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この症状って?

自律神経が乱れている時の症状って?原因や整える方法も

自律神経が乱れると、身体や精神にさまざまな症状が現れることがあります。ストレスや不規則な生活、運動不足などが原因となり、自律神経のバランスが崩れることがあります。

本記事では、自律神経が乱れている時の主な症状や原因、そして整える方法について解説します。

朝の光を浴びる部屋着を着た体調不調の女性

自律神経が乱れている時の症状


自律神経が乱れていると、身体的な症状と精神的な症状が現れることがあります。

身体的症状


【心臓と循環系】
自律神経の乱れによって、心臓の動悸や不規則な心拍、息切れなどの症状が現れることがあります。また、血圧の上昇や低下も見られる場合があります。これらの症状は、自律神経のバランスが崩れることで、交感神経と副交感神経の働きが不均衡になることによって引き起こされます。

【消化器系】
自律神経の乱れによって、消化器系に関連する症状が現れることがあります。例えば、胃痛、消化不良、便秘、下痢などが挙げられます。自律神経が正常に機能しないと、消化器官の運動や分泌が正常に行われず、これらの症状が現れることがあります。

【頭部と神経系】
頭痛やめまいなどの症状も、自律神経の乱れによって引き起こされることがあります。自律神経の不均衡が脳血流に影響を与え、頭部の不快感やめまいを引き起こすことがあります。

【疲労感と倦怠感】
自律神経の乱れによって、疲労感や倦怠感が現れることがあります。交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、エネルギーの消費と回復がアンバランスになり、疲れやすくなることもあります。また、睡眠の質が低下し、倦怠感が生じることもあります。

これらの身体的な症状は、自律神経の乱れが続くと、日常生活に影響を与える可能性があります。したがって、自律神経のバランスを整えるためには、適切な対策が必要です。

精神的症状


自律神経が乱れていると、身体的な症状と同様に精神的な症状も現れることがあります。以下に、その精神的な症状について詳しく解説します。

【不安や焦燥感】
自律神経のバランスが乱れると、不安や焦燥感が増加することがあります。交感神経が優位になると、身体が常に緊張状態にあるような感覚が生じ、不安感や焦燥感が強まります。

【気分の落ち込みやイライラ】
自律神経の乱れによって、気分の落ち込みやイライラが増加することがあります。ストレスへの過敏さや情緒の不安定さが現れ、小さなことでもイライラしやすくなります。また、気分の落ち込みや抑うつ感も見られる場合があります。

【集中力の低下】
自律神経のバランスが乱れると、集中力の低下が生じることがあります。不安やストレスが頭を占め、思考が散漫になりやすくなります。その結果、仕事や日常生活での作業が難しくなり、集中力が低下することがあります。

【睡眠障害(不眠や過眠)】
自律神経の乱れによって、睡眠障害が生じることがあります。交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、睡眠リズムが乱れ、不眠や過眠が起こることがあります。不規則な生活習慣やストレスが睡眠障害の原因となることが多いです。

これらの精神的な症状は、自律神経のバランスが崩れることで生じるため、日常生活に影響を与える可能性があります。したがって、自律神経の乱れに対する対策は、身体的な症状だけでなく、精神的な症状にも注意を払う必要があります。ストレスの軽減やリラックス法の活用、適切な睡眠環境の整備などが効果的な対策となります。


自律神経が乱れる主な原因


自律神経の乱れの主な原因は様々ですが、以下にその詳細を解説します。

過度なストレスや精神的な負荷


過度なストレスや精神的な負荷は、自律神経のバランスを乱す主な要因の一つです。ストレスが長期間続くと、交感神経が優位になり、心身の緊張状態が持続します。これによって、副交感神経の働きが抑制され、自律神経のバランスが崩れることがあります。

不規則な生活習慣(不規則な食生活や睡眠不足)


不規則な生活習慣も自律神経の乱れを引き起こす要因の一つです。特に不規則な食生活や睡眠不足は、自律神経のバランスを崩しやすくなります。食事のタイミングや栄養バランスが乱れていたり、十分な睡眠を確保できない場合、体内時計やホルモンバランスが乱れ、自律神経の調整機能が低下します。

過度な運動や運動不足


過度な運動や運動不足も自律神経の乱れを招く可能性があります。運動量が過剰である場合、交感神経が過度に刺激され、副交感神経の働きが抑制されます。逆に、運動不足や運動習慣の欠如は、自律神経のバランスを乱し、代謝や循環系の機能が低下することがあります。

加齢やホルモンバランスの変化


加齢に伴うホルモンバランスの変化も、自律神経の乱れの原因の一つとなります。加齢によってホルモン分泌量が減少し、これが自律神経の調整機能に影響を与えることがあります。特に女性の更年期におけるホルモンバランスの変化は、自律神経の乱れを引き起こす要因として注目されています。

社会的背景


自律神経の乱れの原因の一つに、社会的背景があります。社会的なストレスや環境の変化が、自律神経のバランスを乱すことがあります。以下に、その詳細を解説します。

【働き方の変化】
近年、労働環境の変化や働き方の多様化が進んでいます。コロナ禍で始まった在宅勤務、長時間労働や過度な業務負荷、職場の人間関係のストレスなどが、自律神経の乱れを引き起こす要因となります。

