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この症状って?

目の周りが乾燥する原因って?正しいケア方法・対策を解説

お肌が乾燥する季節になりましたね。特に目の周りがカサカサ、皺っぽくなっているのが気になる方も多いことでしょう。

この記事では、目の周りの乾燥による主な症状、原因や対処法、対策についてご紹介いたします。


目元のケアする女性

目の周りの乾燥による主な症状


目の周りの乾燥には、様々な症状が現れます。その中には以下のようなものが含まれます。

  • 赤みと炎症: 乾燥した皮膚は赤みを帯びたり、炎症を起こすことがあります。肌が刺激に過敏に反応するため、赤みやかゆみを伴うこともあります。

  • ヒリヒリ感: 乾燥した目元の皮膚は刺激に敏感であり、洗顔や化粧品の使用後にヒリヒリ感を感じることがあります。

  • 粉吹きやかさつき: 乾燥すると皮膚が粉を吹くように見えたり、かさついたりすることがあります。メイクのノリが悪くなることもあります。

  • しわやたるみ: 乾燥が続くと、皮膚の弾力性が失われ、しわやたるみが目立つようになることがあります。

  • 敏感な反応: 乾燥した目元の皮膚は外部刺激に敏感であり、化粧品や洗顔料に対して過敏な反応を示すことがあります。


目の周りが乾燥する主な原因


目の周りが乾燥する主な原因は以下のようなものが考えられます。

皮脂の不足


目の周りの皮脂分泌量が少ないため、水分を保持するのに必要な皮脂が不足することがあります。これにより、肌の乾燥が進みます。

外部刺激


化粧品、洗顔料、紫外線などの外部刺激が目の周りの皮膚を乾燥させることがあります。特に目元は皮膚が薄くデリケートなため、刺激に弱いです。

環境要因


空気中の乾燥や冷暖房などの乾燥した環境も、目の周りの乾燥の原因になります。

加齢


年齢とともに皮膚の保湿能力が低下し、水分を保持する能力が減少するため、目の周りも乾燥しやすくなります。

これらの原因によって、目の周りの皮膚が乾燥し、症状が現れることがあります。保湿や刺激を避けることなど、適切なケアを行うことが大切です。



目の周りの乾燥の正しいケア方法・対策


目の周りの乾燥を緩和するためのケア方法と対策は次の通りです。

刺激を避ける


目の周りの皮膚は非常にデリケートです。化粧品や洗顔料、クレンジング剤などの中には、目の周りの皮膚を刺激する成分が含まれていることがあります。刺激の強い製品を避け、できるだけ穏やかで目に優しい製品を選ぶようにしましょう。また、メイクを落とす際には、特に目の周りのデリケートな部分に対して優しいメイク落としを使うことが大切です。

保湿を重視する


目元専用の保湿クリームやジェルを使用して、目の周りの皮膚を保湿しましょう。ヒアルロン酸やセラミドが含まれた製品が水分を保持し、肌を柔らかくします。以下詳細ご紹介します。

・専用の目元用保湿クリームを使用する: 目の周りの皮膚は他の部分よりも薄くて敏感です。専用の目元用保湿クリームを選んで使用しましょう。これらのクリームは、より柔らかく、保湿力が高く、刺激の少ない成分で作られています。

・成分をチェックする: 目元用の保湿クリームを選ぶ際に、成分表を注意深くチェックしましょう。グリセリン、ヒアルロン酸、セラミドなどの保湿成分が含まれているものが良いです。また、香料やアルコールなどの刺激成分が含まれていないものを選ぶことも重要です。

・適切な量を使う: 目元用の保湿クリームは少量でも効果があります。指の腹を使って、少量を目の周りに軽くなじませるように塗布しましょう。過剰に使うと、目の周りがべたついたり、クリームが目に入る可能性がありますので注意してください。

・優しくパッティングする: 保湿クリームを塗布する際は、指の腹を使って優しくパッティングするようにしましょう。引っ張ったりこすったりすると、目の周りの皮膚を傷つける可能性があります。

・朝晩のケア: 朝と夜のスキンケアルーティンに保湿を含めることが重要です。朝はメイクの前に、夜は寝る前に保湿クリームを使って目元をケアしましょう。

・水分補給を忘れない: 内側からも保湿するために、水分補給をこまめに行いましょう。1日に適切な量の水を摂取することが、肌全体の健康にもつながります。

日焼け対策


太陽の紫外線は皮膚を乾燥させる原因になります。外出時には紫外線を遮断するためのサングラスや帽子を利用し、日焼け止めを塗ることで保護しましょう。

・サングラスの着用: UVカット効果のあるサングラスを選んで、目の周りの皮膚を紫外線から保護しましょう。大きめのフレームやレンズで、目の周りを十分にカバーするものを選ぶと良いです。

・帽子や日傘の利用: 目元だけでなく顔全体を紫外線から守るために、帽子や日傘を使うことも有効です。特に明るい日差しの強い日や屋外での長時間の滞在時には、これらのアクセサリーを利用して肌を保護しましょう。

・日焼け止めの適切な使用: 目の周りの皮膚も含めて、顔全体に日焼け止めを塗布しましょう。SPF(紫外線B波防止効果)とPA(紫外線A波防止効果)の指数が高いものを選び、肌に優しいタイプの日焼け止めを選択することが大切です。また、目の周りに塗る際には、目に入らないように気をつけながら少量を丁寧に塗布しましょう。

