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秋のトラブル対策!

厳しい残暑も少しずつ和らぎ、陽の差し方や夕暮れ時の風が秋らしくなってきました。

みなさん、夏の疲れやダメージは残っていませんか。

これから迎える秋は、夏とは一変、心と体の休息と調整の時期。
暑さで消耗した体力を補い、胃腸を回復させ、良い睡眠で心を安定させます。

ただ、秋といえば“乾燥”が気になる季節でもあります。
私達の体は枯れ葉のようになっては大変です。

スキンケアや保湿でお肌を潤すことはもちろん、
お体の内側もしっかりと乾燥対策をすることで爽やかな秋を過ごすことができます。

潤いを好み、乾燥を嫌う“肺”

中医学の五臓の中で、秋の乾燥の影響を受けやすい臓は『肺』。
呼吸機能、鼻、皮膚の状態、心の循環機能のサポート、体の防衛力などと関係の深い臓でもあります。
そのため、乾燥のダメージを受けやすい秋には、肺に伴う様々なトラブルが起こりやすくなります。

秋の乾燥トラブル(肺系のトラブルが多い)2012.9.04

呼吸器トラブル
空咳、咽乾咽痛、息切れ、鼻の乾燥、鼻血、風邪をひきやすい

消化器トラブル
ドライマウス(口の渇き)、口のネバつき、口内炎、口臭、舌痛、便秘、胃の不調

皮膚トラブル
ドライスキン(乾燥肌)、老人性皮膚炎、皮膚の痒み、シワ、手指の荒れ

メンタルトラブル 2012.9.01
不眠、夢が多い、更年期不定愁訴、不安感、憂鬱感

その他トラブル
ドライアイ(目の渇き)、疲れ目、髪のぱさつき、寝汗

肺を元気にする“潤い”漢方

◯麦味参顆粒(肺のエネルギー補給・免疫アップに)

◯潤肺糖漿(肺の潤い不足に)

◯八仙丸(肺・肝・腎の潤い不足に)潤い漢方.6種類

◯紅沙棘ホンサージ(消炎、保湿、肌の再生に)

◯百潤露(胃の潤い不足に)

◯西洋人参茶(止渇・清熱・潤い補給に)

◯瑞花露スキンケアシリーズ、セ・サージ(お肌に潤いと整肌力を)

肺が元気になる秘訣は“十分な潤い”と“十分な気(エネルギー)”が備わっていること。

肺が元気に働けば、免疫力も上がり冬に向けての風邪の予防もできます。

お体の外と内、どちらも乾燥が気になるこれからの季節、上記の以外にも乾燥対策の漢方はございます。

体質にあった漢方をお探しでしたら、ぜひお店でご相談ください。

2012/09/25

薬用植物園に行ってきました!

先日、薬局スタッフで、小平市にある東京都薬用植物園に行ってきました。2012.09.03.

植物に詳しいイスクラ産業大野社長もご同行して頂き、
普段何気なく見過ごしている植物や薬草をじっくり観察してきました。

ここでは国の薬務行政の一環として、
薬用植物を集めて栽培し、
試験研究をしています。

漢方薬の原料である生薬もあちこちで栽培されています。

生薬をはじめ、植物はすべて○○科という科で分類されていますが、
様々な特徴があることを大野社長より教えていただきました。

例えば、シソ科の植物。

例えば、生薬では黄 (おうごん:シソ科コガネバナの根)があり、 コガネバナ大
清熱・燥湿・解毒・安胎の働きがあります。

体の中の余分な熱による様々な症状をとります。

シソ科の植物は、身近な食用の植物も多く、
紫蘇をはじめハーブでもおなじみの
バジル、ミント、セージ、ローズマリー、タイム、オレガノなどもこの仲間です。

さて、シソ科植物の主な特徴は・・

① 葉が十字に対についている(十字対生)
② 花弁が唇の形(“ くちびるばな科”と呼ばれたこともあったとか)
③ 茎が丸くない(正方形のものが多い)
④ 雄しべ4本のうち2本が長い(二強雄ずい)今まで何気なく見ていた植物。

ご自宅でガーデニングをされている方は、ぜひもう一度よーく観察してみてください。コガネバナ小

上記の特徴をしっかり捉えていることが確認できると思いますよ。

他にも、マメ科(例えば甘草)、キク科(茵陳蒿)、セリ科(柴胡)、ウコギ科(独活)などなど、
漢方薬に入っている生薬の特徴を色々と学びました。

あなたが普段ご愛用されている漢方薬の生薬もきっとあるはず!少し涼しい季節に訪れてみるのもお勧めです。

東京都薬用植物園 http://www.tokyo-eiken.go.jp/lb_iyaku/plant/

2012/09/20

まだまだ続く残暑対策!

