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この症状って?

寒暖差アレルギーの症状を解説!風邪・アレルギー性鼻炎との見分け方も

風邪を引いたわけでもないのに、くしゃみや鼻水が止まらない、という経験はありませんか?

もしかしたらそれは「寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)」かもしれません。この記事では、寒暖差アレルギーの症状、風邪やアレルギー性鼻炎との違いなどについて詳しく解説します。

鼻をかむ女性

寒暖差アレルギーとは?


寒暖差アレルギーとは、気温の急激な変化によって引き起こされる鼻や目のアレルギー反応に似た症状です。この症状は、気温の変化が体内の自律神経に影響を与え、鼻の粘膜にある血管が過剰に反応することで生じます。

一般的な症状には、鼻水、くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみ、喉のかゆみやイガイガ感などが含まれます。

寒暖差アレルギーは個人差があり、人によってより反応が出やすい場合もあります。季節の変化や気候の変動によって症状が悪化することもあります。

寒暖差アレルギーの主な症状


寒暖差アレルギーの主な症状は、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどです。これらの症状は、気温の急激な変化によって鼻の粘膜の自律神経が過剰に反応することで引き起こされます。

鼻水


透明で水様の鼻水が絶えず鼻から出ることがあります。これは粘膜の過剰な分泌によるものです。

鼻づまり


鼻づまりは、鼻の粘膜が腫れたり炎症を起こしたりすることで生じます。これにより、通常よりも鼻の通気が悪くなり、鼻が詰まったり閉じたりする状態です。鼻づまりが続くと、呼吸が困難になることもあります。

くしゃみ


寒暖差によって鼻やのどの粘膜が刺激され、その結果、くしゃみが引き起こされます。

目のかゆみ・充血


鼻炎によって引き起こされる目のかゆみは、鼻腔内の過敏性や炎症によって、鼻の粘膜が刺激されることに関連しています。鼻と目は近接しており、鼻の状態が目に影響を及ぼすことがあるため、血管運動性鼻炎においては鼻の症状だけでなく、目の痒みや充血、涙などが起こることがあります。

喉のかゆみやイガイガ感


血管運動性鼻炎において、喉のかゆみやイガイガ感が起こることがあります。これは、鼻の症状だけでなく、喉や口の周りの粘膜が同様に過剰な反応を示すことによるものです。鼻粘膜が過剰に反応すると、他の粘膜も同様に影響を受けることがあります。

例えば、鼻からの分泌物が喉に流れ込むことや、鼻の炎症が喉に広がることで喉のかゆみやイガイガ感が生じることがあります。また、鼻と喉はつながっており、鼻の状態が喉にも影響を与えることがあります。

頭痛や倦怠感


症状が慢性化すると、頭痛や全身のだるさ、倦怠感を感じることがあります。

鼻炎や鼻づまりによって、鼻腔内の通気が妨げられたり、睡眠の質が低下することがあります。これによって、睡眠不足や酸素不足につながり、頭痛や倦怠感を引き起こす可能性があります。

また、慢性的な鼻炎や症状の持続によりストレスが増し、ストレスが頭痛や倦怠感を引き起こすことも考えられます。さらに、慢性的な症状による精神的な疲労やストレスも、頭痛や倦怠感を誘発する可能性があります。

これらの症状は、個人差があり、特に気候の変化に敏感な人やストレスに弱い人によく見られます。症状が続く場合は、医師の診断を受けて適切な対処法や治療を受けることが重要です。


風邪・アレルギー性鼻炎との見分け方


寒暖差アレルギーは風邪やアレルギー性鼻炎の症状に似ているため、よく間違われることがあります。それぞれの違いについて解説します。

風邪やアレルギー性鼻炎との違い


寒暖差アレルギーと風邪やアレルギー性鼻炎の違いにはいくつかの点があります。

【寒暖差アレルギー】

  • 原因: 寒暖差アレルギーは、鼻の粘膜が血管の過剰な反応を示すことによって引き起こされます。通常、特定の刺激に対して過敏に反応し、鼻づまり、くしゃみ、鼻水、鼻のかゆみなどの症状が生じます。これはアレルギー反応とは異なりますが、特定の刺激に対する反応である点で共通しています。

