今や、女性なら誰もが“筋腫”をご存じですね。
子宮筋腫は女性のホルモンに依存して大きくなる子宮の筋肉の良性腫瘍です。
そんなに知名度があるのに、症状は無いことも含めて、非常に個人差が大きいです。
今回は、それらの症状の中で、貧血について月経と共に触れてみたいと思います。
貧血
と聞くと、あっかんべえっとした時に下まぶたの内側が白っぽい人?!っ

と思われる方が多いでしょう。
そのとおり!! もう少し婦人の状況に近づけて表現すると、
月経の時に立ちくらみがつらいこと、たくさん食べているのに疲れやすいこと、
またそんな症状が続いていること、定期検診で血液検査がいつも再検査になること、
など経験されたことがあるのではないでしょうか。
子宮筋腫
では、月経量が多くなったり、月経期間が長くなったりします。その状況が続くことで、鉄欠乏性貧血になります。
鉄欠乏性貧血は、血液検査でヘモグロビンの低下と表示されます。
フルで働ける赤血球が少ない状態なので、体が機能するために必要とされる酸素を十分に届けられなくなります。
子宮筋腫を患っている期間が長いほど、貧血の状態も継続するので、貧血症状が重くなっていきます。
顔色や手足が黄色や白色かしら!

動悸や息切れがする! 爪がへこんでるかしら!
と思ったことありませんか?
中医学
では、子宮筋腫を瘀血と考えています。 また、貧血は陰道流血による長期失血によるものと考えています。
失血による血不足は、流れと機能が劣ることで、いろいろな病気の原因に助長し、結局のところ瘀血を悪化させるという悪循環になります。
失った血を補うことはとても大切です。
鉄分の多い食品、レバーやほうれん草を頑張って食べているけど、
顔色や手足の色がなんとなく変かなと思われる方は、漢方の面より何かお役にたてれるかもしれません。ご相談ください。