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仝(トン)先生に花粉症についてインタビューしてみた!前編

こんにちは!中神(ぴーてん)です( ´ ▽ ` )ノ

今回はメルマガ購読者限定の記事を作成しましたよ。

第一弾は耳鼻仝(トン)先生に花粉症について、インタビューです!

 

仝(トン)先生って?と思う方に、まずは簡単なプロフィールから↓




仝(トン)先生プロフィール


中国名老中医である蔡福養教授の耳鼻喉学術経験継承人。中国では、内科・耳鼻咽喉科などで1万人以上を診療してきました。もちろん日本でも数多くの相談を経験した耳鼻咽喉のプロフェッショナルです。






プロフィールから察するお硬そうなイメージ…

 

ところがどっこい(笑)。

 

チャーミングで明るい性格、年齢不詳、そしてイケメンという親しみやすい大人気の先生です( `・∀・´)ノヨロシク

 

それでは仝(トン)先生の花粉症に対するインタビューをどうぞ!!

 

 

中神:せんせい!こんにちはm(_ _)m


仝(トン)先生:はい、こんにちは。

中神:早速ですが、花粉症について質問攻めにしたいのですが宜しいですか?

仝(トン)先生:なんでも大丈夫ですよ!ははははは!

中神:ありがとうございます(〃∇〃)

花粉症は、どうして発生するのですか?中医学的に教えて下さいm(_ _)m

仝(トン)先生:花粉症はくしゃみ鼻水など、鼻局部の症状が発生しますよね。しかし、鼻局部の病気とは考えないところが中医学の基本です。中医学では整体観念(せいたいかんねん)の立場で、全身をみて考えます。基本的に、肺気虚、脾気虚、腎陽虚の体質です。つまり、肺脾腎の虚弱と気虚と陽虚の体質ということです。このタイプの人は、粘膜のバリア機能が低下しやすく、風寒湿の邪気が体に侵入しやすくなります。風寒湿の邪気に身体が侵されると、アレルギー反応が発生しやすくなり、花粉症が発生します。


中神:なるほど、簡単に言い換えたら、花粉症は鼻だけを治療するのではなく、全身症状や気候なども考慮して考える。そして肺脾腎が弱っている人、元気のない人や寒がりの人はバリア機能が弱い。バリア機能が弱いから風や冷えや湿気などの影響を受けて花粉症の症状が発生する。ということですね。

仝(トン)先生:その通りです!

中神:ありがとうございます!せんせい!次の質問です( ´ ▽ ` )ノ

花粉症の主な症状に、透明な鼻水or黄色い鼻水、目の痒い人or痒くない人など症状の違いがありますが、この症状の違いについて詳しく教えて下さいm(_ _)m

仝(トン)先生:はい、店頭において、花粉症の8割程度の人が透明な鼻水です。これは肺脾腎の虚弱、気虚と陽虚の体質の人。つまり寒邪が強い冷え体質の特徴です。また花粉症の2割程度の人が黄色い鼻水です。これは、肺胃に湿熱が蓄積、副鼻腔炎と混合される体質、つまり湿熱体質の特徴です。目、鼻、耳の痒みは場所が違っても、痒みがあれば基本的に風邪(ふうじゃ)が強い、または気虚の特徴です。

中神:ほほぉ、簡単に言い換えると、エネルギー不足の冷え体質の人は透明な鼻水。体内にドロドロしたもの(湿熱)がある人は黄色い鼻水ということですね。また、痒みは部位が違えど全て風邪(ふうじゃ)かエネルギー不足によるものということ。

仝(トン)先生:そうです、そうです。

中神:わかりやすくご説明していただき、ありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ

それでは次の質問です!花粉症が発生しやすい方の私生活に何か特徴はありますか?

仝(トン)先生:関連が強い順に、冷たいものを摂りすぎ、お洒落な薄着、運動不足、油っぽい物を摂りすぎ、栄養過剰、夜ふかしなどです。


中神:どれも日常的に多くみられる行動ですね。気をつけます(´・ω・`)

中神:せんせい!花粉症の相談の際に意識していることはありますか?

仝(トン)先生:症状が発生している季節と継続時間。つまり、普通の風邪(かぜ)と区別するべきです。


中神:確かに!花粉症と普通の風邪(かぜ)は同じ症状が発生していることがありますね。でも症状が発生している季節と症状が発生している期間をよく聞いて普通の風邪と区別する。普通の風邪でしたら症状が発生してもせいぜい1~2周間で症状が治まりますからね。

勉強になります( ´ ▽ ` )ノ

中神:せんせい!花粉症相談のポイントを教えていただきたいですm(_ _)m


仝(トン)先生:発症された病歴と年数を考えます。どのくらい虚弱体質が継続しているかは非常に参考になります。そして先程申し上げた、鼻水の色(透明or黄色)も大切です。透明が気虚陽虚体質で、黄色が湿熱体質です。これは弁証論治の基本です。そして頭痛があるかないかも大切です。これは、蓄膿症や風邪などの病気と区別する際に参考となります。また冷たい物の取る習慣があるかどうか?運動されるかどうか?睡眠時間の確認など基本的なことも大切です。


中神:病歴が長いことで、風邪ではないという判断と腎虚があるという判断ができますね!そして鼻水の色で冷えor熱がわかる。頭痛も花粉症だけでは発生しない。他の基本的な質問で、身体のどこが崩れて花粉症が発生しているかも見極めるということですね。

仝(トン)先生:そうですやはり花粉症も整体観念が大切ということです。

中神:大変勉強になりますm(_ _)m

 

次回も仝(トン)先生花粉症インタビューの後編をお届けします。

 

2020/02/15

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