  • 感染性: 寒暖差アレルギーは感染症ではなく、感染症の特徴である発熱や全身症状は一般的にはありません。

  • 持続性: この状態は、特定の刺激にさらされたときに症状が現れることが多く、長期間続くことがあります。


【風邪】

  • 原因: 風邪は、ウイルス感染によって引き起こされます。通常、風邪は発熱、全身症状(倦怠感、筋肉痛)、喉の痛みなどを伴います。鼻づまり、くしゃみ、鼻水などの鼻の症状も一般的です。

  • 感染性: 風邪は感染症であり、ウイルスが他の人にうつることがあります。通常、風邪の症状は数日から1〜2週間で改善します。
      症状が鼻やのどの問題に限定されている場合、寒暖差アレルギーと風邪を区別するのは難しいことがあります。ただし、風邪は通常、全身的な症状や発熱などを伴うのに対し、寒暖差アレルギーは特定の刺激に対する反応であり、全身的な症状がないことが一般的です。


寒暖差アレルギーとアレルギー性鼻炎は、鼻の症状を伴う類似した状態ですが、その原因や特徴にはいくつかの違いがあります。

【寒暖差アレルギー】

  • 原因: 血管運動性鼻炎は、鼻の粘膜が血管の過剰な反応を示すことによって引き起こされます。特定の刺激に対して過敏に反応し、鼻づまり、くしゃみ、鼻水、鼻のかゆみなどの症状が現れます。これはアレルギー反応ではなく、特定の刺激に反応する状態です。

  • アレルゲン: 血管運動性鼻炎はアレルゲンに対する免疫反応とは関連しておらず、特定の刺激に対してのみ反応することが特徴です。

  • 感染性: 感染性ではなく、感染症に特有の症状(発熱、全身症状)は一般的には現れません。


【アレルギー性鼻炎】:

  • 原因: アレルギー性鼻炎は、アレルゲンに対する免疫反応によって引き起こされます。花粉、ハウスダスト、ペットの毛などのアレルゲンに対する過剰な反応が鼻の粘膜を刺激し、鼻づまり、くしゃみ、鼻水、鼻のかゆみなどの症状が生じます。

  • アレルゲンへの反応: アレルギー性鼻炎は特定のアレルゲンに対する免疫反応が原因であり、通常は特定の季節や環境下で症状が現れます。

  • 感染性: 感染症ではなく、風邪やウイルス感染に伴う全身的な症状は一般的には見られませんが、症状が長期間続くことがあります。


症状が鼻の問題に限定される場合、寒暖差アレルギーとアレルギー性鼻炎を区別するのは難しいことがあります。ただし、特定の季節やアレルゲンに関連する症状がある場合、アレルギー性鼻炎が疑われることがあります。医師の診断を受けることで、適切な治療法を見つけることが重要です。


寒暖差アレルギーの対処法・治し方について


これらの対処法は一般的なものであり、個々の症状や状況によって効果が異なることがあります。症状が持続する場合は、医師の指示に従って適切な対処を行うことが重要です。詳しくは「寒暖差アレルギーの 治し方」の記事をご参照ください

寒暖差アレルギーで悩んでいる方へ


以上、寒暖差アレルギーについて詳しい症状、風邪やアレルギー性鼻炎との区別についてご紹介しました。

寒暖差アレルギーは体質差が大きいので、漢方で体質改善されるのもお勧めの対策です。寒暖差アレルギーのお悩み、どうぞイスクラ薬局にもお気軽にご相談くださいませ♡まずはメール相談をご希望でしたらお試しプレ相談、ご予約でしたらお電話もしくはご予約フォームから承ります
監修
佐藤薫
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上海外国語大学留学中に中医薬膳に出会い、帰国後北京中医薬大学日本校に入学。中医薬膳専科で中医薬膳学、中医中薬専攻科で中医学を学ぶ。現在、イスクラ薬局日本橋店での漢方相談のみならず、日本中医食養学会講師、北京中医薬大学日本校で中医中薬専攻科での通訳を務める。体の基礎を作る食事からしっかり指導できる学会認定不妊カウンセラー。

「食養生は、中医養生法の礎となるものです。漢方同様、お一人お一人の体質体調に合った食養生法をご提案します。」

*不妊、二人目不妊、子宮筋腫、卵巣嚢腫、月経痛、更年期

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