【社会的孤立や人間関係の問題】
社会的な孤立や人間関係の問題も、自律神経の乱れを招く要因の一つです。孤独や孤立感は、ストレスや不安感を引き起こし、自律神経のバランスを崩します。また、人間関係のトラブルやストレスフルな状況に置かれることで、交感神経が過度に活性化され、自律神経の調整機能が乱れることがあります。

【経済的負担や生活の不安定さ】
経済的な負担や生活の不安定さも、自律神経の乱れを引き起こす要因となります。低所得や失業、住居や食料の不安定さなどが、ストレスや不安感を引き起こし、自律神経の調整機能を低下させることがあります。特に、経済的な不安定さが長期間続く場合、自律神経のバランスが崩れるリスクが高まります。

【社会的期待や役割のプレッシャー】
社会的な期待や役割のプレッシャーも、自律神経の乱れを引き起こす要因の一つです。家族や職場、社会からの期待や要求に対するストレスが、自律神経のバランスを崩します。特に、自己評価や自己肯定感が低い人や、他人からの承認を求める傾向が強い人は、このような社会的プレッシャーにより自律神経の調整機能が乱れやすくなります。

これらの社会的背景は、自律神経のバランスを乱す要因となります。したがって、個人だけでなく社会全体でのストレス管理やサポートシステムの整備が重要です。

また、個々人が自己管理やリラックス法を積極的に活用することも、自律神経のバランスを整える上で効果的です。


自律神経の乱れを整える方法


自律神経のバランスを整えるためには、以下のような方法が効果的です。

ストレス管理


ストレスは自律神経の乱れの主な原因の一つです。ストレスを軽減するためには、リラックス法やストレス解消の方法を積極的に取り入れることが重要です。深呼吸や瞑想、ヨガなどのリラックス法を実践し、ストレスを和らげることで自律神経のバランスを整えることができます。

健康的な生活習慣の確立


健康的な生活習慣を確立することも、自律神経のバランスを整える上で重要です。定期的な運動やバランスの取れた食事、十分な睡眠を確保することで、自律神経の機能を正常に保つことができます。また、規則正しい生活リズムを整えること自体も、自律神経の調整機能をサポートします。

リラックス法の活用


日常生活でリラックス法を積極的に活用することも、自律神経のバランスを整える上で有効です。入浴やマッサージ、音楽鑑賞など、心身をリラックスさせる方法を取り入れることで、交感神経と副交感神経のバランスを整えることができます。特に、ストレスが溜まりやすい状況でのリラックス法の活用は効果的です。

心理的なアプローチ


心理的なアプローチも自律神経のバランスを整える上で重要です。心理カウンセリングや心理療法を受けることで、ストレスや心理的な負荷に対処し、自律神経の調整機能を改善することができます。また、ポジティブな思考を持つことや感情のコントロールをする習慣づけも、自律神経のバランスを整える上で役立ちます。

朝日を浴びる


朝日を浴びることは、自律神経のバランスを整える上で重要な役割を果たします。朝日には体内時計をリセットする効果があり、規則正しい睡眠リズムを整えることができます。また、朝日に含まれる青色光は脳内のセロトニン分泌を促進し、気分をリフレッシュさせる効果もあります。朝日を浴びるためには、朝早く起きて外に出るよう心がけましょう。

適度な運動


適度な運動は、ストレス解消や自律神経のバランスを整える上で効果的です。運動によって体内のエネルギー消費が促進され、交感神経と副交感神経のバランスが整えられます。また、運動によってエンドルフィンが分泌され、リラックス効果が高まります。適度な運動とは、ウォーキングやジョギング、ヨガなどの軽い運動を指し、無理なく継続できるものを選ぶことが大切です。

漢方薬の服用


漢方薬は、自律神経のバランスを整える効果があります。漢方薬には様々な生薬から構成され、体内のエネルギーの流れを調整し、身体の不調を改善する働きがあります。特に、ストレスや疲労による自律神経の乱れに効果的な漢方薬もあります。ただし、漢方薬の服用には個人差がありますので、専門家の指導を受けながら適切な薬を選ぶことが重要です。

これらの方法を組み合わせて、自律神経のバランスを整えることが大切です。日常生活で取り入れやすい方法から始めて、自分に合った方法を見つけてください。自律神経のバランスが整うことで、健康的な身心の状態を保つことができます。

自律神経の乱れを感じている方へ


以上、自律神経の乱れによって引き起こされる症状、原因、そして自律神経の乱れを整える方法についてご紹介しました。前述したように、漢方には自律神経の乱れを整える効果があります。

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監修
佐藤薫
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上海外国語大学留学中に中医薬膳に出会い、帰国後北京中医薬大学日本校に入学。中医薬膳専科で中医薬膳学、中医中薬専攻科で中医学を学ぶ。現在、イスクラ薬局日本橋店での漢方相談のみならず、日本中医食養学会講師、北京中医薬大学日本校で中医中薬専攻科での通訳を務める。体の基礎を作る食事からしっかり指導できる学会認定不妊カウンセラー。

「食養生は、中医養生法の礎となるものです。漢方同様、お一人お一人の体質体調に合った食養生法をご提案します。」

*不妊、二人目不妊、子宮筋腫、卵巣嚢腫、月経痛、更年期

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