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この症状って?

唇の乾燥の原因と正しいケア方法・対策!悪化する要因も

唇の乾燥は、多くの人にとって不快な症状ですが、適切なケアと対策を知ることで改善できる可能性があります。この記事では、唇の乾燥についての原因から適切なケア方法、さらには悪化を防ぐための対策について詳しく解説します。乾燥した唇にお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね。

リップクリームを塗る女性

唇の乾燥による症状


唇の乾燥による症状は、様々な不快な症状を引き起こすことがあります。以下に、唇の乾燥によって引き起こされる主な症状を見てみましょう。これらの症状がある場合、唇の乾燥が起こっている可能性があります。

1. 唇の荒れとひび割れ: 唇の皮膚が乾燥し、荒れたりひび割れたりすることがあります。これにより、唇が粗く、見た目が悪化します。乾燥がひどい場合、唇の表面に小さなひび割れが生じることがあります。これは痛みを伴うことがあります。更にひび割れが深くなると出血することもあります。唇が乾燥すると、表面がカサつきやすくなります。唇がゴワゴワとした感触になることがあります。

2. 唇のかゆみ: 乾燥した唇はかゆみを引き起こし、かゆくて我慢できないことがあります。かきむしったり、唇をなめたりすることがかゆみを悪化させます。唇の乾燥がひどいと、痛みを感じることもあります。

3. 唇の炎症: 乾燥により、唇の周りが炎症を起こすことがあります。これにより、唇の周りが赤く腫れたり、痛みを伴ったりすることがあります。乾燥によって唇が荒れ、赤みを帯びることがあります。特に冷たい風や強い紫外線にさらされた場合に顕著です。

4. 唇の出血: ひどい乾燥によって、唇が出血することもあります。出血すると感染症のリスクが高まります。

5. 不快感: 唇の乾燥により、唇がピリピリと痛んだり、違和感を感じたりすることがあります。これは口を開けたり話す際に不快さを伴うことがあります。

6. 唇の色の変化: 乾燥が続くと、唇の本来の色が薄くなることがあり、くすんだ印象を与えることがあります。

唇の乾燥によるこれらの症状は、外部要因や内部要因によって引き起こされます。適切なケアを怠ると、これらの症状が悪化することがあるため、早期の対策が重要です。



唇の乾燥の主な原因


唇の乾燥につながる主な原因について見てみましょう。原因を理解することは、適切な対策を講じる第一歩です。

唇の乾燥は、外的要因と内的要因が組み合わさって引き起こることが多いです。次に、唇の乾燥が悪化する要因についても見ていきましょう。

唇の乾燥の主な外的要因は、外部からの刺激や環境要因によって引き起こされます。以下に、唇の乾燥に影響を与える外的要因を詳しく説明します。

外的要因



1. 気候条件: 気温が低く、湿度が低い寒冷な気候では、空気中の水分が少なくなり、唇が乾燥しやすくなります。乾燥した気候や寒冷地域では、湿度が低くなりがちで、また、風や寒冷な風にさらされることも乾燥の原因となります。
2. 日光: 長時間の日光にさらされることで、唇は乾燥しやすくなります。紫外線から唇を保護することが重要です。太陽光による紫外線は、唇の皮膚を乾燥させ、荒れやひび割れを引き起こすことがあります。特に高山や海岸など、紫外線が強い場所では注意が必要です。

3. 風: 強風や乾燥した風は、唇の表面の水分を奪い、乾燥を引き起こす可能性があります。強風は唇の水分を奪い、乾燥を促進します。特に冷たい風は、唇の保湿を奪いやすいです。

4. 乾燥した室内環境: 暖房やエアコンによって室内の湿度が低下すると、唇が乾燥しやすくなります。特に冷暖房の切り替えが頻繁な季節には注意が必要です。

5. 過度な口唇の摩擦: 唇を無意識になめたり、噛んだりする癖があると、唇の皮膚が傷つき、乾燥が悪化します。

6. 化粧品や口紅: 一部の口紅やリップ製品には、皮膚を乾燥させる成分が含まれていることがあります。長時間使用することで、唇の乾燥を招くことがあります。

7. 過度な洗顔: 過度な洗顔や口の周りの皮膚を粗くこすることで、唇の皮膚が乾燥しやすくなります。

これらの外的要因により、唇の皮膚は乾燥し、荒れたりひび割れたりすることがあります。唇の健康を維持するためには、これらの要因に注意し、適切なケアを行うことが大切です。

