧に比べて体全体にかかる圧力が0.3気圧少ない低気圧状態と言うことになります。
空気は熱されて膨張すると体積は増えますが密度が低下するので、比重が軽くなります。熱された空気は周囲の空気よりも軽くなり上へ上へと登っていきます。これが低気圧の正体です。上昇気流により周りの空気を引っ張るので空気が人の体を地面に押し付ける力が弱くなります。低気圧とは文字通り、空気の層が薄く、軽く、気圧が低いところです。
この気圧の変化は主に太陽光により作られます。地球上で太陽に一番近い赤道付近では空気が温まって上昇気流を作り出して気圧が低下しやすい環境が整っています。これが熱帯(赤道付近)で生まれる低気圧、『熱帯低気圧』となり、冒頭の『台風』となるわけです。なので、台風は常に赤道付近で生まれて風にのってやってきます。日本から見ると下から上がってくるんですね。
逆に『高気圧』では上空で空気が冷やされて重くなり、下降気流が発生します。空気が地表に押し付けられるので気圧が上がった状態が高気圧です。
というのが、低気圧と高気圧のお話です。低気圧は体を押し付ける力が弱いもの、高気圧は体を押し付ける力が強いものという理解は何となくしていただけたでしょうか。
Storm Cell Over the Southern Appalachian Mountains / NASA Goddard Photo and Video
気圧は空気の重みが生み出す圧力ですが、この圧力が変化することで体調に影響を及ぼします。人間の体というのはほんの少しの変化も敏感に感じとる、ものすごく繊細なセンサーの塊です。様々な物を作る職人が、仕上がりをチェックするのに最後は指で触って確かめるというのを良く耳にしますが、どんなに正確な機械も人間の感覚の敏感さを超えることは出来ない程、人の身体は微小な違いも感じ取ります。その超敏感センサーの塊である人体にかかる圧力が変化すれば、もちろんその変化を敏感に感じ取り、様々な反応がおこることは間違いないですよね。
また耳の奥の三半規管には気圧を感じるセンサーがあるようで、ここが気圧の上昇と低下を感じ取り、それに合わせて血圧などをコントロールしているそうですが、急激な気圧の低下や上昇では、そのコントロールによる順応が間に合わず、混乱してしまう様です。これも不快な症状を起こす一要因になっているようです。
Towson, MD on 695 / Forsaken Fotos
人の体は今現在の気圧状態に順応しています。この「順応している状態」というのは、「内側から同じ力で押している状態」です。もしこの力が無ければ気圧にまけてぺしゃんこにつぶれてしまいます。
写真の袋入りスナック菓子を御覧ください。破れんばかりにパンパンに膨らんでいます。これは空気の層が薄くなる高所で撮影されたものです。高所では物体にのしかかる空気量が少なくなるので、空気の重み減り、圧力(気圧)が低下したます。そうすると、平地で作られたスナック菓子の袋は平地の気圧に順応されているので、高知に持って行くと、外からかかる力(大気圧)よりも、内側からの圧力の方が勝ってしまい、お菓子の袋は下の写真のように膨らみます。飛行機の中に袋入りのお菓子を持って行くと、上空では同じことが起きるので、機会が有れば観察してみてください。
これが人の体だとどうなるでしょうか。人の体がパンパンに膨れるわけではないですが、体にかかる圧力が弱くなるということは、例えば常に着ているゴム製のスーツを脱いだような状態です。そうすると抑え込む力から解放されて、体は若干ですが、膨張します。さらに60%以上が水でできている人の体は、その細胞内の水分も外に出ようとしますし、血液の水分も血管から細胞の隙間ににじみ出てきます。これらは体のあちこちで「むくみ」になります。これがもし頭蓋骨の中で起これば、圧力が逃げる場所がないので、周りの細胞を圧迫してしまいます。人によってはその圧迫で頭痛が起きてしまいます。これが喉で起これば喉が腫れて気管が圧迫されて喘息になったりもします。関節で起これば関節痛になります。