ロンドンオリンピックも終わり、今年の夏は猛暑と睡眠不足、

夏バテなどで体調を崩してしまう人も多かったのではないでしょうか。2012.09.01.

暦の上ではすでに秋ですが、
暑さ対策はまだまだ必要そうです。

夏で消耗したお体のケアをしっかりとすることで、
秋を健康に過ごすことができます。

中医学では、暑邪には、耗気、傷陰という性質があります。
今年の夏のように、沢山汗をかいた後の体は、陰液が消耗しカラカラの状態。

陰液は血液の一部でもあるため、陰液不足から血もネバネバドロドロに。

この状態が続くと、血液が凝固し、
様々な病気の原因となる血栓(血の塊)を作ってしまいます。

冠元顆粒 血栓予防の漢方薬

脳梗塞の発症率は、冬より夏の方が多いとも言われています。

夏の暑さで汗をかき、体内の水分(陰液)が減ることが大きな原因のひとつ。

体内の血液粘度が増し、流れにくくなると、
脳や心臓の血管に血栓が出来ることから脳梗塞が発症します。

中医学では、血が汚れている、ドロドロして流れにくい、
詰まりやすい状態を“ 瘀血(おけつ) ” といいます。

瘀血は体の異常サインで、
瘀血と何らかの関係のある病気は実に400 種類以上にもなるとか。

脳梗塞をはじめ、現代社会で急増している生活習慣病
(高血圧・脂質代謝異常症・糖尿病・肥満・心臓病・ガンなど)
も瘀血によって引き起こされる病気です。

冠元顆粒は、瘀血を取り去る活血化瘀の漢方薬。

もともと、心臓病の特効薬として開発された“ 冠心Ⅱ号方” という処方が元となっています。

強い活血化瘀作用のある丹参や活血力を補強する川芎・芍薬・紅花などからできています。

生活習慣病の改善や予防にはもちろんですが、
女性の生理痛や手足末梢の冷え、肩こりや頭痛、
老化防止など幅広く活用していただきたい漢方薬です。

麦味参顆粒 夏の疲れ・秋の乾燥対策の漢方薬

もともと“ 生脈散(脈を生じる) ” という心肺機能を高める処方の麦味参顆粒。

麦味参顆粒は、心・肺に気を補う人参、体に潤い(陰液)をもたらす麦門冬、
気や汗が必要以上に漏れ出ることを防ぐ五味子の3生薬からできた気陰双補の漢方薬。

さらに、自律神経の乱れを整える、
胃腸の働きを強める働きもありますので、まさに夏バテ後のお体の救世主。

【疲れがなかなか抜けない、だるい、食欲が落ちたまま、汗が止まらない】
などの症状でお困りの方、今からでもぜひお試しください。

また、燥邪が気になり始める秋には、お体全体の乾燥対策に麦味参顆粒を。

心肺機能を高めることは、健康維持にもつながりますので、
ご高齢の方や妊婦さん、成長期のお子様、運動される方など、
ご家族でご服用いただきたい漢方薬です。

冠元顆粒&麦味参顆粒 ダブルの効果

2012.09.02冠元顆粒と麦味参顆粒は、
併用することで更なる効果が期待できます。

主に血に働きかける冠元顆粒と気に働きかける麦味参顆粒。
血栓予防と心肺機能強化には、
活血化瘀・気陰双補両方の力が必要になってきます。

麦味参顆粒には、
血の粘りをとり、
冠元顆粒の活血作用をサポートすることもできます。

夏だけでなく、秋以降も続けることで元気な秋を過ごすことができます。

この時期にオススメの食材

残暑が厳しい日にはスイカやトマト、苦瓜などの食材を。

解暑・止渇の働きがあります。

やや暑さも和らぎ秋の気配を感じたら、梨やレンコン、
白キクラゲ、ハチミツなどの体を潤す食材を摂ると乾燥対策に繋がります。

2012/08/28

夏の風物詩 蝉(せみ)