内的要因



唇の乾燥の内的要因は、身体内部の状態や健康に関連する要因です。以下に、唇の乾燥に影響を与える主な内的要因を詳しく説明します。



  1. 1. 水分不足: 身体内の水分が不足すると、唇の皮膚も乾燥しやすくなります。水分が不足すると、身体は先に内部の水分を確保しようとし、それが皮膚の乾燥を引き起こすことがあります。

  2. 2. 呼吸: 口呼吸をすることで、唇の周りが乾燥しやすくなります。特に寝ている間に口を開けて呼吸することは、乾燥を助長します。

  3. 3. 唾液の影響: 唾液には消化酵素が含まれており、唇を舐めるなどして長時間唇に触れていることで乾燥を引き起こすことがあります。

  4. 4. 栄養不足: 特にビタミンやミネラルの不足は、唇の健康に影響を与えることがあります。ビタミンBや鉄分の不足は、唇の乾燥やひび割れを引き起こすことがあります。

  5. 5. 体内の炎症: 体内で炎症が起きている場合、唇の皮膚も影響を受けることがあります。特に口唇ヘルペスなどのウイルス感染は、唇の乾燥や発疹を引き起こすことがあります。

  6. 6. 薬物の副作用: 一部の薬物や医薬品は、口唇の乾燥を引き起こす副作用を持つことがあります。薬物治療を受けている場合、その副作用に注意が必要です。

  7. 7. ホルモン変化: ホルモンの変化は、女性に特に影響を与えることがあります。月経周期や妊娠中、更年期などのホルモンの変動が、唇の乾燥を引き起こすことがあります。

  8. 8. ストレス: 長期間のストレスは、身体内部のホルモンバランスを乱し、唇の乾燥を悪化させることがあります。


これらの内的要因が唇の乾燥を引き起こす可能性があるため、身体全体の健康を維持し、適切な栄養を摂取することが大切です。また、特に薬物治療を受けている場合や持病がある場合は、医師の指導の下で対策を立てることが重要です。

唇の乾燥が悪化する要因


唇の乾燥が悪化する要因は、日常の習慣や環境によって異なります。以下に、唇の乾燥が悪化する主な要因をいくつか挙げてみましょう。唇の乾燥が悪化する要因は、外部からの刺激や個人の習慣によって引き起こされることがあります。

  1. 1. 唇をなめる癖: 唇をなめることは一時的には潤いを感じますが、実は唇の水分を奪い、乾燥を悪化させることがあります。又、唇を舐める習慣があると、唇の水分が奪われて乾燥します。唇を舐めることで、唇の表面についている唾液が蒸発し、かえって乾燥を引き起こすことがあります。

  2. 2. 唇の摩擦: 唇をこする癖や、歯で唇をかむ癖があると、唇の皮膚が擦れて乾燥しやすくなります。このような摩擦は、唇の角質層を傷つけ、水分が蒸発しやすくします。

  3. 3. 低品質のリップ製品: 一部のリップ製品には刺激物質が含まれていることがあり、これが唇の乾燥を悪化させる原因になります。

  4. 4. 適切でないリップケア: リップクリームやリップバームを使用しないか、適切でない製品を使用することが乾燥の要因となります。特に、リップ製品にアルコールや香料が含まれている場合、逆に唇を乾燥させることがあります。

  5. 5. 気温や湿度の変化: 乾燥した季節や低湿度の環境では、唇の水分が蒸発しやすくなります。特に暖房の効いた室内での時間が増える冬季には、唇の乾燥が悪化しやすいです。

  6. 6. 長時間の口呼吸: 口を長時間開けて呼吸することで、唇の周りが乾燥しやすくなります。口を開けて寝ることや、慢性的な口呼吸は、唇の水分が蒸発しやすくなり、唇の乾燥を引き起こすことがあります。

  7. 7. 不適切な飲食習慣: 飲酒や辛い食べ物の摂取、塩分の多い食事は、体内の水分バランスを乱し、唇の乾燥を悪化させることがあります。

  8. 8. 日焼け: 唇も日焼けの影響を受けます。紫外線にさらされると、唇の皮膚がダメージを受け、乾燥が進行する可能性があります。


以上、これらの要因が唇の乾燥を悪化させる可能性があるため、唇の健康を維持するためには、リップケア製品の適切な使用、唇の摩擦や舐める癖の改善、適切な保湿、水分補給、紫外線対策などが重要です。また、唇の状態が悪化した場合は、医師や専門家の助言を受けることもおすすめです。