また、血管が拡張するということは一時的に圧力(血圧)が低下します。急な血圧の低下は、血流の低下を招き、細胞に行き渡る酸素や栄養素が少なくなり、肩こり・頭痛だけでなく、身体のだるさなども引き起こすか可能性があります。そして、血圧が低下すると、人の体はバランスを取ってもとに戻そうと血圧を上げようとするので、自律神経の一つで興奮を司る『交感神経』が介入してきます。そうすると人によってはイライラしたり、神経が過敏になったり、動悸が起きたりするようなこともあります。
逆に高気圧の場合は、身体を外から押す力が高まり血圧が上がるので、ちょっとした興奮状態になります。もしかしたらそれによって、気圧の低下時とは違う頭痛を感じる方もいらっしゃるかもしれません。また、いらいらしたり、そわそわしたり、ドキドキしたりするかたもいらっしゃるかもしれません。
人間の体には「恒常性/ホメオスタシス」といって、身体の状態を常に一定のバランスが取れた状態に保つ機能があり、気圧が変わればその都度順応できるようにできています。高山でも低い土地でも、低気圧も高気圧も時間があれば順応できます。でも台風のように急激な気圧変化にはその調節が追い付きません。
気圧が低下すると、体に対する外からの力が弱まることで内側から外に向けて力の方が強まり、血管や細胞が膨張して水分が染み出てむくみになったり、圧迫して痛みを起こしたり、だるくさせたりする。さらに下がった血圧を回復させようと自律神経が混乱し、イライラやほてりなども起こりやすくなるっというのが低気圧と体調不良の関係です。
また、低気圧は大体雨を降らせるので、湿度が上がります。これも体調に影響するのですが、長くなったので今日はこの辺で。
2015/01/06
1月の中医学講師、スタッフのスケジュールです。当店の漢方相談はご予約の方を優先としております。
また中医学講師の相談は完全予約制です。
ご相談希望の方はお気軽にお問合せくださいませ。
ご予約は、イスクラ薬局日本橋店までお電話でお願い致します。(イスクラ薬局日本橋店 03-3273-7331)
《週の中医学講師相談スケジュール》
●劉文昭(りゅう ぶんしょう)…月曜日(月2回)(8・15日)
●別府正志(べっぷ まさし)…毎週水曜日
●杉村敦子(すぎむら あつこ)…毎週水曜日・木曜日
●王愛延(おう あいえん)…毎週木曜日
●張振東(ちょう しんとう)…金曜日
~月1回相談日~
*月1回の先生方は、予約が混みあい取りにくくなっておりますので、お早めにご予約ください。
●仝選甫(とんせんほ)…火曜日(月1回*変動あり) 1/6(火)
*内科・耳鼻科(特に耳・鼻・後鼻漏・アレルギー・花粉症などでお悩みの方におすすめ)
エネルギッシュな先生からは、いつもパワーをもらっています。耳鼻科をメインとしながら、内科、婦人科とあらゆる相談も。耳鼻科領域に関しては、大変有名な先生ですので、長年、耳鼻科領域でお悩みの方は、一度先生のご相談を受けられてみてはいかがでしょうか。先生のご予約は、すぐに埋まってしまいますので、お早めにお電話でご予約を!
*全国各地に講演会、教育など行かれる関係で、基本的には月1回火曜日ですが、曜日が変わることがございます。ご迷惑をお掛け致しますがご理解の程、お願い申し上げます。
《スタッフスケジュール》
●櫻井大典(さくらい だいすけ)
●市川貞行(いちかわ さだゆき)
●柳沢侑子(やなぎさわ ゆうこ)
●太田芽久美(おおた めぐみ)…月~水(木・金は六本木店勤務)
●佐藤薫(さとう かおり)…水曜日、月・金(月金は不定期)
(水曜日+5(月)・16(金)・19(月).30(金)
2015/01/05
あけましておめでとうございます。日本橋店 店長の櫻井です。本年も何卒宜しくお願いします。
さて、突然ですが、
芹、薺、御形、繁縷、仏の座、菘、蘿蔔
これらの読み方が分かりますか?
