今日の出勤途中、電車内でとなりに座った女性が、
カバンから分厚い国際中医師試験問題集(国際中医師標準試験復習大綱)を読んでおり、
気になって仕方がなかった櫻井です。こんにちは。
中医学の普及につれ、これから受ける方も増えるのでしょうね。
今日は最高気温が30度以上のとっても暑い一日になる予報です。
外を見ると眩しいぐらい太陽の光が照っています。
こんな日に外で働いていらっしゃる方々には頭が下がります。
本当にご苦労様です。
こんなに気温が上がると怖くなるのは、
熱中症や脱水症状ですね。
漢方では熱中症や脱水の予防に、
熱をとる力と潤す力のある生薬を使います。
代表的なものに西洋人参がありますが、
それ以外にもたくさんの生薬が使われています。
先日お伝えした、涼茶と言われる暑気払いに使われるお茶、
『五涼華(ごりょうか)』もその一つです。
麦味参顆粒もおすすめです。
汗をかくと「気陰両虚(きいんりょうきょ)」という状態になります。
潤いとエネルギーが少なくなった状態です。
放っておくと動けなくなり、命に係わることもあります。
まずは日陰で横になり休み、脇や後頭部を冷やすことが大切ですが、
危険を避けるためにも、朝一包の「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」は欠かせません。
麦味参顆粒の中には、人参、五味子、麦門冬という3つの生薬が入っています。
人参でエネルギーを補い、麦門冬で潤いを補い、五味子は無駄に汗が流出するのを防ぎます。
まさにこの時期にぴったりの漢方です。
元包名は、『生脈散』というで、内容成分が同じ『生脈飲』という点滴もあります。
生脈とは、そのまま「脈を生む」という意味です。
疲れや体力回復、心臓トラブルに良く使われます。
夏の運動前に、
運動中にスポーツドリンクに混ぜて飲んでもおいしいです。
この夏おすすめの漢方です。
せめて涼しげなクラゲの写真を...