こんにちは!タミーこと田宮です(^o^)
前回に引き続き、今回も経血のお話です。前回のブログはこちら
月経が多いのも問題ですが、少ない場合も体の中のトラブルとして考えます。
月経が少ないことを月経過少(けっけいかしょう)といいます。
月経過少とは月経周期は正常だが、月経量がすごく少ない状態で、出血期間が2日未満で量も少ないものをいいます。
ひどいと数滴だけで終わってしまうこともあります。
中医学でのタイプ分け
ザックリいうと血を生成する材料が足りないタイプと余計なものが多くて血の生成を阻んでいるタイプに分けて考えます。
〇血虚(けっきょ)
長期の病によって血が消耗していたり、または胃腸の不調により血の材料不足のため月経量が少なくなってしまう。
ようするに血が足りない状態。
【症状】
月経量は数滴ほどで終わることもある、色は淡い、血塊はない、めまい、視界がかすむ、動悸、下腹部に下垂感がある、肌がかさつく
〇腎虚(じんきょ)
年齢からくる卵巣機能低下によるものや慢性疾患、多産などによる腎の消耗など
【症状】
経血量少ない、背中や腰がだるい、足の付け根が痛い、めまい、耳鳴り、下腹部が冷える、夜間尿が多い、疲れやすい
〇瘀血(おけつ)
女性の場合の瘀血は冷えやストレスによって血流が悪くなっていることが多くあります。血の滞りにより血の生成を阻んでしまっている状態です。
【症状】
月経量少ない、塊が混じる、下腹部に張りや痛みがある、血塊が出ると痛みや張りは軽くなる
〇痰湿(たんしつ)
飲食の不摂生などで脾の動きが悪くなると痰湿も溜まり易くなります。 痰湿が留まっていると気血の動きがスムーズでなくなり血が満たされず月経量が少なってしまいます。
【症状】
月経量が少ない、淡紅色で痰のように粘り気がある、太り気味、胸苦しく吐き気や嘔吐する、おりものは粘り気がある
今回の月経過少だけではなく月経トラブル全般的に気をつけること
・体を冷やさない、特に生理中(冷たい食べ物を多く摂ったり、月経時に足やお腹を出さない)
・適度な運動(運動不足は血流に影響が...)
・甘い物や脂っぽい食べのもに注意
・睡眠不足(睡眠不足も気血不足の原因に...)
・ストレスを溜めすぎない(好きな仕事でもハードワークは体には負担となります)
過少月経は月経後期や無月経にもなり易いので早めの対処が必要になってきます。