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人体の不思議 の記事一覧

~逍遥~つれづれ中医学⑤ 健康寿命/鮎澤 婦佐江

{健康寿命}健康上の問題がなく日常生活が送れる年齢
女性 75.38 歳(平均寿命の差 12.06年)
男性 72.68 歳(平均寿命の差 8.73年)
2019年時点

自身の年齢に迫った健康寿命が、他人事ではない焦りを誘う。そう、半世紀以上地球に住み続けている身としては。

宇宙が138億年前に「ビックバン」と呼ばれる大爆発によってでき、恒星や惑星を作っている物質、時間や空間がその爆発の一瞬でできた。
太陽の8倍以上大きい恒星は、燃料の水素を燃やしつくすと内部にもっと重い元素をつくりだす。そして恒星が大爆発する時、その元素を宇宙にまき散らす。まき散らされた元素が、地球そのもの、植物、動物そして人の体をつくっていく。人の体は小宇宙といわれるゆえんが何となく分かる気がする。

さて、私の「抗老防衰 こうろうぼうすい」老化予防は、捕腎法(ほじんほう)ホルモン系機能の強化 と活血化瘀(かっけつかお)血液サラサラ中医学の基本的な考え方である。

「腎は精を蔵す」精とは、生命活動を維持していくうえに必要な基本物質(例 ホルモン系)をさす。腎の働きは、西洋医学でいう作用よりも幅広く、内分泌系・精髄や脳の働きをひっくるめた意味がある。ここに、ストレスや過労、脂っこい物の摂り過ぎなどの要素が加わり、血液の汚れや停滞が引き起こされる。

宇宙から与えられた身体をよりいたわる年代に入った。
でも、海燕の巣含有の“ベリースタイル”で、肌の潤いも欲しいかな‼美も永遠のテーマ⁈

2022/02/07

~逍遥~つれづれ中医学② コロナ舌/鮎澤 婦佐江

こんにちは。鮎澤です。

ANNnewsから ======================================================

「新型コロナが引き起こす身体の異常が次々発覚(2021年1月28日)」
の報道から感染初期の兆候として「コロナ舌」が紹介されました。
一般に見られる雑病の寒湿の舌象でなく、穢濁舌と言われており、内容を
簡単にながします。

=======================================================

魔高一尺、道高一丈(魔物が一尺高くなれば、道が一丈高くなる)

スペインの研究チームが、新コロナの感染初期の兆候に「コロナ舌」
報告書にまとめました。
舌が腫れる、歯形が付いてしまうほどで、味覚を失うといいます。

中医学は、幾千年も前から急性の伝染病(瘟疫)と闘い、多くの経験によって治療を模索し、学問を形作ってきました。

「瘟疫論」のなかで、「重篤な疫病は、数百年来、稀にしか見られず、例年見られる疫病と同列には論じられない」と書かれています。

新型コロナ(COVID-19)は、風、熱、湿、穢(穢濁(わいだく))、燥、瘀、虚などの複数の邪気が一体となり、複雑な病理形態を成しています。

疫病の特徴は、よく穢濁(汚れ濁っているもの)を兼ね、穢濁の気は舌苔に現れるといいます。
穢濁の気とは、全身の気機の代謝の停滞によってできた病理産物ともいえます。
そのため瘟疫病では、舌診を重視し、邪氣の強弱、病勢の深さ、疾病の部位などを細かく観察していきます。

粉が積もったような(積粉状)穢濁の舌は、邪熱が濁によって閉じ込められていると考えます。

COVID-19は、口や鼻から侵入し、肺系に留まり毒力を増し、肺部や脾胃(消化器系)を傷つけていきます。

NO1(つれづれ中医学①)で述べた「正気(せいき)」「衛(え)気(き)」は、目には見えませんがウイルスや病が侵入しないように身体を守り、初期には撃退、病後の体力回復と身体を元気に保つ大切な役割を担っています。

【予防の鍵】
「気」は「肺」「脾胃 消化器系」の充実から生まれます。

つれづれ中医学①

2021/02/13

涙についてのお話(中神)

こんにちは!中神です。春は出会いと別れの季節です。そして感情が乱れやすい季節でもあります。

涙がでるような出来事が増えることでしょう。

人間はなぜ泣くのでしょうか?どうして涙がでるのでしょうか?

基本的に涙は常に分泌されています。それは眼球を潤し、炎症から保護するためです。

涙が分泌されなくなった状態が「ドライアイ症候群」です。広く知れ渡る症状だと思います。他に「ドライ 愛 症候群」というものがあります。聞いたことないですよね?

