さて、イスクラ薬局六本木店では、毎週金曜日は包海燕(ほうかいえん)先生の相談日です。とても優しくお話し好きの先生で、お客様からも人気の先生。
今日はそんな先生にインタビューしてみました!
包先生が日本にいらっしゃるまで生活されていたのは内モンゴル。
内モンゴルは中国の北の方にある自治区で、中国の領土です。
出典:Wikipediaその暮らしはどんなものだったのでしょうか?
Q:先生が内モンゴルで過ごされたのはいつですか?
 2歳から日本にくるまでです。Q:1950年頃から1990年頃までということですね。
先生が暮らしていたところはどんなところですか?
  内モンゴルは東西に長く、場所によって気候もバラバラ。私が住んでいたのは内モンゴルのちょうど真ん中位で北京よりもちょっと寒いくらい。もちろん草原や農地もあるし、小さな街もいくつかある場所でした。
大草原では5年位生活しましたよ。
Q:一面に広がる草原の中、馬、牛や羊とともに暮らす日々。大自然の中での生活は少し憧れますが、そこでの生活はどのような感じですか?
  確かに景色はキレイですが生活は過酷で大変。動物を扱うのはすごい力仕事ですよ。女性は毎日牛や羊の乳を搾り、家族の食事を作る。バターやチーズなどを作ったり、衣服や靴も全て手縫い。それに夜は寒くて。私がいたところは、冬はマイナス17度位になる。
Q:大変そう。ただ、内モンゴルの厳しい気候、医療設備も十分ではない環境で身体を守っていらっしゃるわけですよね。今の日本でも使えそうな生活の知恵とかありますか?
  今の日本で?無いと思う。外で薬草を摘んでくるとか、馬から落ちて骨折した時の応急処置とか、いらないでしょ?
確かにそうですね(笑)。
  でも、みんな仲良しで温かい。ご近所がみんな助けあって生活する。羊の毛をかるとき、どちらが早くかれるか競争したりもして。いじめなんてないよ。身体が不自由な人がいてもみんなで受け入れて一緒に生活する。心を病む人はいなかった。
大草原では食事はいつも家族一緒にとります。人が温かいのは一家団欒が根付いているからじゃないかな。
だから日本でも一家団欒の時間を大切にしてほしいと思います。
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今日本では、なんとなく満たされないような寂しさを抱える人が多い気がします。その背景には、家族揃って食事をすることが難しくなり、一家団欒が減っていることもあるのかもしれません。今は親だけでなく子供も忙しい時代ですからね。
漢方では、心と身体は切っても切れない関係。心を健やかにすることも、身体の健康には欠かせません。食事はぜひ家族や親しい人と、楽しい時間を過ごしましょう。
先生の大草原エピソードは笑いあり涙あり、過酷な時代背景を感じさせる出来事など盛りだくさんで、とても興味深かったです。先生今日はありがとうございました!
包先生の漢方相談は毎週金曜日です。
婦人科や子宝相談のご経験も豊富な先生です。
相談は予約制となっておりますので、漢方相談をご希望の方はご連絡ください。
予約・問合せ TEL:03-3478-4382




