9月30日はクルミの日だそうです。"9と30で「くるみは丸い」と読む語呂合わせと、くるみの出回る時期にかけて日本一のくるみの名産地、長野県東御市などの、くるみ愛好家が制定。くるみの食材としての素晴らしさ、用途の広さなどをアピールするのが目的。 "だそうです。
今回は秋らしい食材で、安心しました。トマトの旬は秋!(先日のブログ参照)と言われても戸惑うばかりです。
クルミは世界最古の食用ナッツだそうで、紀元前7000年前から食べられていたというから驚きです。クルミの原産地はなんと、イランだそうです。私たちが日常口にするものの多くは「ペルシャクルミ」という呼ばれる種類のクルミで、ほとんどがアメリカや中国で栽培されています。日本でも食用の歴史は古く、縄文時代の土からクルミの種が見つかったという記載もあります。クルミの殻はとにかく固く、スタッドレスタイヤにも使われているほど硬いです。特に日本の「鬼クルミ」と言われる種類のクルミのからはハンマーでたたくでもしないと割れません。「クルミ」は黒い実とか、くるくるまわる実とかいう意味でそうよばれているらしいですが、真意は定かではありません。
クルミ割り、その2 / Love Football,Love Children
クルミがどうやってなっているかご存知でしょうか?
クルミは、どんぐりのようにあの堅いからをむき出しでなっているものと何となく思っていましたが、そうではなく、梅干しのように外側に果肉が付いている状態で木になっています。そういえば、私が小学生の時に、近くの公園で腐りかけた実に覆われたクルミを拾ったことを思い出しまいた。その時、腐った実を公園の噴水というか、じゃぶじゃぶ入って遊べる水の公園で洗っていたら、用務員さんに見つかって、えらい剣幕で「掃除しろ!」といわれ、泣きながら掃除させられたことも一緒に思い出しました(苦笑)。たまたまそこに、うちの父(パンチ+色つきメガネ+関西弁)が通りかかり、子供たちがその噴水を掃除していたのを見て、「水があったら子供はそんなもん知らんで洗うやろ!」と用務員さんをどやしつけていた記憶も、同時に思い出しました。いやはや親ばかというか、なんというか^^;悪かったのは僕らなんですが。。ちなみに普段は父もやさしい漢方薬屋さんです 笑。
2010-07-31 003 01 / 石川 Shihchuan
画像:wikipedia
クルミは、良質で吸収率の高い脂質やタンパク質を多く含みます。脂質は、オレイン酸や、リノール酸などの良質な不飽和脂肪酸で、血中のコレステロールを下げてくれる働きがあるとされています。スペインの大学が行った調査では、クルミを一週間に3回以上食べることで、がんや心疾患で死亡するリスクを減らせることがわかっています。〈リンク先のソースは英語です。日本語の記事はこちら)この実験によると、一週間に3回以上、1回28g程度食べると、リスク低下がみられるとのことでした。クルミの1かけが大体3gぐらいなので、1回10粒程度でしょうか。そうすると400キロカロリーとなるので、総カロリーを考慮して食べてください。
中医学でクルミは、肺の機能を高めたり、腎を温める作用があるとされ、秋にはぴったりの食材です。喘息や冷えにも効果が期待できます。上記ように、良質な油分がたっぷり含まれるので、便秘にも良いでしょう。しかし、消化が悪いので、胃腸機能が低下している場合や、下痢気味の場合は避けたほうが良いですね。後、1個あたり大体35キロカロリーあるので、大体6個ぐらいたべるとご飯一杯分になってしまい、ダイエットには不向きです。
クルミを細かく砕いて、サラダにかけるもよし、揚げ物の衣につけるのもよし、おにぎりにふりかけに混ぜて入れてもおいしいですよ。てんぷらにしてもなかなかいけますが、ポリポリとうっかり食べ過ぎてしまいますので、ご注意ください。