 

私が勝手に名付けた名前です( ・´ー・`)どや

 

でもめちゃくちゃな名前を付けたわけではありません。

「ドライ 愛 症候群」は愛が乾いてる状態。愛…すなわち心(こころ)が乾いている状態です。心が乾くと精神が不安定になり頻繁に泣けます。涙で目が潤されるので、ドライアイ症候群は良くなるかもしれませんが「ドライ 愛 症候群」はさらに悪化します。「ドライアイ症候群」も「ドライ 愛 症候群」もどちらも乾燥していることが原因です。漢方薬では身体を潤すという方法でまとめて解決できちゃいますよ!

これが漢方薬の良いところです٩( ”ω” )و

「ドライ 愛 症候群」の正式名称は臓躁(ぞうそう)といいます。皆様の知ってる言葉に変えるとヒステリーです。臓燥は五臓の心、または肝の血が少なくなり、そして乾くことで発生します。心や肝は精神をコントロールする臓腑です。この臓腑が乾燥すると精神が【寒暖の差が激しい砂漠のような状態】になります。寒暖の差を感情に置き換えると、急にイライラしたり、なぜか泣けたり、憂鬱な気分になったりと感情の起伏が激しくなります。

このような症状には「甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)」という漢方薬をおススメすることが多いですが、お困りの方は漢方薬局に相談しましょう。

 

人間は何故なぜ泣くのか?という事は実際にはよく分かっていませんが、

「誰かに助けを求める時に泣く」

と考えられているそうです。

私もまぁそうだろうなと思うわけです。

 

人間の脳の発達には様々な説があります。その説の一つに【食べ物や生活環境などは関係なく、複雑な社会環境が脳を発達させた】とする説があります。

例えば怒ったりすることには外敵から身を守るという意味があります。
笑うことも身体を元気にすることが分かっています。でも泣くのは…??

涙を流すとストレス解消になるという話もありますが、根拠はよくわかっていません。流した涙の中に快楽鎮痛物質が含まれていることは分かっていますが、それを感知するセンサー(受容器)は眼にも鼻にもありません。

中医学的に考えると根拠は分かります。中医学で涙は【肝が主る】と考えられています。肝は他にも【怒り(ストレス)】や【自律神経】を主る臓腑です。主(つかさど)るとはコントロールするに近い意味です。したがって、涙に関して基本的には【肝】の失調が原因である考えます。例えば中医学の多数の古典には【肝が弱ると涙が流れる】との記載があります。また、鍼灸のテクニックの一つに、眼球近くにあるツボ(晴明)に鍼を打ち、涙を流させることで【肝】の興奮を抑えるという技術もあります。

もしかしたら、涙を流すとストレス解消になる、というお話は中医学を発端とした話かもしれませんね。

感情的に泣き涙を流すのは人間だけです。
感情を生起する部位は扁桃体(へんとうたい)という脳の一部分ですが、他の動物にも扁桃体はあります。
でも感情的に泣くのは人間だけなのです。

社会的に、周りの人々に、合わせて成長してきた ”脳ならではの機能” と考えると、泣くことは誰かに助けを求めていると考えられるなと思います。

泣きたい時は無理しずに泣きましょう。

そして勇気を出して、誰かに助けを求めてみましょう。

無理をしなくてもいいんですよ(/・ω・)/

おしまい。

 

中神(ぴーてん)の過去の記事はこちら

中神(ぴーてん)の自然と身体はつながってるお話(寒邪の話)

中神(ぴーてん)の食べすぎについてのお話

中神(ぴーてん)の冬季うつ病について

中神(ぴーてん)の風邪予防と対策について

睡眠とはなにか? 現代過去と不眠の関係

血について様々な角度から考える

 

2020/04/13

睡眠とはなにか? 現代過去と不眠の関係 

こんにちは!イスクラ薬局六本木店の中神(ぴーてん)です。
私は20代の頃極度の不眠症でした。毎日1~2時間しか眠れない日々を長い間過ごしました。不眠は本当に辛いですよね。とってもお気持ちわかります。
現在では不眠を漢方薬で解消し、ぐっすり眠れるようになりました。
今回は不眠で悩まれている方に是非読んでほしいブログを書きました。
読むだけでかなり眠くなるのではないかと思います。7400文字あるので、眠くなるまで読んでみてください。
そんなに沢山読みたくない方は、目次をみて好きなところだけでも読んでみてください。
目次
①睡眠のメカニズムについての様々な憶測について
②人はなぜ眠るのか?
③レム睡眠、ノンレム睡眠、徐波睡眠、マイクロスリープ
④現代の不眠に特有な原因についての考察
⑤睡眠障害の現代医学と中医学の共通点について

