~歌舞伎「次郎吉懺悔」から

コロナ禍で気持ちも尖り気味。
爆笑問題の田中裕二さんは、コロナに罹患後、50%近くの臭覚異常が残ったと・・・
感染予防、重症化防止、日頃の免疫力アップは、わかってはいるけれど!?
同じ環境にさらされても、不調のでる人、出ない人がいるのは免疫力の充実に違いがあるから。
「正気(せいき)存内、邪不可干」
「正気」が身体の中で充実していれば、外部の邪気(ウイルス・菌・病の原因となるもの)の影響を受けないという意味です。

「正気」は、身体の抵抗力を表す「気 エネルギー」です。また、身体の表面(皮膚・鼻や喉の粘膜)をバリアの様に覆って保護する「気」を「衛(え)気(き) 身体の防衛力」といいます。
「衛(え)気(き)」は、体表を巡り身体を温め、病気の侵入を防いだり、毛穴の開閉をコントロールして、発汗を調整する役割をもちます。
毛穴は気門とも呼ばれ、邪氣の侵入口となります。
「衛気」が充実していれば、邪気の侵入を防衛できるのです。
目には見えない「気」ですが、身体を守り、元気を保つ大切な役割を担っています。
厳寒の候、身体に「気」を充実させましょう。
ポイントは、「脾(ひ)胃(い) 消化器系」と「肺」の充実(^_-)-☆
「気」は、肺が取り込む酸素や脾胃が消化吸収する栄養素から生み出されます。
肺は、「衛気 身体の防衛力」を全身に巡らせる働き脾胃が弱くなると肺の働きに影響を及ぼし、「衛気」を十分に養えず、結果感染症にかかるリスクが高くなります。
脾胃の元気不足
症状:疲労倦怠感、食欲不振、ムカムカ胃もたれ、腹痛、お腹が張る、軟便、顔色が黄色い、苔が多い・・・
食養生:米、大豆製品、棗、豚肉、カボチャ、シソ、リンゴ生姜・・・
脾胃は冷えに弱いので温かい飲食を‼

肺の元気不足
症状:風邪をひき易い、息切れ、呼吸器系が弱い、咳、喘息、顔色が白い、舌が腫れぼったく大きい・・・
食養生:ゆり根、鶏手羽、白きくらげ、はちみつ、大根、ヨーグルト
肺は、乾燥に弱いので、肺の潤い(湿度)に気を付け、身体を温める気遣いを‼