唇の乾燥の正しいケア方法・対策


唇の乾燥を予防し、改善するための正しいケア方法と対策を見ていきましょう。健康で潤いのある唇を保つためには、以下のポイントを実践しましょう。

  • 1. 適切なリップケア製品を選ぶ:唇用のリップクリームやリップバームを選びましょう。製品選びの際には、保湿成分として、ワセリンやシアバターが含まれているリップクリームが効果的です。リップ製品の成分表を確認し、香料やアルコールなどの刺激物質が含まれていないかをチェックしましょう。

  • 2. リップ製品による適切なケア:唇の乾燥を防ぐために、リップクリームを適切に使用しましょう。以下はリップケアのポイントです。

  •  ①日中もこまめに塗り直す: 唇が乾燥しやすい季節や状況では、こまめにリップクリームを塗り直すことが大切です。寝る前のリップケアも忘れずに♡

  •  ②唇の皺にそってゆっくり塗る:唇の表面積の30~40%を占める皺の部分にも保湿成分がよく浸透するように縦塗りしましょう。そしてクリームの油脂部分が体温で溶けて浸透するようにゆっくりと塗りましょう。

  •  ③紫外線対策: 太陽にさらされる場合は、SPFが含まれたリップクリームを選び、唇を紫外線から守りましょう。

  • 3. 適度な水分摂取:十分な水分を摂ることで、全身の皮膚はもちろん唇も潤いを保ちやすくなります。

  • 4. 紫外線対策:唇も紫外線にさらされることがあります。日焼けを防ぐために、紫外線カット効果のあるリップケア製品を利用し、帽子や日傘で唇を守りましょう。

  • 5. 唇をこすらない:唇を無意識にこすったり、なめたりする癖がある場合、意識的に改善しましょう。これらの癖は唇の乾燥を引き起こす原因になります。

  • 6. 食事に注意:ビタミンやミネラルを含む栄養バランスの良い食事を心がけましょう。特にビタミンEやオメガ脂肪酸は、唇の健康に良いとされています。

  • 7. 加湿器を使用:乾燥した季節や、エアコンの利用時には加湿器を使って室内の湿度を保ちましょう。これにより、唇の乾燥を軽減できます。


唇のケアは日常的な習慣に組み込むことが大切です。これらの対策を実践することで、乾燥した唇の問題を軽減し、健康的な唇を保つことができます。また、唇の状態が悪化する場合や、何らかの皮膚トラブルがある場合は、皮膚科医や専門家に相談することをおすすめします。

唇の乾燥でお悩みの方へ


唇の乾燥は、正しいケアと対策を講じることで改善できる問題です。乾燥した唇は不快であり、痛みやかゆみを伴うこともありますが、適切なリップクリームの使用や水分摂取など、日常生活でできる対策がたくさんあります。

唇の乾燥にお悩みの方は、ぜひ上記のケア方法と対策を試してみてください。そして、健康的で潤いのある唇を手に入れましょう。しっかりとしたケアを心がければ、乾燥からくる不快な症状を軽減し、唇の健康を保つことができます。

又、漢方を利用するのも一つの方法です。唇のお悩み、どうぞイスクラ薬局にもお気軽にご相談くださいませ♡まずはメール相談をご希望でしたらお試しプレ相談、ご予約でしたらお電話もしくはご予約フォームから承ります♡
監修
佐藤薫
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上海外国語大学留学中に中医薬膳に出会い、帰国後北京中医薬大学日本校に入学。中医薬膳専科で中医薬膳学、中医中薬専攻科で中医学を学ぶ。現在、イスクラ薬局日本橋店での漢方相談のみならず、日本中医食養学会講師、北京中医薬大学日本校で中医中薬専攻科での通訳を務める。体の基礎を作る食事からしっかり指導できる学会認定不妊カウンセラー。

「食養生は、中医養生法の礎となるものです。漢方同様、お一人お一人の体質体調に合った食養生法をご提案します。」

*不妊、二人目不妊、子宮筋腫、卵巣嚢腫、月経痛、更年期

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