①睡眠のメカニズムについての様々な憶測について

 
睡眠は本当に大事な生理的現象です。
三大欲求の1つに数えられていますが、その中でもっとも人生を支配しているのは
睡眠(すいみん)
と言っても過言ではありません。
なぜなら人は人生の3分の1を睡眠に費やしているからです。8時間睡眠の人でしたら1日3分の1を寝ている事となり、90歳まで生きたら30年間寝ている計算になります!!
30年間寝ている!と聞くとなんだかもったいない気がする私です。
でも睡眠時間は人により、長短の時間差があります。
例えば、トーマス・エジソンの睡眠時間は平均3~4時間だったそうで、「寝るのは馬鹿だ、みんな寝すぎだ、自分は死んでからたっぷり寝る」という言葉を残したのは有名ですが、ほぼ同時期に寝る天才が現れてしまいその名言が迷言になってしまいました。
その天才とはアルベルト・アインシュタインのことで彼の睡眠時間は、1日9~10時間と言われています。睡眠時間の長短はどちらが健康に良いのか?については、やはり長いほうが良いだろうと科学的に解明されつつあります。
ですが、特異な体質で短時間でも大丈夫、または短時間の方が良いという人もいるでしょうね。
睡眠のメカニズムはまだはっきりと解明されていません。
古くは古代ギリシア時代から現在まで、様々な憶測がなされています。
いくつかの説がありますが、紀元前384年に生誕し「西洋最大の哲学者の1人」とされているアリストテレスは
食べ物が胃で消化される際に蒸気が発生し、その蒸気が頭部に集まり、やがて脳内温度が下がると蒸気は凝縮し、脳から降りて心臓を冷やす。心臓が冷やされれば外界との感覚が遮断され睡眠が訪れる
と考えました。
アリストテレスは睡眠が心臓と関係していると考えていたのですね。
古代ギリシアの医学者ガレノスはアリストテレスの説の後に、違う説を唱えました。
脳に送られた蒸気が脳内の温度の低下によって凝縮し、脳に存在する「孔」をふさいでしまう、そして「孔」がふさがれることで脳は体の他の部分から切り離されて睡眠が訪れると考えました。
正直、お二人ともの言っている事はさっぱり理解できません。
アリストテレスとは違いガレノスは睡眠と脳が関係していると考えていることはわかります。
でもガレノスの論はアリストテレスの論より現代に生きる私たちにしっくりくるのではないかと思います。ガレノスは解剖を多く行っていたとの記録があるので、より現代風の考えに近づいたのでしょう。
現代では睡眠のメカニズムについて睡眠毒素説と体内時計の話がよく使われています。
睡眠毒素説とは
睡眠毒素とよばれる化学物質が、起きている間に脳内に蓄積されると睡眠が訪れる
というものです。長時間眠られなかった犬の脳内の体液を採取して、別の元気な犬に注入したら、元気な犬がたちまち眠りに落ちた事がきっかけとなり、発見されました。
体内時計は読んで時の如く、
人間の体内には約24時間の時計があり、昼間活動して夜眠るというリズムを調節しているとされております。そして特定の時刻になると眠りの合図が体内時計から送られ、眠りが訪れます。
この2つの話は、やはり脳と関係しており、ガレノスの考えた説に近いですね。
私は現代の2つの説が混合して、関係していると思います。
このような憶測がされていますが、初めに申し上げたように睡眠のメカニズムははっきりとは解明されていません。
でも人はなぜ眠るのでしょうか?
 
月

②人はなぜ眠るのか?

NHKの「国民生活時間調査」で日本人の睡眠時間は7時間15分とこれまでの減少傾向が下げ止まりとなりました。夜は各曜日とも半数以上の方が11時に寝ており、就寝時間も早まっています。またTVを見る時間は減り、インターネットを見る時間は増えて結果もでています。
睡眠時間が増えた原因は、選択的に情報を得る事により、健康に関心が集まった結果なのか?高齢化の影響なのか?実際どうなのでしょうね。
「人はなぜ寝るのか」について結論からいえば、生物の睡眠の役割は
エネルギーの節約です!!
様々な動物における、エネルギー消費率と睡眠時間には正の相関関係があるという報告がされております。簡単に説明すると、例えばゾウは動作がゆっくりな為、呼吸回数が少ないです。呼吸回数が少ない=エネルギー消費が少ない=睡眠時間が短いとなります。
逆にネズミはすばしっこく呼吸回数が多い(エネルギー消費が多い)ので、睡眠時間が長くなります。
人間を含める昼行性の動物は夜間では十分に視ることができないため、体を動かなくし、エネルギーの節約を図ることは、合理的だといえるでしょう。
また、人間は大脳が高度に発達した生き物です。脳の機能回復も睡眠の大事な役割一つになります。
みなさまもノンレム睡眠とレム睡眠という言葉を聞いたことがあると思います。
ノンレム睡眠は主に脳の活動が低下した状態であり、脳が休息状態に入った状態です。一方レム睡眠は筋肉の活動が低下し、脳の活動が高まった状態で、夢をみるのはレム睡眠の時です。
この二つの睡眠は約90分周期で訪れ、前半はノンレム睡眠が多く、後半ではレム睡眠が多くなります。
たまに寝るのには体力が必要という方がいますが、現代医学的に考えると間違いだと思います。正確には起きるのには体力が必要です。
人間は睡眠が訪れた後に、エネルギー消費量は急激に下がります。そして何故か脂質酸化量が増えます。脳が休息状態に入るのに脂肪が必要なのかな?なんて妄想しています(中医学的に考えると面白い現象なのです)。
また、目覚めの直前にはエネルギー消費量と炭水化物酸化量は増えます。
夕食を食べてから長い間空腹になり飢餓状態のはずが、エネルギーの消費を増やすということは、何か意味があるはずです。その意味を考えたところ「起きる」という行動は「生き返る」に近い行動なので、私たちの考えている以上に体力を使うことなのでしょうね。
「どれだけ眠らずにいられるか?」という疑問に関して世界中で断眠記録への挑戦が行われていますが、睡眠研究者による立会のもと、世界記録として公認されているのは、アメリカの17歳の高校生ランディーガードナーさんによる264時間12分(11日と12分)というものです。
驚くべき記録ですね!
でも私がもっと驚いたのはこの方が眠りにつき、起きるまでの時間が14時間40分でした。
11日も起きていたのに14時間で回復するなんて不思議じゃないですか?
日本人の睡眠時間は7時間15分ですが、それは一日17時間くらい起きていた結果ですよね。264時間でしたら15~16倍くらい睡眠してもおかしくないじゃないですか。
きっとマイクロスリープや徐波睡眠が関与したと思うのですが、真意はわかりません。
マイクロスリープ?徐波睡眠?と思ったそこのあなた!次の章ではその辺りを詳しく説明しますね。それにしても睡眠ってホント不思議…
 
