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この症状って?

胃腸が弱っている時の主な症状を解説!改善方法も

年末年始にごちそうを食べ過ぎてしまい、今も胃腸のコンディションが悪い方も多いかと思います。
この記事では、胃腸が弱っている時の主な症状、そして改善方法について詳しくご紹介します。

ベットの上で胃痛に苦しむ若い女性

胃腸が弱っている時の主な症状


胃腸が弱っている時にあらわれる主な症状を以下にご紹介します。主なものとして、食欲不振、胃もたれ、腹痛、下痢、便秘、吐き気、嘔吐、食事後の消化不良感などがあります。

食欲不振


食欲不振は、食べ物への欲求や関心が低下し、通常よりも少ない量しか食べられない状態を指します。これは胃腸の健康状態が影響しておこる症状であり、食事量の減少により、体重の減少、栄養不足、疲労感や倦怠感が現れることもあります。

食欲不振の原因は消化器官の問題(胃や腸の不調や炎症、消化酵素の不足)、心身のストレスや精神的要因(うつ病、不安など)、そして慢性疾患、がんなどの治療の副作用など様々です。

胃もたれ


胃もたれは、食後に胃の不快感や重苦しい感じ、腹部の膨満感、胸焼けや胃酸の逆流を伴う症状であり、胃腸の健康状態が影響して発生することがあります。食べ物を消化する胃の働きが低下し、消化不良が生じたり、胃の負担が増加したりすることで起こります。

不適切な食事(過剰な量、脂っこいもの辛いもの、胃に負担をかける食材、アルコールの過剰摂取)や胃の機能低下(胃酸の過剰分泌や消化酵素の不足)が主な原因です。

胃もたれは多くの場合、食後に起きる一時的な症状ですが、長期間続く場合や他の症状と併せて現れる場合は、医師に相談して適切な対処法を見つけることが大切です。

腹痛・下痢・便秘


胃腸の不調が原因で、腹部や胃に痛みが生じたり、排便が異常になることがあります。腸内のバランスが崩れることで、下痢や便秘が起こることがあります。

腹痛・胃痛:腹痛・胃痛は、さまざまな要因によって引き起こされます。胃や腸の炎症、消化器官の病気、ストレス、食物アレルギー、食中毒などが原因となります。鋭い痛みや鈍い痛みとして現れ、場所や痛みの程度は個人や原因によって異なります。

下痢:下痢は水っぽい便や頻繁な排便を伴います。食物が適切に消化されずに腸に到達する、感染症や細菌感染、ストレス、食物アレルギー、あるいは消化器官の炎症などが原因です。

便秘:腸の運動が鈍くなり、便が硬くなって排便が困難になります。食生活の変化、水分不足、運動不足、ストレス、消化器官の問題、薬の副作用などが原因となります。

吐き気


吐き気は、胃の不快感や嘔吐の前兆として現れることがあります。消化器官の問題(胃や腸の炎症、消化不良、胃酸の過剰分泌など)、ストレスや不安、妊娠初期などが主な原因です。

嘔吐


嘔吐は、胃の内容物を口から排出する行為です。消化不良、感染症や食中毒、薬の副作用などが主な原因です。

吐き気や嘔吐は、多くの場合一時的な症状ですが、長期間続く場合や他の症状と共に現れる場合は医師の診察を受けることが重要です。

食事後の消化不良感


食事後の消化不良感は、食べた後に胃や腹部に不快感や重苦しさ、胸焼けや胃酸の逆流、腹部の膨満感を感じる症状です。

これは消化器官が食べ物を処理する際に問題が生じている(胃酸の過剰分泌、食事内容(脂っこい食事、消化しにくい食品、食物アレルギーや不耐症など、胃腸が対処できない食べ物)、消化器官の異常(胃や腸の炎症、消化酵素の不足、胃潰瘍、胃腸の運動障害))などによって引き起こされます。

食後の消化不良感は、日常的に食事を摂る際に起こる一時的なものから、胃腸の健康状態に関連したものまでさまざまな要因で引き起こされます。個々の状況に応じて、適切な対処法を見つけるためには、医師のアドバイスが重要です。


