妊娠~出産では大量にエネルギーや血を消耗します。
産後、それらの補給がうまくできないと、
出産後に体調を崩すことになります。
良く見られるところでは、
白髪・抜け毛が増えた、
クマが消えない、
めまい、
体力がおちた、
カゼをひきやすくなった、
カゼをひいてもなかなか治らなくなった、
喘息症状がでてきた、
むくむ、
頭痛や腰痛
などなど
上げればきりがありません。

これらの症状を中医学では、
気血の不足(気血両虚)と、腎の衰え(腎虚・じんきょ)として考えることが出来ます。
出産や育児では、体のエネルギー源である気(エネルギー)や血を大量に消費します。
そして、精(生命活動の源)を蓄える腎も酷使されます。
それらをしっかり補い、身体を休めることが大切なのです。
日本では産後一週間もたたずに家事や仕事を再開される方も多いように思われますが、
漢方の本場中国では、産後は女性の一生のうちで一番大事にされる時期とまで言われ、
仕事どころか家事なども一切やらないのがあたりまえなようです。
そして、栄養たっぷりの薬膳をしっかり食べる習慣もあります。

ご両親が遠くにすんでいて子供を見ていてくれる人がいないなど、
日本では身体を酷使しなくてはいけない環境の上、
身体をいたわる漢方や栄養剤をとることも少ないようです。
特に当帰という生薬が入った漢方を2~3か月は服用し、
産後の外出も控え、ひたすら養生するようです。

産後体調が戻らない方は、
気血の不足や腎の衰えが考えられます。
放っておくと、体調不良ばかりか、第二子の不妊にもつながりかねません。
漢方には身体を補う生薬と知恵があります。
ぴったりなおすすめ漢方から生活・食養生までアドバイスさせていただきます。
是非一度ご相談くださいね。