寝る猿

③レム睡眠、ノンレム睡眠、徐波睡眠、マイクロスリープ

レム睡眠とノンレム睡眠、徐波睡眠、マイクロスリープをもう少し詳しくお話しします。
【レム睡眠とノンレム睡眠】
先程のおさらいですが、ノンレム睡眠とレム睡眠は90分周期で訪れ、ノンレム睡眠は
「脳の活動が低下した状態であり、脳が休息状態に入った状態」
であり、睡眠の前半に多く、レム睡眠は
「筋肉の活動が低下し、脳の活動が高まった状態」で睡眠の後半に多く、夢をみるのはこちらです。
ノンレム睡眠はさらに、四段階に分かれています。
段階一では容易に覚醒状態になり、段階二では音刺激に反応し、血圧の増加、皮膚血流低下が認められ交感神経が刺激され、大きな音など刺激が強いときは起きます。三、四、段階では、大脳皮質の活動は著しく低下するので、音刺激、皮膚の刺激、軽度の光刺激には反応しなくなります。
レム睡眠は筋肉の活動は低下しているものの、脳は活動が起きている状態に類似しています。この時期には夢をみている事がおおく、耳に聴覚刺激を行うと、それに類した夢をみるそうです。
【徐波睡眠とマイクロスリープ】
マイクロスリープは微小睡眠とも呼ばれ、睡眠不足状態で覚醒状態の時、目を開けていても瞬間的な睡眠が発生するという現象です。
睡眠不足がある一定のレベルを超えたときの、脳の自己防衛機能と考えられていましたが、最近ではマイクロスリープ後に「脳が若返る!!気分が冴える!」
とポジティブな意見を聞くようになりました(気になる方はググってください)
例えば世界的に有名なスペインの画家であるサルバドール・ダリはマイクロスリープからインスピレーションを得ていたと私は思います。それはダリが考案した「昼寝」がマイクロスリープを取り入れた手段だからです。
手順は
①椅子に腰掛けたまま寝る
②指と指の間に乗せるようにして手にスプーンを置く(カギのときも)
③リラックスして寝る
④寝るとスプーンが手から落ちるので、ガチャンと音がして起きる
⑤起きるΣ(゚∀゚ノ)ノキャー
いかがでしょうか?完全にマイクロスリープと一致しますよね
マイクロスリープの存在を知らずにこれを実践していたはずなので、やはり天才は違うな…と思います。ちなみにマイクロスリープの存在を知らずに、毎日時間があれば5分でも昼寝をしていた私はかなりの凡人です。
徐波睡眠は大脳の回復に最も関係しているとされる特に深い睡眠のことです。この睡眠は総睡眠時間の20%程度しかありません。ですが起きている時間が増加すると反動で徐波睡眠の時間が増えます。したがって前回の章でお話したランディーガードナーさんのように長時間起きていた後でも、短時間で回復できたというわけです。
本来動物にとって睡眠は大変危険な行為です。完全に無防備になるのですから。
ですからマイクロスリープや徐波睡眠のような、より短く睡眠をする機構が備わっているのだと思います。
 
