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この症状って?

寒暖差アレルギーの治し方・対処法を解説!予防法についても

寒い場所に急に行くとくしゃみと鼻水が止まらない!そんな症状にお心当たりはありませんか?

もしかしたらそれは「寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)」かもしれません。この記事では、寒暖差アレルギーの治し方や効果的な食生活、対策などについて解説します。

鼻をかむ女性 アレルギー

寒暖差アレルギーの症状について


寒暖差アレルギーは、気温の急激な変化によって引き起こされる鼻や目のアレルギー反応に似た症状です。 具体的な症状は個人差がありますが、一般的なものとしては次のようなものがあります。

鼻水、くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみ、喉のかゆみやイガイガ感、頭痛や倦怠感など

寒暖差アレルギーの概要説明と症状について詳しくは寒暖差アレルギーの症状を解説!風邪・アレルギー性鼻炎との見分け方もをご覧ください。


寒暖差アレルギーの治し方・対処法


寒暖差アレルギーの症状を和らげたりコントロールするための対処法はいくつかあります。以下に、一般的な対処法をいくつか挙げてみます。

1.内服薬


  • 抗ヒスタミン薬の使用:アレルギー反応を抑え、くしゃみや鼻水、かゆみなどの症状を軽減します。市販されているものや処方箋が必要なものがあります。長時間作用するものや眠気を引き起こしにくいものも選択肢にあります。市販の抗ヒスタミン薬には、セチリジン(Zyrtec)、ロラタジン(Claritin)、フェキソフェナジン(Allegra)などがあります。

  • 抗アレルギー薬の使用:寒暖差アレルギーの症状を和らげるために、市販されている抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を服用することが効果的です。これらの薬は鼻水、くしゃみ、鼻づまりなどの症状を軽減するのに役立ちます。

  • 2.点鼻薬


    鼻づまりや鼻水を軽減するために、抗ヒスタミン成分や抗炎症作用のあるステロイドの点鼻薬を使うことも有効です。これは鼻粘膜の炎症を抑え、症状を緩和するのに役立ちます。

  • 抗ヒスタミン成分を含む点鼻スプレーの使用:抗ヒスタミン成分は、鼻の粘膜作用としてヒスタミンという化学物質の放出を抑え、くしゃみ、鼻水、かゆみなどの鼻の症状を緩和します。点鼻スプレーは通常、鼻の穴に吹きかける形で使用されます。一般的に、1日繰り返し使用することが推奨されますが、正確な使用頻度や量は医師の指示に従う必要があります。

  • ステロイド成分を含む点鼻スプレーの使用:寒暖差アレルギーの症状を緩和するために、ステロイド成分を含む点鼻スプレーが使用されます。これらのスプレーは、鼻腔に直接吹きかけられ、鼻の粘膜に対して抗炎症作用を発揮します。これにより、鼻づまりや鼻水を軽減し、鼻の粘膜を正常化させることができます。

  • 3.点眼薬


    目のかゆみや充血を軽減するための薬です。鼻炎と関連した目の症状を緩和する効果があります。

    4.その他


  • 環境の急激な変化を避ける:環境の急激な変化を避けることは症状を軽減するために重要です。寒暖差アレルギーの場合、寒冷や温暖な環境に体を急激にさらさないようにすることが役立ちます。

  • 温熱療法: 温かい湿ったタオルを使って鼻を温めることで、鼻づまりや不快感を和らげることができます。

  • 湿度管理:室内の湿度をコントロールすることも症状の軽減に役立ちます。加湿器を使って湿度を保つことで、鼻粘膜を保護し、症状を和らげることができます。

  • 医師の診断と助言:症状が重症化する場合や自己管理が難しい場合は、医師やアレルギー専門家に相談することが大切です。適切な診断と治療法を提案してもらえます。


    寒暖差アレルギーの予防法


    つぎに寒暖差アレルギーの予防法についてご紹介します。予め気を付けて体調を整えることによって、アレルギー反応に似た症状が軽減されることが期待できます。

    生活習慣


  • 睡眠とストレス管理: 十分な睡眠を確保し、ストレスを適切に管理することは免疫機能を向上させるのに役立ちます。ストレスが免疫系に影響を与えることがあり、アレルギー反応を悪化させる可能性があります。

  • 温度調節: 急激な温度変化を避けるために、室内外の温度差が大きい時には適切に身を守り、体調を整えることが重要です。外出時はすぐに羽織れる衣服などを携帯し、こまめに体温調節できるようにしま
    しょう。家の中でも特に一軒家は部屋によって室温の差が大きいので、寒い部屋はあらかじめ暖めておきましょう。

  • 規則正しい生活:自律神経の働きを安定させるため、早寝早起きで規則正しい生活をしましょう。精神的なストレスは自律神経のバランスを乱すため、ストレス解消を心がけましょう。質の良い睡眠をとることも大切です。

  • 食生活


    血管運動性鼻炎の予防や症状のコントロールには、食生活も重要な要素です。以下は食事に関する予防法です。
  • 抗炎症食品:炎症を抑える効果のある食品を摂取することが役立ちます。例えば、オメガ-3脂肪酸を多く含む魚(サーモン、マグロ)、ナッツ類(クルミ、アーモンド)、オリーブオイルなどを積極的に摂取しましょう。

  • ビタミンCとビタミンE:抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEを多く含む食品を摂取することが役立ちます。これには、柑橘類、ベリー類、トマト、ナッツ、種子類などが含まれます。

  • バランスの取れた食事:健康的でバランスの取れた食事を心がけましょう。多くの野菜や果物、良質なタンパク質、健康な脂肪、食物繊維を含む食品を摂取することが重要です。

  • 運動


    適度な運動は免疫機能を高めるのに役立ちます。ただし、運動後の体温変化が急激である場合には、体を冷やさないように注意が必要です。

    寒暖差アレルギーで悩んでいる方へ


    以上、寒暖差アレルギーの治療法、対処法についてご紹介しました。寒暖差アレルギーは体質差の部分が大きいので、漢方で体質改善されるのもお勧めの対策です。

    寒暖差アレルギーのお悩み、どうぞイスクラ薬局にもお気軽にご相談くださいませ♡まずはメール相談をご希望でしたらお試しプレ相談、ご予約でしたらお電話もしくはご予約フォームから承ります♡
    監修
    佐藤薫
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    上海外国語大学留学中に中医薬膳に出会い、帰国後北京中医薬大学日本校に入学。中医薬膳専科で中医薬膳学、中医中薬専攻科で中医学を学ぶ。現在、イスクラ薬局日本橋店での漢方相談のみならず、日本中医食養学会講師、北京中医薬大学日本校で中医中薬専攻科での通訳を務める。体の基礎を作る食事からしっかり指導できる学会認定不妊カウンセラー。

    「食養生は、中医養生法の礎となるものです。漢方同様、お一人お一人の体質体調に合った食養生法をご提案します。」

    *不妊、二人目不妊、子宮筋腫、卵巣嚢腫、月経痛、更年期

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