・日光を避ける: 日中の直射日光を避けることも大切です。できるだけ日陰や室内にいるように心がけると、目の周りの皮膚へのダメージを最小限に抑えることができます。

これらの対策を組み合わせることで、目の周りの乾燥だけでなく、日焼けによる肌への影響も軽減することができます。常に紫外線対策を意識し、肌を守ることが大切です。

正しい洗顔


強くこすらず、刺激の少ないクレンジング剤を使用して優しく洗顔します。メイクを落とす際も、ゴシゴシこすらずに軽く拭き取るように心がけましょう。

目の周りの乾燥を避けるために正しい洗顔方法を実践することは重要です。目の周りの皮膚は薄くデリケートなので、適切な洗顔を行うことで乾燥を防ぎ、肌を守ることができます。

以下に、正しい洗顔方法を詳しく説明します。

・穏やかな洗顔料を選ぶ: 目の周りの皮膚を優しく扱うために、刺激の少ない洗顔料を選びましょう。香料や刺激成分が少ない、または無添加の製品を選択すると良いです。泡立ちが少なくても、肌に優しい製品を探してください。

・適温の水を使用する: 洗顔の際には、適温の水を使います。熱すぎる水は皮膚を乾燥させる可能性がありますので、ぬるま湯程度の温度を保つようにしましょう。

・優しく洗う: 洗顔は優しく行いましょう。指の腹を使って、やさしく円を描くように洗顔料を泡立て、顔全体を優しく洗いましょう。目の周りは特にデリケートなので、強くこすったり引っ張ったりしないように注意してください。

・丁寧に洗い流す: 洗顔料が残らないように、十分にすすぎましょう。特に目の周りは洗い残しが起きやすいので、しっかりと洗い流すようにしましょう。すすぎ残しは肌トラブルの原因になることがあります。

・パッティングで水分を残す: 洗顔後、タオルで力を入れずに肌をやさしく押さえるように水分を拭き取ります。完全に乾かさず、水分を残すことで保湿効果を高めることができます。

洗顔は肌を清潔に保つために重要ですが、適切な方法で行うことが肌の健康を維持する鍵となります。デリケートな目の周りの皮膚を傷つけないよう、優しさを忘れずに洗顔を行いましょう。

十分な水分摂取


体内からも水分を補給することが大切です。日常的に十分な水分を摂取し、肌の潤いを保ちましょう。

冷暖房の注意


冬季やエアコンの利用時は、乾燥しやすい環境になります。適度な加湿器の使用や、適切な室温で過ごすようにしましょう。

栄養バランスの良い食事


目の周りの乾燥を防ぐために、栄養バランスの良い食事は重要です。栄養豊富な食品を摂取することで、肌の健康を保ち、乾燥を予防することができます。

・オメガ3脂肪酸を摂取する: オメガ3脂肪酸は肌の健康に良い影響を与えます。青魚(サーモン、マグロ)、チアシード、亜麻仁などの食品から摂取できます。これらの食品をバランスよく食事に取り入れると良いです。

・ビタミンとミネラルを摂る: ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛などの栄養素は、肌の健康維持に重要です。にんじん、さつまいも、オレンジ、アーモンド、ほうれん草など、これらの栄養素を多く含む食品を食べましょう。

・水分を摂取する: 体内の水分バランスを保つことは、肌の健康にも重要です。水分をこまめに摂ることで、肌の保湿をサポートし、乾燥を防ぎます。

・抗酸化物質を摂る: 抗酸化物質は、肌をダメージから守るのに役立ちます。ブルーベリー、イチゴ、トマト、緑茶などの食品には豊富に含まれています。

・肌を潤す食材を摂取する:棗、杏仁、豆乳、はちみつ、白きくらげ、百合根、クワイ、梨、松の実、落花生、山芋などには肌を潤す作用があります。日常の食事に取り入れることをおすすめします。

・バランスの取れた食事: バランスの取れた食事を心がけましょう。新鮮な果物、野菜、全粒穀物、健康な脂肪(ナッツ、オリーブオイル)、良質なタンパク質(魚、鶏肉、豆類)をバランスよく食べることで、栄養をしっかり摂取できます。

食事は肌の健康に大きな影響を与えるため、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。摂取する栄養素に注意を払い、肌に良い影響を与える食品を積極的に取り入れることで、目の周りの乾燥を予防することができます。

これらの対策を組み合わせて実践することで、目の周りの乾燥を和らげ、健康的な肌を維持することができます。ただし、肌質や状態によって効果は異なるため、自分に合ったケア方法を見つけることが大切です。



目の周りの乾燥でお悩みの方へ


以上、目の周りの乾燥の主な症状、原因、対処法についてご紹介しました。肌のバリア機能や保湿機能向上に、漢方を服用するのも実はお勧めの対策です。

目の周りの乾燥のお悩み、どうぞイスクラ薬局にもお気軽にご相談くださいませ♡まずはメール相談をご希望でしたらお試しプレ相談、ご予約でしたらお電話もしくはご予約フォームから承ります♡
監修
佐藤薫
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上海外国語大学留学中に中医薬膳に出会い、帰国後北京中医薬大学日本校に入学。中医薬膳専科で中医薬膳学、中医中薬専攻科で中医学を学ぶ。現在、イスクラ薬局日本橋店での漢方相談のみならず、日本中医食養学会講師、北京中医薬大学日本校で中医中薬専攻科での通訳を務める。体の基礎を作る食事からしっかり指導できる学会認定不妊カウンセラー。

「食養生は、中医養生法の礎となるものです。漢方同様、お一人お一人の体質体調に合った食養生法をご提案します。」

*不妊、二人目不妊、子宮筋腫、卵巣嚢腫、月経痛、更年期

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