木漏れ日

④現代の不眠に特有な原因についての考察

私は勤め先が六本木という土地柄か、不眠の相談を受けるケースが多々あります。
患者様のお話を聞いていると現代の不眠に特有の原因があるのではないか?
と思うことがあります。
私は漢方薬(本当は中成薬ですが)を中医学という理論に基づいて考察して、おすすめします。
ですが中医学の理論が構築された時代には、これほど文明が発達していたわけではありません。現代の不眠に悩む人はその現代的な生活パターンが原因となり症状が発生しているケースがあるのではないかと考えています。
したがって、文明が発達した事によって睡眠にどのように影響したのか?
を考察してみたいと思います。

私が注目したのは二点
①日光を浴びることが少なくなった。
②木がなくなった。
です。多分これは氷山の一角であり、腸内細菌の影響等などあると思いますが、今回はこの二点に注目してお話します。
【睡眠の質と日光の関係】
都会で生活していると【自宅⇒地下鉄⇒少し歩いてすぐ会社】のような生活パターンの方が沢山いらっしゃいます。すると日光を浴びる機会が少なくなります。
これが大問題!!!!
なぜ日光を浴びないとダメか?というと日中の覚醒度を上げるためです。
昼間に十分な覚醒状態を維持できないと夜グッスリ眠れません。
細かい話をすると昼間日光を浴びると夜間にメラトニンというホルモンの分泌を促し、メラトニンが体温を下げることで深い睡眠ができるというわけです。
建物の中でも蛍光灯などの光がありますが、日光に比べてかなり弱いです。
具体的には屋外晴天時の明るさは10万ルクスに対してオフィスはたったの500~1000ルクスです。
これではしっかりと覚醒度を上げることはできません。
他に簡単に覚醒度を上げる方法は「歩行」です。歩行しながらウトウトしてしまう人はさすがにいないと思います(先日相談している時に1人いました。ビックリです。)
夜眠れない人は昼間にこの2つを実行していただくと良いです。
・お昼休みは近くの公園でランチをする
・ひと駅分歩く
等で十分です。
ただあまりにも酷い睡眠障害の場合は、日光を浴びることも歩行する事も体力を使うので一度医師や漢方薬局で相談した後に実行されると良いです。
【木と睡眠の関係】
現代の建物では木の匂いを感じることはありません。また、都会で生活していると木の匂いを嗅ぐことは殆どありません。
皆様も一度は山や森で嗅いだ「木の香り」、その時なんともいえない香りには「フィトンチッド」という名前があります。
フィトンチッドとは、他の生物に対して影響を与える物質で、植物が動物による食害から身を守ったり、他の植物の繁殖を抑えたりするために作り出される揮発性の物質です。
この物質は人間に良い影響を与える事が分かっています。
例えばフィトンチッドの中にαピネンという物質があります。
αピネンはスギやヒノキが傷ついた時に放出される物質で、緊張を和らげる効果があるとされています。緊張を和らげるとは
「手足の血行がよくなり交感神経を抑制し、副交感神経を活発にすること」
です。
そのような反応があると血管が広がるので体温が下がりやすくなり深く睡眠がとれるようになります。
ちなみに春になると眠気を強く感じる事がありますね。春は冬に比べて暖かく血管も広がるので、体温が下がりやすくなり眠気を誘うというわけです。
またαピネンはリラックスした時に現れる脳波であるα波を増やすことも分かっています。
都会では木のそばで生活しなくなったことからリラックスする機会が少なくなり睡眠障害が発生しやすくなったのではないかと考えています。
私はこの2つが睡眠障害の原因になっている場合、日中の覚醒度が原因でしたら「日光を浴びること+運動すること」を実行していただき、その補助を漢方薬でします。
リラックスができてなければ、木のそばで生活してくださいとは言えないので、緊張を和らげる漢方をオススメします。
睡眠障害でお困りでしたらぜひ私を尋ねてくださいね。
 
