今回ご紹介するのはラディッシュ、別名は二十日大根です。名前の通り二十日間で育つ程成長が早い小型の大根です。赤くて丸い形のものがよく知られていますが、細長いものや白色のもの、赤白混合のものなどたくさんの種類があります。
有名なピーターラビットの絵本の中で、ピーターがマグレガーさんの畑からくすねてかじっているのは、実はニンジンではなく細長い品種のラディッシュです。
種から植えるのが一般的で、発芽適温が15~25℃と比較的涼しい気候を好むため、種まき時期は、春(3月~6月)と秋(9月~11月)が適しています。成長が早いので家庭菜園でも育てやすく、丸くて小さいため、土の量をたくさん必要とせず、育てる場所を選ばないため、ペットボトルや紙パックでも育てることができます。
薬膳的効能
ラディッシュは大根ですので、薬膳的な効能も一般的な大根と同様ですが、赤い皮にはその色素の元となるアントシアニンが含まれ、強い抗酸化作用があります。また、皮にはビタミンCも多く含まれています。
性味:涼/辛,甘
帰経:脾,胃,肺,大腸
効能:消化を助ける、気を下ろす、痰を除いて咳を止める
ラディッシュはそのまま食べても良いですし、サラダやマリネ、ソテーなどにも使いやすい食材です。葉も、ビタミンCやE、カリウム、カルシウム、βカロテン等を含む緑黄色野菜ですので、サラダや和え物として一緒に食べたり、味噌汁の具にするのもおすすめです。
<栽培方法>
①種まき
深さ10~15cmのプランターを用意し土を入れ、深さ1㎝程の溝を作りすじまきをし、土をかぶせて軽く押さえ、水をまく。
②間引き1回目
本葉が1~2枚になったら、2~3㎝間隔になるように間引く。
③間引き2回目と追肥
本葉が4~5枚になったら、5~6㎝間隔になるよう間引きし、化学肥料(5~10g程度)を追肥する。
※間引いた後は、残した苗の左右から土を寄せて倒れるのを防ぐ。
④収穫
種まきから20~40日後、根の直径が2~3㎝程になっているものから、葉の株元近くをつかんで収穫する。
!注意点!
初心者でも育てやすいのは確かですが、私は初挑戦の際、間引きを丁寧に行わなかったため、丸くてコロンとしたラディッシュに育たず、葉っぱのみ食すこととなってしまいました。ラディッシュの栽培は、時期を守った丁寧な間引きと、収穫時期を逃さないようにすることが大切です。

写真:自宅にて収穫したラディッシュ



