
コロナの後遺症などで嗅覚障害が出る方がいらっしゃいますが、回復方法として、アロマセラピーが有効といわれています。そもそも嗅覚は、脳の中でも大脳辺縁系という、記憶や本能、感情や自律神経と深く関わる場所に直接信号が届く唯一の感覚器官です。
食べ物の匂いをかぐと反射的にヨダレが出るとか、昔の記憶が蘇るとか、そういう脳への刺激にもなるので、認知症予防にも有効とされています。ちなみに、合成香料では脳への反応においてあまり意味がなく、天然香料であることがポイントとなります。
では、どのようにトレーニングするのかといいますと。。ひとまず3ヶ月間、朝晩のだいたい決まった時間にお好きな香りの精油をかぐこと。できれば柑橘系、フローラル系、ウッド系、グリーン系のように、4~5種ほどの香りの系統ごとに1種類ずつご用意いただくとよいです。

精油の蓋を開けて直接嗅ぐというよりは、口が広く小さめの遮光瓶をご用意頂き、精油を数滴垂らしたコットンをその中にいれて、それを各種10秒ほど嗅いで頂くと良いと思います。
朝はローズマリーやレモンなどのすっきり系で目覚めを促し、夜はサンダルウッドやローズなどの心落ち着くものが◎