ダイビングの泡

⑤睡眠障害の現代医学と中医学の共通点について

中医学でも睡眠障害の原因は様々な角度から考えられていますが、基本的に興奮がおさまらない、熱が強すぎるという2点に絞られます。
ただしどのような事が原因で興奮がおさまらないのか?または、熱が強すぎるのか?となると、中医学的な機序は様々なものがあります。
現代医学的な睡眠障害の原因である「ストレスで自律神経が乱れて興奮がおさまらない」や「メラトニンの分泌が上手くできなくて体温が下がらない」等は中医学的に考えると「興奮がおさまらない、熱が強すぎる」になるのではないかと思います。
そこで、今回は現代医学と中医学の睡眠障害についての考え方の類似点を私なりに説明させていただきます。
【中医学的!陰が足りず気が落ち着かないので眠れない説】
今から話すことを超簡単すると上記のような表現となります。
気は精神活動を意味するのですが(他にも様々な意味があります)陰という物質の中に気が沈み込むことによって、気=精神活動が落ち着き就寝できるという事です。
イメージは
線香花火(気)が水(陰)に沈み火が消える(就寝)
という感じです。
ですが、体内に陰が減る、(水や血が少ない)気をスムーズに陰まで持っていけないと睡眠障害が発生します。
この考えの元となった原文を紹介すると
「衛気について昼は陽を行り、夜は陰を行り、常に足少陰の分間より五臓六腑を行る、いま厥気は五臓六腑に客せば、すなわち衛気独りその外を行り、陽を行り、陰に入るを得ず云々…陰に入るを得ざれば、陰虚す。ゆえに目瞑せず」
【霊枢 客邪篇】
意味が全然わからないですよね。(泣)
実際私も100%理解できているかどうか…という文章です。
上記の原文は先程書いたことを説明しているのですが、私が何を言いたいのかというと厥気(けっき)と書いてあるところに注目です。
厥気は五臓六腑に客せば、すなわち衛気独りその外を行り、陽を行り、陰に入るを得ず云々…陰に入るを得ざれば、陰虚す。ゆえに目瞑せず
を簡単に訳すと
体の内部が冷えれば、体の外が温まるので、眠れなくなりますよ!
と書いてあります。
現代医学の「メラトニンが分泌され体温が下がるので深く眠れる」とは少し違いますね。でもこれは、メラトニンが…というホルモン的な意味ではなく
外部から体を冷やしすぎる眠れないよ!!
という意味だと思います(客邪篇なので)
現代医学的にも就寝する2時間前くらいに体を温めると寝やすくなると考えられています。理由は血管を広げることで、血の巡りが良くなり体温が下がりやすくなる事と、血管を広げた後に(2時間後くらい)血管が収縮し体が冷えやすくなるからだと考えられます。
現代医学的にも中医学的にも「外部から体を冷やしすぎると眠れなくなる」と説明していることが分かっていただけたかと思います。
【血の巡りが悪いと眠れない説】
現代医学的にも血の巡りが悪いと体温が下がりづらくなり、深い睡眠をとることができないと考えられていますが、中医学でも全く同じことを考えました。
その考えの元となった原文を紹介すると
血の巡りを良くする薬(血府逐瘀丸)の主治に
「夜眠ることあたわず、安神養血薬を用いこれを治し効かせざれば、この方神のごとし」(医林改錯)
と書いてあります。
簡単にすると
「夜眠れない人に心を落ち着かせて血を補う薬を飲ませても効かなかったら、血の巡り良くするとめっちゃ効くよ!」
と書いてあります。
この本は1830年と最近(?)に書かれたもので、書いてくださった大先生(王清任)は、良く死体を観察し「今までの中医学は間違っている」と仰っていた天才です。
新しいだけあって現代医学と類似するのもわかりますね。
他に中医学的な睡眠障害の原因には
「心の潤い(心陰)が足りず興奮がおさまらないので睡眠障害が発生する」
「胃腸に食べ物が沢山あり熱が強くなるので睡眠障害が発生する」
等がありますが、現代医学的にはなかなか説明しづらいものです。
私が勉強不足なだけかもしれませんが…
また発見しましたら、書かせていただきます。
 
他のぴーてんの記事はこちら↓
血について様々な角度から考える

2018/10/26

血について様々な角度から考える

こんにちはー!ぴーてんこと中神です(/ω・\)チラッ
「血」についてのお話を古今東西してきます!!
 
はじめに
血は生命のシンボルだった!?
現代医学的に血とは?
ヘモグロビンからみた進化とは?
出血しても止まるのはなぜ??
中医学的な血と現代医学的な血の類似点について
 
の項目に分かれています。お好きなところから読んでみて下さい!
 
 
はじめに
血と一言で言っても様々な見解があります。
血の色はみなさん同じ赤色を呈しています。地球人でしたら同じです。
血のことが赤血球を意味するものならば、皆が同じではなく、形が違う人もいます。
ABO式血液型という分け方があります。
皆さんが知っているA型の性格は…とかO型は雑で…という分類の仕方です。
血液の分け方は他にRh式血液型、MNSs式、ルウィス式、ダフィ式…等など様々な種類があります。
この組み合わせを混ぜ合わせたらかなりたくさんのパターンの「血」が出来上がるでしょうね。
上記に記したことだけを考えても血は人により様々なパターンがあるのです。
ですが血の働きはどの体でも同じとされています。ちょっと不思議ですよね。
でも、それは先程 ”血が赤いのは同じ” と言ったように、共通する構造があるからですが…
 
血の働きの原動力はどこだろう?
 
