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中医学 の記事一覧

さっと簡単!身体のめぐりチェック!

こんにちは、太田です。
毎日毎日寒いですね。今年はお正月が暖かく、油断をしていたら都内でも雪が積もり、あっという間に例年並みの寒さになりましたね。みなさま、身体が縮こまって、肩こりや頭痛・腰痛に悩まされていませんか?
本日は2月4日・立春です。暦の上では今日から春。そう考えるだけで少し体もほぐれるような気がする、単純な太田です。


Ume blossoms ‘Ohshuku’. 梅 鶯宿(おうしゅく) / T.Kiya

中医学では、春は「肝」(かん)の季節と考えます。「肝」は、身体のエネルギーである「気」を全身に巡らせるはたらきを担っている場所です。しかし、春は精神的に不安定になりやすく、こういったストレスがこの「肝」のはたらきを鈍らせる、とされています。
このように「肝」のはたらきが鈍ってしまうとどうなるのでしょうか。
一般的には「気」の巡りが悪くなり気が滞る「気滞」(きたい)症状が現れます。
げっぷが出る
胸や脇がスッキリしない
お腹が張る
イライラなど情緒不安定になる
女性の場合は生理前に胸が張りやすい
などなど。
この様な場合は、ジャスミン茶やローズティーを飲んでリラックスをしてみたり、食べ物もシソやミント・ニラ・セロリ・三つ葉・春菊・かんきつ類など、香りの良い食材を召し上がって頂くことが、気を巡らせるために良いと言われています。

Fresh Mint Tea
Fresh Mint Tea / Rubber Dragon

又、「気」の巡りが悪くなると「気滞」症状が現れるだけでなく「瘀血」(おけつ)といって、「血」(けつ)の巡りが悪くなる状態が現れる場合もあります。というのも、「気」は、身体中に栄養や潤いを届ける「血」を押し流すはたらきがあるからなのです。

肩こりや頭痛など、「血」の巡りが気になる方は是非瘀血チェック、してみませんか?
下のリンク先から簡単にチェックができますので、是非一度、お試しください♪
http://kangen.iskra.co.jp/check.html

2016/02/04

雲南省へ研修に行ってきました その2

太田です。10月の上旬に中国の雲南省・昆明市にある雲南省中医医院へ行って参りました。
その時のレポートを2回に分けてお伝えしております。1回目のブログはコチラ
研修内容は、外来での診察と入院病棟での治療を見て学ぶこと。
まず、外来では葉副院長先生と欧先生の診察の様子を見せていただきました。
ニキビや乾癬、白癜などでお悩みの方が雲南省中医医院の先生を頼り、遠くから診察を受けにいらしていました。
その先生の傍で日本語での解説を聞きながら、先生の診断される内容、処方される煎じ薬の内容を学びました。
次に、入院病棟では主に外用薬の使用方法について学びました。
写真は湿布に使用する薬液。湯気が出ているのがお分かりになりますでしょうか。
ホッカホカの外用の薬液をタオルやガーゼに浸し、患部に湿布していきます。
10分程度しっかり湿布し、その後再度薬液を直接タオルやガーゼの上から注射器で注ぎ足し、再度10分程度おいて、その後軟膏(生薬が主成分です)を塗布して終了です。
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他にも、患者さんのご協力もあり、火で熱した針で直接患部をさして治療する方法(火鍼)、
梅花鍼(ばいかしん)を使用する治療、吸い玉で瀉血する方法を見せていただきました。
すごい…すごいです、中医医院。
中医学の素晴らしさを身をもって体感して学んで来ました。
この充実した研修、少しでも皆様のお役に立てるよう、日々精進して参ります。
 
余談1
雲南省、昆明市は海抜1892m。
高地のため、研修に行く1週間ほど前から漢方薬を飲んで体調を整えていました。
そのせいか、おかげさまで体調を崩すこともなく無事に帰ってくることができました。

恐るべし、中医学の知恵、です。

余談2
今回、見たかった植物を見ることが出来ました。それがこちら。
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小さくて黄色いツブツブ、見えますでしょうか。
実はコレ、沙棘(サージ)です。もっと大きな実を想像していましたが、余りの小ささにびっくり。
とても貴重な植物だなあと改めて実感したのでした。