胃腸が弱っている時の改善法


以上、胃腸が弱っている時の主な症状についてご紹介しましたが、これらの症状の改善には、それぞれの症状に適した対処法があります。

食欲不振


  • 消化しやすい食事: 小分けにして頻繁に食べることで、胃腸に負担をかけずに栄養を摂取できます。

  • 好きな食べ物を摂る: 食欲不振の時でも、自分が好きな食べ物や飲み物を摂ることで食欲が戻ることがあります。

  • ストレス管理: ストレスや精神的な負荷を減らすことも重要です。リラックスするための方法を見つけることが助けになります。

  • 胃もたれ


  • 食事の量と質の管理: 過剰な食事を避け、消化しやすい食材や脂っこい食べ物を控えることが大切です。

  • 消化を助ける食品: 香りのよい食材、水分代謝を促す食材を意識して摂りましょう。シソ、梅干し、大根、もやしなどがお勧めです。

  • 姿勢の変更: 食事後すぐに横にならず、立ち上がったり座ったりすることで消化を助けることができます。

  • 腹痛・胃痛


  • 軽い食事: 腹痛がある時は、軽い食事や消化しやすい食材を摂取することが良いでしょう。

  • 温かい飲み物や温熱パッド: 冷えによる腹痛には、温かいお茶やスープを摂ることや、お腹に温熱パッドを当てることで緩和されることがあります。

  • ストレス軽減:ストレスによる胃痛にはストレス源をできるだけ避けてリラックスすることが有効です。

  • 刺激の強い食材を避ける:唐辛子、胡椒などの香辛料、ニンニク、ワサビ、コーヒー、アルコール(特に度数の高いもの)など刺激の強いものは控えめにしましょう。

  • 下痢


  • 水分補給: 下痢の時は脱水症状を防ぐために水分を十分に補給することが重要です。さらに、経口補水液を摂ることもお勧めします。

  • 食養生: 脂っこい食べ物や刺激物を避け、消化しやすい食事を摂ることが大切です。朝食は温かく消化の良いものを、昼食は栄養価の高いものを、夕食は胃腸の負担を減らすため量を控えめにしましょう。

  • ストレス管理: ストレスは胃腸にとって大きな負担となります。趣味やおしゃべり、ペットとの触れ合いなどで楽しく過ごす時間を増やしましょう。

  • 適切な運動: 適度な運動を行うことで腸の動きが活発化し、便通を改善することができます。

  • 便秘


  • 規則正しい食生活:お米、野菜、肉、豆、果物などをバランスよく食べましょう。間食を控え、食事時間のリズムを保つことも大切です。

  • 温かい飲み物:朝一番に冷たい水を飲んで排便を促す方法は胃腸に負担をかける恐れがあります。体温に近い温かい飲み物、スープがお勧めです。

  • 生活習慣の改善:睡眠を十分に摂ることが腸の潤いにつながります。又腸を動かすことにつながるため、ストレス発散や適度な運動を心がけましょう。

  • 吐き気・嘔吐


  • 小まめな水分補給: 嘔吐後は脱水を防ぐために水分を少しずつ摂ることが重要です。

  • 休息: 吐き気や嘔吐が起こった場合は、身体を休めることが重要です。

  • 食養生:香りのよい食材、セロリ、ハッカ、シソ、生姜などを積極的に摂るとともに、刺激物や油っこいものの摂取を控え、胃腸を労わりましょう。

  • 食事後の消化不良感


  • 消化しやすい食品の選択: 脂っこい食べ物や消化しにくい食品を避け、消化しやすい食品(野菜、果物、繊維質の豊富な食品)を摂取するように心がけましょう。

  • 適切な量の摂取: 食事を少量ずつ摂ることで、胃にかかる負担を軽減できます。大量の食事を一度に摂るのではなく、時間をかけて食べることが重要です。

  • ゆっくりと食べる: 食事を急いで食べないことが消化を助けます。よく噛んで食事を楽しむことで、食べ物をより良く消化できます。

  • 食後の姿勢: 食後に横にならず、立ったり座ったりすることで消化を促進できます。

  • ストレス管理: ストレスは消化機能に悪影響を与えることがあります。リラックスするための方法やストレスを軽減する活動を取り入れることが重要です。

  • 適度な運動: 適度な運動は胃腸の動きを活発化させ、消化を促進します。ただし、食後に激しい運動を行うのは避けましょう。

  • 消化を助ける食品: 消化を助ける効果があるとされる食品(生姜、ミント、消化酵素を含む食品)を摂取することが有益です。

  • 水分摂取: 食後に十分な水分を摂ることで、消化を助けることができます。


  • 胃腸の弱りや不調は、ライフスタイルの改善や食生活の調整で緩和されることがありますが、それだけで解決できない場合は医師の診断を受けることが重要です。個々の症状や状況に合わせて適切な対処法を見つけるためにも、医師の助言やアドバイスを受けることが理想的です。

    胃腸が弱っている時には


    以上、胃腸が弱っている時の主な症状、改善方法について詳しくご紹介しました。漢方も実はお勧めの胃腸改善対策です。

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    監修
    佐藤薫
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    上海外国語大学留学中に中医薬膳に出会い、帰国後北京中医薬大学日本校に入学。中医薬膳専科で中医薬膳学、中医中薬専攻科で中医学を学ぶ。現在、イスクラ薬局日本橋店での漢方相談のみならず、日本中医食養学会講師、北京中医薬大学日本校で中医中薬専攻科での通訳を務める。体の基礎を作る食事からしっかり指導できる学会認定不妊カウンセラー。

    「食養生は、中医養生法の礎となるものです。漢方同様、お一人お一人の体質体調に合った食養生法をご提案します。」

    *不妊、二人目不妊、子宮筋腫、卵巣嚢腫、月経痛、更年期

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