と考えると少ワクワクする私です。
 
血は生命のシンボルだった!?
血は古代では「生命のシンボル」であり、神秘的で特別なものと考えられ、儀式などでは血を使うことも多かったようです。
キリスト教の聖餐式の際に飲む赤ワインはキリストの血の表象であり、赤ワインは聖なる飲み物と考えられています。
また古くから誓いの儀式において血をすするということが重要な行為だったのです。
他に薔薇十字団の「血盟」や、アステカのテスカトリポカ神の話も血を特別なものとして扱っています。吸血鬼伝説とかも血を特別なものと考えているかも…しれませんね。
気になる方はググってみてください。
「牛耳る」ということわざがあります。
同盟や団体などの主導権を握って、支配者となる。という意味です。
なぜ牛の耳かというと『成語林』によると
 
「古代中国では諸侯が集まって盟約を結ぶ儀式を行うときに、盟主となるものが、生贄の牛の耳を割き、その血を順番に諸侯がすすって盟約を誓いあった。古くは、牛の耳を割くのは主導権を握る大国の盟主ではなく、小国側であった」
となっており、牛の耳をとることから牛耳ると言われるようになったのです。
スペインの国旗は「血と金の旗」と呼ばれ、赤黄赤と横三列に国章をあしらう形となっていますが、黄色は帝国と豊かな国土を表し、赤は国を守るため流れた血を表しているそうです。
他に独立を勝ち取った国の国旗にも赤色が使われているケースが多いです。
このように「血は特別なもの」「生命のシンボル」として扱った事例が様々な形で存在します。
現在は血といえば血液のことであり、健康診断や献血などの行為から古代の頃のような神秘的な感じはなく身近に感じる機会が多いと思います。
私も前職では鍼灸師をしていたので、毎日直接血と接していましたが、血に神秘的な感じを覚えた記憶はないです。
それは科学技術が発達し「血液とは何か?」が明るみになったことが、身近に感じられるようになった素因の一つだと思います。
 
現代医学的に血とは?
現代医学的に血液とは
「動物の体内を巡る主要な体液」
と定義されます。出典はウィキペディアです。
具体的に血液がどのようなものか簡単に説明します。
血液は、赤血球(せっけっきゅう)と血漿(けっしょう)と少しの白血球(はっけっきゅう)や血小板(けっしょうばん)に分かれます。
赤血球は酸素を体の隅々まで運ぶ役割があり、血漿は脂肪、ホルモン、老廃物などを運びます。
赤血球の中にはヘモグロビンというタンパク質が存在し、そのヘモグロビンは鉄と結合しています。そしてヘモグロビンの鉄が肺で酸素と結合することで体の隅々まで酸素を運んでいるのです。
皆さんも一度は鼻血や口の中が切れて血の味や匂いを感じたことがあると思いますが、その時、鉄の匂いがしたはずです。
あれは赤血球の匂いだったのですよー!
赤血球といえば読んで字のごとく赤色です。でも何故赤いのかというと、
ヘモグロビンが赤い色素であるためです。
でも動脈と静脈では色が違いますね。それはなぜか?、
ヘモグロビンは酸素と結びつくと色が変化し、動脈ではたくさん結びついていているので、鮮やかな赤色となります。
そして静脈では酸素との結びつきた少ないために、暗赤色となります。
 
 
ヘモグロビンからみた進化とは?
前回も少し説明しましたが、赤血球は形が違う人がいます。
もっと正確に説明すると、赤血球のヘモグロビンの形が違う人です。
ヘモグロビンの形ってどんな形?と医療に携わる人に聞けば
「真ん中が凹んだような円盤の形」
と誰もが答えるでしょう。
でも実は「三日月のような形」をしている人もいます。
三日月のような形のヘモグロビンは鎌状赤血球症(かまじょうせっけっきゅうしょう)という症候名がついています。
鎌状赤血球症の人は貧血になり重症化すれば人を死に至らしめますが、マラリアにはかかりにくくなります。
するとマラリアの発生地域では鎌状赤血球症にかかった人の方が生存率が上がるという現象が起こります。
実際に鎌状赤血球症の人はマラリアが猛威を振るう地域に多いのですが、人間の進化ってこういう事象の積み重ねなのでしょうね。
出血しても止まるのはなぜ??
誰でも大なり小なり怪我をしたことがあると思います。
怪我をすると傷口から出血しますよね。
通常の生活を送っていれば「たかが出血」ですむ事が殆どでしょう。
ですが、「たかが出血」ですまない場合もあります。
例えば、血の臭いを嗅ぎつけてサメが寄ってくるという話は有名ですが、サメの嗅覚はとても鋭く100万倍に薄めた一滴の血でさえ感じることができるそうです。ちょっと出血した状態で海に入ったら
がぶっ
と噛み付かれるかもしれません。
そんな困った出血を抑えてくれるのが、血液中の成分である
血小板(けっしょうばん)
です。
基本的に擦り傷程度の怪我でしたら、放置しておいても自然に出血が止まるはずです。
これは血液の中の血小板が出血部位に集まって止めてくれるためです。
血小板は傷口に集まると結合して傷口にふたをします。
このふたのことを血栓(けっせん)といいます。
その後細かい化学反応を経て、フィブリノーゲンというタンパク質が繊維質のフェブリンに変化し、血栓に張り付くことで、血栓をより強力なふたにして傷口を塞ぎます。
そして血管の破れた部位に付着したフィブリン繊維や血栓が収縮し、破れた部分を引き寄せることで血管の修復が始まっていくのです。
ここまで読んでいて疑問に思った方もいらっしゃると思いますが、
「何で血管の中で血液は固まらないの?」
と疑問に思いませんか?
僕は学生のときにこの話を聞いて、何で固まらないのだろう?と強く思った記憶があります。
どうして血管の中では血液は固まらないのかというと、血液の中にはヘパリンという血液が凝固するのを防ぐ物質があるためです。
血管の中には、血液を固める因子と固めさせない因子が共存しているため、通常血が固まることはありません。
ただし、血管の中で血の塊ができる場合があります。
何かの原因(例えば血流が悪いとか)で血管に血小板などが集まり、血の塊を形成し、それが大きくなってくると、動脈硬化症になってしまいます。
血管がだんだんと狭くなり、最後には血管に血が流れなくなったり、破裂したりする怖い病気です。
このように動脈硬化症にならないために、ヘパリンは陰ながら活躍しているのです。
 
