中医学コスメレポート第4回目は、ドクダミ化粧水です。
ドクダミというと、お茶、肌に良さそう、雑草、白い花が可愛いetc.
みなさん色んな印象をお持ちかと思いますが、日本人にとって身近な植物ですよね。

ドクダミがお肌に良いと言われているのは、その鎮静効果に由来します。
ドクダミは中薬学では魚腥草(ぎょせいそう)と呼ばれ、ドクダミ科ドクダミの花期から果実期にかけての全草です。
性味:辛,微寒
帰経:肺・腎・膀胱
効能:清熱解毒・消癰、利水通淋
癰(よう)
皮膚の化膿性炎症で、近接する数ヵ所の毛嚢(毛包)や脂腺が同時に化膿するもの。
中薬学の教科書には、『皮膚化膿症に、単味を内服するか新鮮品を搗(つ)き砕いて外用する。』と記載されており、飲んでも塗っても使える薬草です。
ドクダミの鎮静効果は、この清熱解毒によるものと考えられます。
私のお気に入りのドクダミ化粧水の販売ページには、下記の通り記載されており、まさしく中薬学の魚腥草の効能、清熱解毒・消癰のことを言っているようです。
“肌に使用する場合、肌温度を下げて、肌の老廃物を取り除く優れた効能が期待できる。”
また、ドクダミは抗生物質スルファミン(サルファ剤)の約4万倍以上の殺菌力があると言われています。
新型コロナウイルスのため、マスク着用が必須となり、長時間の着用でマスク内に雑菌が繁殖してマスク荒れを起こしている方にオススメしたいアイテムです。

私が使用してみた感想…
私にとって、ドクダミのスキンケア(韓国系の商品を愛用中)は、炎症性の赤いニキビができたときのお助けアイテムです。
夏はもちろんですが、冬でも室内が暖房で温かいと、マスク内は蒸れます。
そんなとき、気になる部分にシュシュっと。また、赤いニキビができてしまったときは、他のスキンケアは一旦お休みして、朝晩ドクダミ化粧水やパックを一定期間使用します。(最後乳液やクリームでの保湿はお忘れなく!!)そうすると、二日後には赤みが治まってきます。
毎日使いたいという方に、ドクダミ化粧水で保湿力が高いタイプのものはあまりないので、乾燥肌の方やこれからの季節は、保湿系の美容液などと併せての使用がおすすめです。