夏の暑さ、白檀で作られた扇子を仰ぐと涼やかな風を感じます。
「陽邪」にあたる「暑邪」は、燃え上がる炎のイメージです。
発熱、喉の渇き、ほてり、頭痛、倦怠感といった初期の熱中症状が起こりやすくなります。

暑さで不調、 熱中症・夏バテ!?
暑邪の侵入を受けると身体に過剰な熱がこもりやすくなります。そのため、多量の発汗は体内の「津液(水分)」や「気(元気・やる気・食い気等のエネルギー)」の消耗に繋がります。
結果、潤い不足やエネルギー不足を招き、体内の余分な熱を冷ますことができず、脳や心肺機能に影響し、発熱や頭痛、めまいなどを引き起こします。
<思い当たる症状>
・発熱
・顔が紅い
・喉が渇く
・頭痛
・全身の倦怠感
・冷たいものがほしい
・イライラ、怒りっぽい
・舌が紅い
・苔が黄色っぽい、、、

<食 養 生>
・すいか・メロン・キュウリ・ニガウリ・冬瓜
・トマト・れんこん・緑茶・菊花茶・ごぼう茶
・そば、、、
夏が旬の、瓜類は品ぞろえが豊富!
瓜の効能
・熱を冷ます・水分代謝を促す
・身体を潤す・口の渇き・むくみ
・発熱・熱中症予防、、、

西瓜(すいか) 甘味/寒性
皮は利尿作用が高い
香瓜(メロン) 甘味/寒性
不安定やイライラ 熱中症予防
黄瓜(キュウリ)甘味/涼性
むくみの解消 脂肪代謝
ダイエットにも効果的
苦瓜(にがうり) 苦味/寒性
解毒作用があり便臭の強い胃腸炎や急性の下痢
冬瓜(とうがん)や南瓜(かぼちゃ)もありますね。
中国では、南瓜や西瓜の種を炒って食べられています。
頭痛、発熱、倦怠感など新型コロナウイルスと熱中症は症状がよく似ているといわれます。はやめの受診をおすすめします。
養生の基本は、こまめな水分補給や食材選びの工夫で身体の潤いを守る対策を (^_-)-☆