⑥中医学的な血と現代医学的な血の類似点について
中医学とは推定2千年前から現代まで活躍する科学が始まる以前の医学です。
なぜ2千年前か説明すると、ある中国の王様のお墓から発掘された中医学の書物が2千年前のものと推定されているためです。
ですが、その2千年前の書物はかなりの完成度なので、さらに古くから存在すると考えられています。
そのような科学を抜きにした人々が【血】について、観察し考えた結果、現代医学に通ずるものがあり面白いのでご紹介致します。
中医学で【血】は
「赤く粘稠な液体のことである。それは人体を構成し生命活動を維持する基本物質の1つである」
とされています。
現代医学の定義では赤くとは言いませんが、中医学では「赤く」といいます。前々回の血液の話の際に、赤血球が赤い色素をしているので血液は赤色ですとお話しましたが、中医学では
心(心臓)が赤くするから血は赤色になりますよ!
と言っています。
なぜ心(心臓)が赤くするのかを説明した文献は読んだことはありませんが、推測すると、古代の人の考える心(心臓)は神が宿り、火と関係すると考えたので 火=赤 と単純に考えたのではないかと今のところ勝手に思っています。
話は変わって、
現代で血液は赤血球と血漿と少しの血小板と白血球ですね。
でも古代の人の血は
「食べたものから得た気+食べたものから得た水」
が結びついて血を形成していると考えていました。要するに食べないと血は作られないと分かっていたのですね。
科学がない状態で、そこに気づくのは人間を観察する思考が備わっていた結果と思います。
さらに古代の人は
「血は自然に存在する気を載せて運んでいる」
と言っています。
自然に存在する気は天にあり、呼吸をすることで体内に送り込むと中医学では言っています。
現代医学では赤血球にあるヘモグロビンの鉄が肺で酸素と結合することで体の隅々まで酸素を運んでいると説明しましたね。
皆さんも周知かと思いますが、酸素は大気中にあり、呼吸することにより、体内に送り込みます。
したがって中医学の
「血は自然に存在する気を載せて運んでいる」は、
現代の赤血球と酸素の関係と酷似しているのです。
科学もない時代に、よくここまで気づけたと古代の人の思考力に脱帽です。
 
他に中医学では、
「血は胃腸が管理することで血管から漏れ出ないようにしていますよ」
と言っています。専門用語では脾不統血(ひふとうけつ)と言います。
なぜ胃腸が血管から漏れ出ないように管理しているのかいうと、中医学的に胃腸は食べ物を吸収して気を作る部位であり、気には体から血が漏れ出ないようにしているからです。
理由になっているようで、なってない感じがしますが先に勧めますね(笑)
現代医学では血液の中の血小板が傷口に集まると結合して傷口にふたをします。
その後細かい化学反応を経て、フィブリノーゲンというタンパク質が繊維質のフェブリンに変化し、血栓に張り付くことで、血栓をより強力なふたにして傷口を塞ぎます。この細かい化学反応をするためには、ビタミンKという栄養素が必要不可欠です。
そしてこのビタミンKが活躍するためには
腸内環境や腸内細菌が良い状態である
事が、とても大事な要素です。
ですので、現代医学的にも中医学的にも「胃腸」が出血を止める事に関与していると考えているのです。
いやいや、ここまで来ると
「科学が発達してから捏造じゃない?後出しじゃんけんでしょ…」
と思うかもしれませんが、この胃腸が血を管理している話…
三国志の時代よりちょっと前に書かれた書物に初めて記載がありますよ!!!!!!!!!!!!!
もう恐ろしいですよね…
宇宙人かと…古代の人は宇宙人かと…
まぁ地球に住んでいればみんな宇宙人ですけどね。
 
長々とお付き合いありがとうございました。そして途中から変なテンションになって申し訳ございません。
次回は何を書こうかまだ思案中です。よろしくお願い致します。
 

2018/09/14

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