こんにちは、金村です。
中医学コスメレポートの第二回目に選んだ商品は、BOBBI BROWNのインテンシブスキンセラムファンデーションです!
2015年に発売され、冬虫夏草をつかった美容液ファンデーションとして話題になった商品。その人気は現在も続いており、昨年にはクッションファンデも発売されました。
参照:BOBBIBROWN公式HP
*冬虫夏草:「フユムシナツクサタケエキス(保湿成分)」
冬虫夏草とは、コウモリガの幼虫に寄生した虫草菌(キノコ)のことで、中医学的には肺の機能を高め、腎の機能を強化し、衰えた気の巡りを正常に戻す力があると言われています。
また、最近の研究では、免疫力を高め、壊れた細胞を修復する力が強いことがわかってきました。
そして今回、この冬虫夏草を含む美容液ファンデを使用してみて、私が最も実感したことは保湿力と艶感でした。この美容液ファンデの商品説明では、冬虫夏草は肌の機能に必要なエネルギーを与えることで細胞を活性させ、イキイキとしたハリのある肌を叶えてくれるとのこと。潤い・艶に関しては、その他スキンケア成分も配合されているとのことですが、私は冬虫夏草によるところが少なからずあるのではないかと思っています。
では、冬虫夏草はどのように、ハリ・潤い・艶に影響しているのでしょうか。
冬虫夏草は中医学的働きとしては、益腎補陽、滋補肺陰、止血化痰と考えられています。
性味:甘・温
帰経:肺・腎
中医学の五行学説では、肺は皮毛を主ると言われています。
肺は気を主り、水道の通調(水液の代謝)主ることで、皮膚(皮毛)を営養します。
腎は精(エネルギーの源)を蔵し、ホルモンの産生を調節し、人体の成長・発育・生殖を主ると言われています。つまり、歯・骨・髪の形成や生殖機能、老化にも深く関わってくるのです。
この腎を補うことがアンチエイジングにとって最も重要であり、28歳以降下降していく老化曲線を緩やかにすることができるのです。
冬虫夏草は飲むことによって素晴らしい力が発揮されますが、美容液ファンデとして肌に塗布することでも、経皮吸収とまでは言えないですが、肌を潤し、艶感を与え、アンチエイジングできるのかもしれませんね。
最後に、私が使用してみた感想を…
保湿力がとても高く、冬場の乾燥する時期でも安心して使え、お肌のハリと艶を実感できました。
乾燥肌タイプの方は通年問題なく使用できそうですが、混合肌の方は秋冬に限定or 夏場はTゾーンにはお粉をしっかり目にはたく等上手に使いながら、使用するのが良いかもしれませんね。
中医学コスメレポート① ハナビラタケ
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中医学コスメレポート② 冬虫夏草/金村瑛美
2021/03/01