2015/10/31

雲南省へ研修に行ってきました その1

こんにちは、太田です。
気が付けば、10月も間もなく終わろうとしていますね。
私は10月11日から16日まで、中国の雲南省・昆明(こんめい)へ皮膚科の病院へ研修に行ってきました。
少し間が空いてしまいましたが、2回に分けて研修の様子をお伝えしたいと思います。
昆明地図 (600x424)
実は私にとって中国は初めて。
成田空港から上海まで約3時間のフライト、のち、トランジットをして中国国内便で更に約3時間、やっと雲南省の省都である昆明の飛行場に到着しました。
私たちの研修を受け入れてくださったのは雲南省中医医院の皮膚科の先生方。
正門は大通りに面していて、建物の様子は日本の病院とはまた異なった雰囲気です。
この入り口を入ると、煎じ薬などを渡す受付がありました。驚くほど多くの患者さんで賑わっています。
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ここから更に奥に進むと患者さんの待合室があり、その待合室の上部には中国で語り継がれている故事が書かれています。
この様な感じで書かれていると、待っている間に退屈しない上に、何度も来ていると内容を覚えてしまいますね。面白いなあと思います。
下の写真の物語は、当帰にまつわるお話。
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そして皮膚科の病棟がこちら。
入り口は裏通りに面しており、近々新しい病棟へ移転予定とのことでした。
こちらは生薬を煎じる機械が置いてあり、生薬の香りが漂ってきます。
金銭草の香りに似ているような、甘くて懐かしい香り。
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それもそのはず…。運ばれる煎じ薬と大量の生薬…。すごいですね。
あわてて撮ったのでぶれておりますが、雰囲気を感じて頂ければ嬉しいです。
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その2へつづく…。

2015/10/31

雨ばかりの時は、ハトムギスープを

こんにちは、太田です。
今回の台風は9日に温帯低気圧に変わったものの、東京もひどく雨が降ったり止んだり、を繰り返しています。こんな時は身体もスッキリしたいですね。今日はそんな時にお勧めしたいハトムギスープをご紹介します。
すぐにスープを召し上がりたい方は、まずは良く洗ったハトムギを水につけておき、下ゆでしてからスープに入れてください。茹でたハトムギは冷凍保存も可能です。
ずぼらな私は、
良く洗ったハトムギ(一日分約20gが目安)
玉ねぎ丸ごと(小ぶりで火の通り易そうなもの)
出汁・お塩・ローリエを厚手のお鍋に入れて蓋をしてグツグツ。
image1 (20) (225x300)
玉ねぎに火が通ったのを確認し、味を調整しながら適宜お水や出汁を追加して再度加熱、ぐつぐつと言いはじめたら火を止め蓋をして一晩放置。
すると翌朝にはぷっくりと膨らんだハトムギと、芯まで火の通った美味しい玉ねぎスープができあがり。
ハトムギ(薏苡仁)の性質は涼で、胃腸を整え体の余分な水分を出してくれるはたらきが期待できます。
この長雨で、身体がだるい、むくみが気になる方は是非ハトムギをお食事にとりいれてみてはいかがでしょう。
ハトムギを使った、おいしいレシピが出来たら是非教えてください。

2015/09/10

六本木の素敵な3人組による、Kanpo的おしゃべり・バックナンバー

こんにちは。イスクラ薬局六本木店太田です。
六本木店で毎月発行しているお便り、「ぱんだより」では漢方に絡めた「季節の良くある症状」をテーマに、3人の登場人物がおしゃべりをしています。(実はそれぞれにモデルの実在人物がいることはここだけの秘密です。)

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今回は、このおしゃべりの内容をまとめてみましたので、もしよろしければご覧くださいませ。

①みんなが漢方に興味を持ったきっかけは?
②花粉症シーズン到来!
③春のよくある症状
④日焼け止め、飲んでる?
⑥早くも夏バテ?
⑦瘀血って?

 
①みんなが漢方に興味を持ったきっかけは?
2015_ぱんだより_六本木裏01 (2500x1766) (1500x1060)
②花粉症シーズン到来!
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③春のよくある症状
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④日焼け止め、飲んでる?
2015_ぱんだより_六本木裏04 (1500x1060)
⑤身体の除湿?
2015_ぱんだより_六本木裏05 (1500x1060)
⑥早くも夏バテ?
2015_ぱんだより_六本木裏06アウトライン (1500x1060)
⑦瘀血って?
2015_ぱんだより_六本木裏07アウトライン (1500x1060) (2)
 
 

2015/08/08

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売