男性不妊 ~赤ちゃんは二人三脚で授かるもの~ 


今までこのコーナーでは、女性側から見た不妊の原因について書いてきました。一昔前なら、「不妊は女性側に原因」という意識が大半でしたが、現在では不妊で悩んでいるカップルの半数は男性にも問題があると言われています。

しかし、現実は精子の検査や服薬などに非協力的なパートナーがまだまだ多いように思います。現代では環境ホルモンやストレス、不規則な生活や偏食など様々な因子があり、この20年の間に精子量が3分の2に減少、その他運動率の低下、奇形率が上昇傾向にあるといわれています。

不妊の原因

精子は射精されてから、卵子と出会い受精するまでに長い長い旅をします。精子の大きさは1ミクロン(1000分の1ミリ)。卵子にたどり着くまでの実測距離は15cm位 ほどですが、それを成人男性に置き換えると 何と一日で250km~300kmを走る事になるそうです。(東京から名古屋までが約350km)それだけの元気が男性に、精子に無ければ、受精はおぼつきません。

まずは、精液検査を受けましょう。 WHOの基準値は以下の通りです。 (病院によっては独自に基準値を定めているところもあります)

1.一回の射精量・・・2ml

2.精子の数・・・2000万/ml以上

3.運動率・・・50%以上(直進性運動率25%以上)

4.奇形率・・・30%未満

これらの数値以下の場合には受精しづらい状況にあります。 異常が認められた場合には、超音波検査やホルモン検査などをする場合もあります。

 

 

男性不妊:あなたの身体は大丈夫?


体質を下の欄でチェックしてみましょう。

原料不足(血両虚)タイプ


□ 疲れやすい

□ 血・たちくらみがする

□ だるい・無気力

□ 胃もたれしやすい

□ 少食

□ 軟便ぎみ・下痢しやすい

□ 性欲はあるが、持続力がない

□ 舌が淡白舌・歯形がつきやすい

 

◎よく使われるのは

補中丸、心脾顆粒



 

ストレス(肝鬱)タイプ


□ イライラしやすい・怒りっぽい

□ ため息をつきやすい・憂鬱

□ 緊張しやすい

□ 仕事が忙しい

□ 神経質・落ち込みやすい

□ 思い悩む性格

□ 下痢と便秘を繰り返す

□ ゲップやガスがよく出る

□ 不眠・不安感がある

□ インポテンツ(ED)

□ 舌や舌の先が赤い

 

◎よく使われるのは

イスクラ逍遥丸・シベリア人参




 

 

ドロドロ(痰湿)タイプ


□ 脂っこい食べ物・甘い物が大好き

□ お酒をよく飲む

□ 偏食・美食家

□ 太っている

□ 高血症・高コレステロール

□ 軟便ぎみ・下痢しやすい

□舌に苔がベッタリ付いている

□舌に歯形がつきやすい

イスクラ温胆湯・三爽茶




 

血液ドロドロタイプ


□血圧が高い □肩こり

□頭痛もち

□顔色が黒っぽい

□精索静脈瘤(*)がある

□歯茎が暗赤色

□舌が暗紫舌・舌下静脈怒張

□痔がある

*精索静脈瘤

精巣から出てい血管に静脈瘤ができ、

陰嚢の温度が上昇して、造精機能障害をおこす。

冠元顆粒・血府逐瘀丸・水快宝




 




様々なタイプが重複することがあります。 上記のお薬・ハーブティーは代表的なものです。体調・体質によってお薬は変わる事がありますので、薬局でご相談下さい。

体質的に問題がない場合は、益宝(イーパオ)」という食用アリが主成分の健康食品をお勧めします。中国では古くから宮廷料理に食用アリが使われており、 歴代の皇帝達が滋養強壮食として食べてきたという歴史があるそうです。アリにはタンパク質が豊富に含まれ、生殖器の機能向上と精子の運動を活発にさせると言われている亜鉛や マグネシウム、マンガンなど身体に必要な微量元素がバランスよく含まれています。



 

また、最近では”魚鰾(ニベ科の魚の浮き袋)”を使った「海精宝(かいせいほう)」などもよく用いられます。漢方薬「聚精丸」や「五子衍宗丸」、「魚鰾五子丸」に加減を重ね、海の人参と言われる”魚鰾”を中心に、枸杞子、沙苑子、酒黄精、マカの5種類の生薬が配合された健康食品です。魚鰾は中国では不妊などによく用いられています。(中国では中医男科という科が存在します。)



 

 

男性不妊:生活面で気をつけること


● 熱いお風呂に長く浸からない
●パンツはブリーフよりトランクス


精子は熱に弱いので、熱いお風呂に長く浸かったり、風通しの悪いブリーフをはくことによって精巣の温度が上がり、状態が悪くなります。

● お酒・タバコは控えめに

お酒は体に“熱”をこもらせると共に、“湿”を発生させます。タバコ血行を悪くし、“血”状態を引き起こします。“湿熱”“血”は精子の運動を阻害します。お酒・タバコはほどほどに。

● バランスのよい食事を心がける

ご飯を抜く、野菜を食べず肉ばかり食べるなどはダメ!食べた物から身体は作られます。

● 睡眠はきちんと取る(最低6時間)

女性側の性周期にもよりますが、赤ちゃんを授かるチャンスは、年に10回~14回ほどしかありません。パートナーの性周期を把握し、月経期から排卵期までの約2週間は特に気を付けて体調を万全に整えましょう!

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