この新聞が皆様のお手元に届く頃には、
だいぶ鳴き声も落ち着いている頃でしょうか。

ミーンミンミンミン・・・

という特徴的な声がどこからか聞こえてくると、夏が来た!
という実感が強くなる気がします。

さて、蝉の種類ですが、ミンミンゼミ、アブラゼミ、
ツクツクボウシ、クマゼミ、ニイニイゼミ、ヒグラシ・・・など、

日本には約30 種類の蝉が生息しているといわれています。

西日本と東日本、都市部と森林部、山地と低地では種類が異なり、
鳴き方も鳴く時間帯も実にさまざま。

例えば、ミンミンゼミやクマゼミは午前中、アブラゼミやツクツクボウシは午後、
ヒグラシは朝や夕方、ニイニイゼミは早朝から夕暮れに鳴くようです。

蝉は漢方薬の原料としても有名です。
蝉の羽化後の抜け殻(蝉退;せんたい)を使い、
日本ではアブラゼミやクマゼミの抜け殻を使うことが多いようです。

散風熱、透疹、止痒、退翳明目(たいえいめいもく)、解痙の働きがある蝉退は、
消風散という処方に使われています。

主に、蕁麻疹や痒みのある皮膚湿疹、あせもなどの皮膚症状に使う漢方薬。

中医学的には、“ 風邪(ふうじゃ)”に対して使います。

風邪の特徴は、よく動き変化しやすい、症状が急に現れたり急に治まったりすること。

そう言えば蕁麻疹の症状によく似ていますね。

蝉は幼虫期間として一生のほとんどを地下で過ごし、
成虫になって地上生活する期間はほんのわずかです。

短命のイメージがありますが、実は成虫期間が短いだけで、
昆虫の世界では寿命は長い方ともいわれています。

わずかな期間地上に出て、一生懸命に鳴く姿を見る度に今日一日頑張ろう!
という気分になります。

2012/08/27

アトピー性皮膚炎と他の皮膚炎との違いは?

~アトピーの診断基準~
<アトピー素因※を持っている>
①痒み
②湿疹(急性段階と慢性段階で肌の状態は異なる)
③左右対称に湿疹が分布する(額・目の周り・口の周り・口唇・耳の周り首・肘膝の内側・手首・お腹・背中)
④年齢による特徴がある
・乳幼児:頭、首
・幼小児期:首、肘膝の内側2012.08.03.
・思春期、成人期:上半身(頭・顔・首・胸・背中)に症状が出やすい
⑤良くなったり悪くなったりを繰り返す

痒みのある湿疹は沢山ありますが、
アトピーには上記のような特徴があります。

辛い痒みの原因・・お肌バリアが破れているから??

アトピーの痒みの原因の中で、
アレルギーによるものは約3割程度。
多くの痒みは皮膚のバリア機能が壊れたことが原因で起こっています。

急性段階でも慢性段階でも、アトピーの人は敏感肌。

埃やダニなどのアレルゲンだけでなく、
紫外線や風、気温変化、お風呂なども刺激と感じてしまいます。

お肌を守るバリアを作るには、
内臓機能を調節する内面からの改善と保湿クリームなどを使った外側からのスキンケアで皮脂膜を作ることが必要です。

・急性段階の主なお肌状態
・湿熱(ジクジク肌)
・血熱(赤く熱っぽい肌)
・熱毒(化膿などで感染しやすい肌)2012.08.04.

皮膚に過剰なアレルギー反応や炎症が起こっている状態

~まずは火元の消火が最優先!~

中医学では
【清熱利湿・涼血解毒】
の漢方薬で急性症状に対処します。

慢性段階の主なお肌状態
・ドライスキン(ザラザラ肌)
・皮膚の肥厚(ゴワゴワ肌)、色素沈着
・皮むけ・フケ・掻き壊し(カサカサ肌)

皮膚表面に必要な皮脂膜を作る力が不足した状態

~刺激に強い外壁作りで再発防止~

中医学では
【養血祛風・潤燥止痒・健脾補腎】
の漢方薬で慢性症状の緩和と体質改善に努めます。

トラブル肌を美肌に導く食生活養生法
~快眠・快便・腹八分目~

・睡眠:夜11 時までには寝る(お肌の修復ホルモンが出ている時間です!)
・胃腸を整える:胃の不調や便秘はお肌トラブルの原因に。熱の通った物をよく噛んで食べる
・食事:腹八分目・和食中心

*お肌を回復させる食材(お肌のデトックス)

◯葉物野菜(キャベツ・小松菜・ホウレン草・レタス)
◯旬の野菜(今の時季はトマト・キュウリ・ナスなど)
◯きのこ類
◯海藻類
◯豆類、豆乳
◯豚肉・トリのササミ
◯和食
◯ドライフルーツ
◯緑茶、発酵茶

*お肌トラブルを悪化させる食材(摂り過ぎに注意)2012.08.05..
×乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト)
× 卵× 牛肉・羊肉
× 魚介類
× 甘いもの
× 香辛料
× 冷たいもの・なまもの(刺身、生サラダ、アイスクリーム、ビール)
× 脂っこい食品、加工食品

2012/08/02

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運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売