これらは、“春の七草”といって、七草粥に入れる植物なんですが、いくつ読めましたでしょうか。ちなみに私は、漢方を生業にしておきながら一つも読めませんでした!
ちなみに読み方は、
芹 (せり) =セリ
薺 (なずな) =ペンペン草
御形(ごぎょう)=ハハコグサ
繁縷(はこべら)=コハコベ
仏の座(ほとけのざ)=コオニタビラコ
菘 (すずな) =カブ
蘿蔔(すずしろ)=ダイコン
となります。恥ずかしながら蘿蔔(すずしろ)なんて、「”ぶどう”かな??」なんて思ったぐらいです(ちなみにぶどうは『葡萄』と書きます)。「春の七草」とか「七草粥」などとは昔からよく耳にしましたが、それらが何を指しているのは、このブログを書くために調べて初めて知りました。
ということで、今日はこの、『七草の行事』について、書いてみたいと思います。七草は、いったいいつから始まって、何が由来なのでしょうか?そして、『七草』たちにはどんな力があるのでしょうか。
某大型スーパーで鉢ごと売っていた「七草」です。
『春の七草』は、日本に古くからある、年初めに雪の下から芽を出した若草をつむ「若菜摘み」がその原点と考えられています。そこに、中国の「七種菜羹」という7種類の野菜を入れた羹(あつもの、とろみのある汁物)を食べて邪気を払い、無病息災を祈るという習慣がかさなり、定着していったようです。
昔は、前日(1月6日)の夜にまな板に載せて「七草なずな 唐土の鳥が、日本の土地に、渡らぬ先に、合わせて、ストトントン」(地方により多少の違いがあり)と囃し歌を歌いながら包丁でたたき、7日の朝に粥に入れて炊いていたようです(wiki参照)。この歌から見ても、中国(唐)の習慣と日本の風習とまじわりできた習慣じゃなかろうか?という想像ができますね。
手もとの資料によると、
セリは余分な熱をとり、おしっこやおりもののトラブルに良いとされ、
ナズナは、胃腸を元気にし、むくみや胃の不快感、目の充血などにも良いようです。
オギョウ(別名 ははこぐさ)は、咳を鎮め、痰を出すのに良く、
ハコベラは利尿によく、産後の浄血によいとされ、
ホトケノザは胃腸に良く、
スズナ(かぶら)やスズシロ(だいこん)は解毒や、消化不良によいとされています。
春の七草は、お正月料理で疲れた胃腸にはぴったりのお粥といえますね。
ちなみに、、、
春の七草はご存知の通り1月7日ですが、これは旧暦の1月7日の事を指しています。となると、旧暦の正月は2月初旬ですので、七草粥は本来、2月初旬に食べられていたようです。実際にこれら『七草』も、2月ごろ、春先に食べごろを迎える植物たちですので、今スーパーに並んでいる『七草粥セット』なるものは温室栽培のものや、中には多少違った植物が入っているものあるようです。
元々は邪気を払い無病息災を祈るための粥でしたが、正月のごちそうで疲れた胃腸を癒すため、溜まった毒を除くためという意味合いもあります。私、年末年始は実家に帰っていたのですが、肉、魚、魚介と食事がとにかくタンパク質だらけで、とっても美味しくて嬉しいのですが、胃腸にはかなりの負担になってしまったと思います。緑たっぷりのおかゆは解毒の力に優れていますし、おかゆ自体も疲れた胃腸を回復させる絶好の養生食ですし、正月太りも改善してくれる(かもしれない)ので、是非七草粥を楽しんでください。
春の七草と言えばこの歌、時は南北朝時代の四辻の左大臣(よつつじのさだいじん)が源氏物語の注釈書「河海抄(かかいしょう)」の記載から良く知られる一句をご紹介します。
『春の七草』はこのように歌になったことで世に広く知れ渡ったといわれています。
皆様も是非、この先人時の知恵を活かし、ご養生くださいませ。
2015/01/05