私は以前から味噌や納豆などの発酵食品が好きで、「〇〇は身体に対してどの様な良い影響があるのかな?」と考えることがあります。
これから、こちらのコーナーでは、皆様の身近にある食材の「体に嬉しい発酵ばなし」を紹介していきたいと思います。
今回は、お味噌汁でお馴染みの「味噌」です。味噌といえば発酵食品の代表選手みたいな調味料なので、皆様も常備しているのではないでしょうか?
味噌の嬉しい栄養成分
☆イソフラボン
主原料である大豆は、イソフラボンを豊富に含み、美容や健康に良いことに加え、抗酸化作用もあり、老化防止をサポートしてくれます。
☆乳酸菌
麹や塩を混ぜて熟成させているので、乳酸菌が豊富です。
☆その他
アミノ酸、ビタミン、カリウム、マグネシウム、繊維質など、たくさんの栄養素が含まれているので、お味噌汁や煮込み等だけではなく、万能調味料として活用したい優れものです。
ちなみに、味噌といえば塩分が多いというイメージですが、味噌には余分な塩分を排出する働きがあるカリウムも含まれている事も嬉しいところです。
薬膳的効能
胃腸を温める「温中」、不要なものを降ろす「降気」、「解毒」などがあるといわれているので、お腹の冷え予防の他、身体の「気」が逆流すると起こりやすいストレス・のぼせ等の症状緩和も期待できそうです。
最後に、味噌には、江戸時代から「医者に金を払うよりも、味噌屋に払え」ということわざがありました。病気になってお医者様に行くより、まずは良質な栄養源である味噌を食べて予防しておきなさいという考えは、まさに「薬食同源」ですね!
味噌には、その土地の季節や風土、歴史などで様々な個性があります。次回は、私が気に入っている味噌の特徴を紹介します。